同年代の若者が目指す自給自足の村。『浪漫村 Nijinos​ 〜後編〜』(512〜520日目)

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10月1日(512日目)

北海道 新十津川町 浪漫村 Nijinos。

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今日から少しのあいだこの村に
滞在させてもらう予定だ。

これからの2日間は、
台風が接近し天候が荒れるらしい。

昨日はこの村に到着してすぐに日が暮れたので、
じっくりと見れなかった村の敷地内を散歩して歩いてみた。

昨晩、焚き火をしたブランコがある小屋へ。
IMG_6450アーティスティックな絵で飾られた入り口。

中へ入っても、
様々な絵が無造作に飾られてあった。
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この村にはミュージシャンや、
様々なアーティストなども
口コミによって数多く立ち寄る。

この小屋から見える景色は遠くの山の稜線を
なでらかに見渡すことが出来て、
稲の平野が目線の高さに数十kmと続いている。

視界が開けていてとても気持ちのいい場所。

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しっかりとした重たい木材の椅子は
安定感があり、ゆっくりと動く。

そこに座って
山までの平野を目でなぞる。
自然と静かな気持ちにさせてくれる。

屋根にも登れる様になっていて
これぞまさに”大人の秘密基地”。
少年時代に夢見た基地を
大人になってから作ってみた様な空間だ。

ブランコの小屋を出て、
もう少し村の奥へと歩いて進むと、
小屋がもう一つ見えた。

近づいて見てみると
そこは馬小屋になっていた。

中には馬の姿は見当たらず、
猫が代わりに藁の上で眠っていた。

背伸びして近寄ってきた猫と
じゃれ合ってから馬を探しに向かってみる。

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敷地の一番奥に未舗装の路地があり、
およそ車一台が通れる道を30m歩くと、
拓けた空き地に馬が放牧されていた。

(馬のポンチョ 雄 4才)

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馬は実際に目の前にすると
とても大きい。

足の太ももだけでも、
自分の頭が2つも3つも治ってしまいそうな太さだ。

筋肉が大きい分、やはり力も強い。

凶暴ではないと解っていても、
威圧的な大きさには少し恐怖を覚える。

恐る恐る近寄って、
鼻の頭辺りを撫でてみる。

ポンチョは大きな鼻をおなかに押し付けて、
服や腕を甘噛みし、引っ張ってきた。

口が大きいからか、力が強くさえ感じる。

馬と初めて触れ合ったので、
それがどんな感情を示すものなのかが分からなかった。

”凶暴ではない”とさっき書いたが、
馬についてはまだ何も聞かされていなかった。

触れ合う気は満々で近寄ったが、
馬についての接し方は
今度ミナト君に聞いてみることとして、
村の住居辺りへと引き返した。

せっかくなので、
村に併設されてあるスープカレー屋に
ご飯を食べに向かってみることに。

「奥芝商店 新十津川 豊保景峡店」DSC_0024IMG_6448

海老と鳥のベースから選べる2種類スープ。
今回は名物の海老スープを選んで注文。

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鳥と野菜の海老スープカレー。

辛さも自分で0〜12段階まで選べて、
具材のトッピングも数十種類ある。

海老の味が濃厚で、
よく煮込まれたキャベツや、
新鮮な北海道の野菜の味が引き立つ様に
野菜の素材に寄って煮込んだり、
素揚げにしたりしている手の込んだ一品。

とても美味しかったので、
またチキンのスープも食べに来たいと思う。

スープカレーを堪能して外へ出ると、
ちょうどミナトがトッポとシュウヤを車に乗せて
村を出るところだった。

「お、よしあきおはよう!
これから友達のイスラエル人の所に行くんだけど、
一緒に行く?」

もちろん行く行く!

車に乗り込んで、
イスラエル人が経営するお店へと向かった。

そこは港の奥さんが
アルバイトしている場所でもあるらしい。

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イスラエル人のアビは、
4ヶ月前にこのお店をオープンしたそうだ。

外見は一軒家で、
内装も飾り付けで工夫し、
アットホームな空間になっていた。
IMG_6452IMG_6453そのお店で
美味しいコーヒーでも飲みながら
みんなでリラックス。

お店も台風が接近しているので
お客さんは見当たらなかった。

その帰りに港が持つ畑へと寄った。

一枚の田んぼには、(100m×50m)
8割ほどの大半に蕎麦の実が植えられていたらしく、
苗を刈り取って集められ天日干しにされてあった。
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畑の隅にあるハウスの中には、
ピーマン、大豆、トマト、ナスなどが植えてある

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根野菜には人参と紫色の人参の2種類が育てられている。

今夜辺りに天気は、
台風の暴風域に入るので畑の様子を見にきたそうだ。

農作物は天候に左右され易い。

自然と隣り合わせで共存し、
自然と向き合い、自然と生きる。

本来、
私たちの祖先はこうして自然の中で生活し、
自然の恵みに感謝し生きてきた。

人々の原点である生活スタイルには、
現代の人々が忘れてしまった”沢山の何か”が
隠されてある様に思う。

俺が、私が、アイツが。
一番に、上に、あの人よりも、
誰よりも…。

そんなことは
この村では全くの無関係で。

謙虚に、
何事に対しても尊敬し、
理解を示す姿勢。

和の心がそこにはあった。

村へ帰って
3つ並んだロッジの真ん中。
みんなが集まるリビングである龍の巣へと帰ってきた。
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名前の由来は、
1代目村長のリュウゴの名前から来ているのだろう。

