目標達成後、沈黙の45日間。

自力で10万円稼ぐまで北海道を脱出出来ない挑戦を開始後。

ー決意を決めてからの1カ月間。9月末。

誰にも雇われず、見知らぬ土地での挑戦という名の冒険。

あえて自ら挑戦状を自分自信に叩きつけ、遠回りする道を選んだ。

本当に数多くの皆様に支えられ、助けられ、笑いあり、涙あり、奇跡を引き寄せ、様々な出逢いの中で見た小さなヒント達から得たイメージを自分の中に取り込んで、組み合わせ、膨らませ、新たな形としてそれを実行に移し、頭の中で出来上がった物をまた現実に作り出し続けて来た結果。

気が付けば大きな壁に見えた難関も物ともせず、遂に目標を達成する事が出来ました。

問題であった文無し旅人である僕に降りかかった数々の難関。自転車の故障に、高額なパソコンの修理、そして本州へいよいよ渡れる切符となる額、およそ10万円。

その額に達した時の、その達成感と言ったら…

筆舌に尽くしがたい。

やれば出来るんや。

やると決めたら出来るまでやり通す。上手いこといかんのなら、じゃあまた上手く行く方法をまた探す。

諦めない事。それが、やり通すと言う事。

その一心だった。

ありがちな言葉だけど、単純な事とは万物の物事の基礎、根本である。Simple is best.
我武者羅に物事に取り組んでいたら、その真剣な姿勢に、行動に、共鳴し逢えた者達は不思議と手を差し伸べてくれる。熱く胸動かされた人が、また更に動く。

それが時には言霊となり「挑戦」から生まれた最初はほんの小さな小さな僕の中から出てきた希望や勇気と云った見えない「力」は、大きな池に放り投げて落とした石の波紋の如く、どんどん大きくなって、やがて大きな池であれども、いつしかその波紋は自分の力では投げられない距離であるはだった反対側の岸まで轟かせ、静かな波を立てる。

この様な経験を経て、これから先の人生を歩む道の上においての核心に迫る精神を培い、新たな目の内側で見える僕だけの景色、新たな物事に対する姿勢や視点、観点が身に付いた様に感じる。

気が付けば、お金の額以上に価値のある物を手に溢れんばかりに持っていた。
その事に対しては本当に感謝の気持ちで一杯です。

それもこれも、これまでに道端で出逢った数多くの皆様からの刺激が無くては有り得ない事であったと、つくづく思っています。

僕自身で持ち切れない分は誰かに渡したい。僕は自分が持てる分だけでいいのだ。独り占めするより分け合いたい。

一人で食う飯より誰かと食う飯が美味いと思うように。

だから、僕はこれを書いている。
届け。この想い。何処までも。
これがまた、どこまで遠くまで届いてゆくのか。

受け取った人の中で、それがまたどう変化し、どう影響を与えるのか。
その事に想いを馳せる今日この頃。
更新が一時滞り、報告が大変遅れました事をお詫び申し上げます。
今一度、北海道で出会った方々。

大変、有難う御座いました。
有言実行。
目標達成です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして今回の本題。
目標を達成し終えてから沈黙を続けた空白の45日間へと話しを移そう。

お世話になった方々へ出来る限り顔を出してお礼が言える人には直接会いに出向き、あちらこちらに別れの挨拶とお礼をしてから札幌を後にした。

新たなる旅立ちへの状況は整った。
いざ、北海道脱出へと向けて船乗り場を目指す。

札幌から南の海に面する苫小牧までの主要道路である国道36号線は、結果的に北海道滞在中でこれまでに自転車で2往復。車でも何度も(おそらく5回前後往復)通る事になった。

あそこに坂があって、コンビニがあって、スーパーが次にあって、などなど。すでにお馴染みの道となっていた。

夕方フェリーに乗り込み、八戸へ向かう。
船旅の醍醐味である景色を一望することが出来る甲板へと立ち、海の先々に想いを馳せた。

一年間に渡る長き大陸の旅。

大地のメッセージを受け取る魂の旅であった。

その大きさ故に、船痕の先に繋がる北海道の地は南側のごく一部だけの海岸が見えるだけに留まっている。

だが、目を閉じなくとも、あの大地で出逢った数々の笑顔や声、経験、大自然の圧倒的な情景が共々に思い浮かんできた。

西に傾いた太陽は、見たこともない程に巨大で異様な存在感を放ち、オレンジから赤へと地平線に向けて色を鮮やかに撫で、そして沈み行く。
それにしても大きい夕日だ。

そのせいか、最近では寒かった日々なのに暑ささえ感じる。

船の上は優雅に動いていると思っていても時速50km前後にもなる。普通ならば、常に風が吹き荒れて夏でも寒さを感じるのが普通なはず。
あつい?

