7月19日(70日目)宮島 花火大会 親友

7月19日 (70日目)

池の真ん中に大きな岩があり
鳥居が祀られている公園。
DSC_1020

早朝6時に雨が降って来て
飛び起きた。

4時間睡眠でもう少し眠りたいけど
簡単にしかテントを建てていなくて
本降りになると
確実にびしょ濡れになってしまう。

DSC_1024

すぐさま片付けをしたけども
少しパラついただけだった様だ。

ご飯を作って食べて
弁当も作って出発。
DSC00959走りやすい平坦な道が多い国道。

女子高生が付けた名前かって
言うほどの名前の川を発見。
DSC00960

今日は四国へ入る時に
しまなみ海道で出会った子が
山口県に入ってすぐの岩国に住んでいて
その子達とタイミング次第では
再会出来るかもしれない日だった。
20140522-091824.jpg

四国初日の偶然集まった旅人6人の
野外飲み会が懐かしい。
20140522-092521.jpg

15kmほど走ると宮島が見えて来た。

この土地も
自分にとっても懐かしい土地だ。

6年前にヒッチハイクで沖縄へ行った時に
ここ辺りは通っていて
思い出深い場所が沢山ある。

当時のその日は
広島から福岡まで行きたくて
広島市内からヒッチハイクを開始。

せいじさんと名乗る強面の兄さんと
元カノの女の子と気が合ってしまい
結局、3人で道中にある沢山の観光地を
見て周りながら目的地の福岡まで1発で行けた
奇跡のヒッチハイクストーリー。

その道中に宮島のフェリー乗り場で
揚げもみじまんじゅうを買ってもらった。

その、もみじ饅頭屋さんを
見るだけの為に
フェリー乗り場まで近寄った。

本州側から宮島を伺うと
宮島の岸辺近くに赤い鳥居が見えた。

なぜかこの鳥居を6年前に
近くで見たと思い込んでいたが
その日は船に乗ってないので
見ていない事になる。

あら?あんなに遠くなのに
見た気になっていたみたいだな。

フェリー代はいくらするんだろう?

大人片道180円自転車100円
安い!!

リアカーはどうなんだろう?

乗るつもりは無かったが、
一応フェリー乗り場のスタッフに
値段を聞いてみた。

すると
「日本一周してるんか!
それなら兄ちゃんの意気込みで
普通の自転車の値段でいいよ!
だから、往復で560円だね。
ほら、このボタンじゃ。」

そう言って断るに断りきれなく
流れるように
乗るつもりのない船に乗り込んだ。
DSC_1027

急展開。

予定外の船に乗り込んでしまった。

まぁいいか。

海外旅を控えているいま、
日本旅は当分出来ないから
また見に来る事も出来ないかもしれない。

すぐそこにあるなら
行ってしまった方が
心残りはないってもんだろう。

すぐに気持ちは切り替わり
宮島へ心は向いていた。
DSC_1032DSC_1043

宮島へ上陸して辺りを散策。
DSC00962鹿があちらこちらにいて
物凄い人馴れしていて
何処ででも居て人の持っている物を
隙を見計らって食べられない物でも
何でも持って行ってしまう。
IMG_2923