一代目村長リュウゴも、
港と同じく27歳。

この村を引き継いでから初代村長も
自転車で日本一周の旅に出て、
最近それを達成し北海道に帰ってきた。

夕食は
港の奥さんのユイちゃんが作ってくれて
7人みんなで囲んで頂いた。

基本的に決まった金額は
払わなくていい様になっているが、
ガスも水道も食料費もタダではない。

なので、
寄付金箱が設置されており、
みんなの気持ちので
カンパできる仕組みになってあった。

その費用でみんなの日々の食材を賄われる。

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僕は池田さんに頂いた1万円を、
彼らと半分づつにする事にした。

港は、
「それは額が大きすぎるよ。
いいってそんなに。」と断ってきたが、
ここに来なければ池田さんに出会って
これをもらう事もなかった。

だから、半分づつで良いじゃん。
そう言って渡すと、
ようやく快く受け取ってくれた。

夜になるにつれて風と雨が強まり始めた。

今夜は奥の建物に移動することを辞めて
このリビングで寝ることを勧められたので、
そうさせてもらうことにした。


10月2日(513日目)

龍の巣の入り口付近。

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部屋の中にも綺麗に描かれた絵を飾り、
旅人がヒッチハイクに使用した
段ボールのメッセージパネルなどが飾られてある。

この日の天候は
予報通り台風で暴風域に入っていた。

外で吹き荒れる強い風の音に建物に
打ち付ける雨が鳴り響いていた。

一日中その家から出られずに過ごしていた。

パソコンを触ったり、
気分転換に本を読んでみたり。

それぞれにやりたいことをやって、
ゆったりと過ごした一日だった。
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部屋には色々と楽器があり、
ギター、ウクレレ、エレキ、ベース、
シンセサイザー、カホン、ジャンベ、ディジュリドゥ
アサラト、ピアニカ、トランペット…

数多くの楽器が揃えられているので、
音楽好きにはたまらない空間だ。

みんなそれぞれに楽器を手に取り、
吹奏楽部の練習かの様に各々で練習に励む。

村の夜には
いつも音楽が鳴り響いていた。


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10月3〜9日(514〜520日目)

 この村では、
寝床とご飯を世話して頂いている代わりに、
村の作業などを手伝うのが基本。

一番綺麗なロッジは、
ゲストハウスの様なコテージになってあり、
仕事をしたくなくゆっくりしたい人は
宿泊料を払って過ごす事も出来る様になっている。

手伝う村での作業は
その時期によって様々だ。

台風翌日は、
台風の被害があった建物の修理や片付け。
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強風で倒れた倒木を切って
薪に使うために干す作業。
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馬の散歩、調教。
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いよいよ訪れる冬に向けての薪割り。IMG_6483農作業では、
人参や大豆などの収穫。
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蕎麦の実の収穫と脱穀。
IMG_6504IMG_6460

蕎麦の脱穀の作業はとても手がかかる。

まず、畑で干しておいた苗を
地面にシートなどを敷いて叩きつけて
実を振り落とす。

実を振り落としても、
枯れた葉や枝などのゴミがまだ混じっている。
IMG_6462それらを次の工程で昔ながらの
唐箕 (とうみ)と言われる、
風を起して軽いゴミなどを飛ばす事ができる農具で、
蕎麦の実を仕分ける。
IMG_6508IMG_6514

軽いゴミを飛ばすと残るは、
取りこぼしたゴミや重たい小石か土だけになる。

さらに小石や泥を落とす機会にかけて、
最後に水で軽く洗って天日干し。
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これでようやく蕎麦の実を挽いて、
蕎麦粉を作ることが出来る。

さらに蕎麦の麺を作るのは、
それからの段階なのだ。

普段お店で注文して食べている蕎麦は、
こうした何段階にも渡る細かい作業を経て
ようやく食べることが出来る。

そもそも。
昔の人はどうしてこれが
食べられるとわかったんだろうか。

一粒、二粒そのまま食べて見たが、
味も香りも何も感じられない。

どうして昔の人は
これをたくさん集めて粉にして
麺の生地を練り上げてから細く切って食べたら、
”これは美味しい”とわかったのだろうか…?

そんな話しをみんなで話し合ったりして、
自分達なりに自然とそれについて向き合い考える。

冗談言ってふざけたりもしながら、
村での作業の場には笑顔が絶えなかった。

『無理なく楽しく出来る方がいい。』と
いつしか、港が言っていた。

農作物を売るわけでもなく、
自分達で育て、自分達で食べる。

期限も規則も納品も配送も。
何もない。

もし、やらなければ食べられない。

ただ、それだけのこと。

それが『自給自足』の魅力と言えるだろう。

ノルマとなるのは自分にとって必要な事だけ。

必要な事だけを必要な時にする。
それだけで、
必要以上の幸福度を得るのかもしれない。

お金は無いけれど、心が豊かになる。

確立された未来の保証なんて無いけれど、
同じ志を持った仲間達が保証してくれる。

だから、なんとかなる。

彼らの生き様が、
そう物語っているかの様に映った。

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札幌から北におよそ80km。

道央の平野にあるこの村から見える星空は、
天の川がはっきりと目で確認できるほどに
無数に広がっていた。

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下の写真は心霊写真ではなく、
シャッターを30秒開いたままで撮影し、
後から走って映像に映り込んだ為に
影が半透明に写っている。

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次回予告
『今期の旅の終わりは突然に…?!』
『浪漫村Nijinos〜番外編〜』

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