一瞬の間を置き、はっ!と気付いた時に僕は既にとてつもない恐怖心に包まれていた。突然闇に放り出された様な怖さが頭を支配している。

明らかに異常な光景が目の間にある事に気が付いたからなのだ。ねっとりとした汗が全身を包んでいた。

太陽と北海道の大陸を交互に見比べると、明らかに北海道の大陸よりも太陽の方が遥かに大きさを上回り、空に浮かんでいるのだ。

これは大袈裟ではない。目の前にある景色は明らかに異様だ。その異様な大きさは西の空一面に、北から南に届かんばかりに横に広がっているのだ。

なっ、なんだあの太陽は⁉︎

額から汗が一筋滴った。

次の瞬間、その巨大な太陽は瞬間で移動し、既に半分ほど海へ沈んでいる景色に切り替わっていた。

地平線の向こうでは無い。

実際に海に落ちている。

…‼︎‼︎‼︎

何かを叫ぼうとしたが声にならなかった。

「ジュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ。」

その巨大な太陽は海に浸かりはじめてから、爆発的な蒸発音と共に水蒸気の熱風の嵐を立ち上げていた。

次第に海は血塗られたかの如く太陽と同じ赤に染まって広がり、海の内部の隅々にまでその熱量と光を力を弱める事なく注ぎ続けている。

やがて、船を浮かべる海全体が沸点に達し、激しい波、時に爆発的な力が水面に向けて噴き上がった。
当然、海に浮かぶこの船までもが大きく揺れ始めた。

次々に爆発的な衝撃が船を突き上げ、大地震に匹敵する直感的な揺れを起こし、立つのもままならなくなった。
「な、なんだよこれ!うわっ、わっ

うわぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー‼︎」

「ーーーぁぁ‼︎」

バサッ‼︎
実際声に出たか、出ていないかわからぬまま布団をはね退けて、上半身を飛び起こした。

はぁ、はぁ、はぁ…。
な、なんだ…。夢か…。

地獄絵図を遥かに上回る恐怖の世界から脱し、夢だとわかると激しく脈打っていた胸を撫で下ろした。全身汗まみれだ。

借し出されて着ていたグレーのジャージの長ズボンは着古され所々糸くずが解れていてボロボロ、そして上はグレーの首元がヨレたユニクロのスウェット。どちらも、何人もの人が適当に着て扱われて来たのだろう。

どちらも汗でじっとりと湿っていた。

普段野外の冷んやりした空気の中で寝ていた僕にとっては、長袖長ズボンを着て布団にきっちり収まって室内で寝るには、まだ少し暑い季節だった様だ。

札幌を経つ直前の夜にこれと同じ様な夢を見た。

船に乗り込み青森へと行こうとするが、何故だか降りた瞬間に警察に囲まれて捕まり、結局行けなくなってしまうという夢だった。

今回は暑さと今の僕を取り巻く状況からきた悪夢だったのか。

目が覚めても悪夢の様な状況には変わりはないのだが…。

さっきの叫び声で隣の人を起こさなかっただろうかと心配になり、隣のおじさんを確認する。

加藤茶を顔色悪くさせた感じにそっくりなそのおじさんは、前歯を1秒間に4.5回カチカチと鳴らせて忙しなく寝息をたてていた。
ここに来て3日間、毎日この調子だ。このカチカチ鳴らすのは寝ている時の無意識な癖なのだろう。

どうやら、恐怖の叫び声は出てしまってはいなかった様で熟睡している。

はぁ…。深く、静かに大きく溜息を吐いた。
ぼーっと目の前に視線を移す。

ここは9畳位の広さの空間。

薄暗い中目の前に見えるのは一面に金網。それに幅4cmの鉄板が縦に5つ、横に3つ、合計15つの枠になる様に縦横にと頑丈に補強を施してあり、さらにその向こう側に太くこれまた更に頑丈な鉄格子が21本も所狭しと縦に立ち並び、厳重に厳重を重ねた檻を成していた。

これを壊す事は不可能に近い。

この左右にも同じ空間があり、左から第1号室、第2号室、第3号室。
つまりここは第2号室。左右にも2人づつ入っている様子が伺えた。

そう。ここは警察署の檻の中。
いわゆる、留置所である。

はぁ…トンデモナイ所に来てしまった…。
頭の中で、か細く呟いて俯いた。

札幌最後に見た夢は、正夢だったのだ。

こうして世間から切り離された空白の45日間が始まった。
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携帯の電源も一ヶ月半切っていて、あんなにSNSなどで毎日の様に状況を更新していたのにも関わらず、突然の沈黙状態になり、とある方面では「上鶴。事故で死亡説。」が浮上していたそうですが、大丈夫です。

生きてはいました。

正確には、自由を奪われて死んだ様に生きていました。

何故こんな事になったのか。

軽く書いてしまうと誤解を招きかねないので、順を追ってこれから説明して行く事にする。

一つだけ、コレだけは自信と確信を持ってお伝えしておきます。

人に迷惑をかけるような事は一切しておりません。

ただ、法の一線を一個人として超えた罰であり、中には誤解して不快に思う方も居らっしゃるかもしれませんが、皆様を不快にさせる内容ではないと僕は思っています。

とにかく。あぁなんだ、そんなことで⁇
っと言うような何とでもない事なのです。

その理由も、きっちりとこれから順序立てて正々堂々お話しして行きます。

やましい事は一切ありませんので。

え!何故⁇等々質問等、色々したくなる様な出来事ではありますが、全てこれから正々堂々と伝えて行きますので、これからもご愛読宜しくお願い致します。

自転車で日本一周旅は相変わらず波乱万丈。
一難去ってまた一難。からのまた一難。

予め用意された試練かの如く、乗り超える度に現れる壁の数々。
衰えを知ることなくそれは現れ続ける。

またもや旅は急展開を迎え、今度の舞台は牢屋の中での獄中生活へ⁉︎

一体何処まで行くのだ俺。

次回、旅奮闘記から獄中日記へ

↓現在無事にシャバに帰還!

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