こら!!と手を挙げるフリをしても
全く動じない。
DSC_1052

ここに来るみんなも
そんな対応をするからそれにすら
馴れている様だった。

完全に人間を舐めきっている。
目も野生の鹿とは何かが違い
やる気がないって感じ。

浜辺で少しタバコを吹かしていると
19才のヒッチハイクで旅をしている子に
声をかけられた。

揚げたてのもみじ饅頭を
差し入れに持って来てくれて
少し海岸で旅について語り合った。
DSC_1050昨日の夜から島に到着しているらしい。

どうも俺が気になるみたいで
一緒に行動しましょうよ!って感じでついて来た。
20140721-095337-35617927.jpg

まだ神社に行っていないので
鳥居まで一緒に向かった。

DSC_1054

潮の状況はちょうどいい水位で
ズボンをめくれば
鳥居をくぐる事が出来た。

記念に一緒に写真を撮った。
名前はあやと

DSC_1058

ここでまた3度目の台湾人に出会った。

DSC_1059

お互い見つけたときは
大はしゃぎだった。

彼とも少し話してから

神社へ行こうと思ったが
300円の入場料が掛かるらしい。

300円と言ったら
自分にとっては
ディナーの鶏肉が買える値段。

迷ったけども
ここまで来て見ずに帰るのも
また悔いが残るだろう。

肉なんか一日くらい、我慢すりゃいいか。
DSC_1065

中へ入ってみた。

厳島神社
DSC_1072DSC_1077DSC_1079奥にはお寺があり
ここへ辿り着いた感謝の気持ちを込めて
覚えているお経を唱えた。

沢山の観光客だらけでだいぶんと
浮いていただろうけども
気にせず頭を真っ白にして大きな声でお経を唱えた。

大願寺

DSC_1089DSC_1094DSC_1097

更に奥へ進むと
少し山に上がった所にもう一ヶ所
お寺があった。

大聖院

DSC_1099DSC_1109本堂の中へ入れたので
正座してお経をここでも唱える。

DSC_1111

四国八十八ヶ所の各ヶ所のお寺が
このお寺に奉納した88個の地蔵があったので
その部屋へ入って
あやとに八十八カ所ヶ所で
自分が感じてきた事を話した。

八十八カ所ってのはね
昔、弘法大師の空海って聞いた事あるでしょ?
あの人が歩いた道なんだけども
俺はこう思うんだよね。

昔は、今のように情報が
世の中に簡単には広げられなかったじゃん?

で、その空海って人は
昔だから道もアスファルトなんか無くって
険しい山道だらけなのに
そこを歩いて旅をして
過酷な状況でお寺を廻ったわけ。

俺たちも旅をして
大切に思う事気付く事ってある訳じゃん?

空海もそりゃ苦労して
旅をしたんだと思うよ。

そうして苦労の中で見えてきた
『悟り』って云われる境地が見えた時に
旅をした土地々々の人々に
自分が感じた事を伝えたんだと思う。

そうして情報が少ない世界だった当時、
空海は尊敬されてその情報源として語り継がれ、
噂は瞬く間に広がって有名になった。

そして
その八十八カ所の旅路の
足跡を辿る者が沢山現れ出した。

今となっては
廻る人の意味合いの形は様々だけどね。

俺が思うにはさ
空海もお坊さんである前に
俺たちと同じ旅人だったんだよ。

だから
旅ってのは大切な事を気付く、悟る、
修行なのかもしれないね。

そう言いながら88個の地蔵の前を
ゆっくり、ゆっくり歩いて話した。

彼にはどう響いたのだろうか。

10日間だけの短期間の旅だったらしいが
自分の53日間の旅で見えた物を
伝えきれただろうか。

空海が起こした行動が
また、人伝いにこうやって伝わる。

弘法大師様でも同じ人間。

経験はもちろん違うが
同じ人に出来ない事はないのかもな。

そう、心の中で想った。

これを今読んでいるあなただ。

その部屋を出て
お寺の一番上に着いた。

DSC_1118

さっきの話しをした矢先の
空海の大師堂があった。
DSC_1115ここでも
大きな声でお経を唱えた。

やがて雷の音が聞こえて
音のする方を見てみると、
遠くの方で土砂降りになっているのが見えた。

風も雨が降る前の風になり
自転車を置きっぱなしにしていたので
猛ダッシュであやとと寺を駆け下りた。

自転車に戻り
屋根のある場所を探して
大急ぎで移動。

屋根の下に入ると
すぐ直後に土砂降りになった。
DSC_1121間一髪、ナイスタイミング!

夕立ちだったので
20分ほどで雨は上がり
また晴れ間が顔を出したので

今度はフェリー乗り場から西側の
来た方とは反対を見に行く事にした。

あやとをリアカーに乗せて2kmほど走った。
20140721-095337-35617477.jpg

海沿いの人が少ない防波堤があった
DSC00963さっき、もみじ饅頭をご馳走になったので
その場で料理を振る舞った。

メニューはジャガイモしかなかったので
有り合わせのジャガ麻婆丼。
IMG_2926浜辺から海で遊ぶ子供を眺めて食事。DSC_1122

宮島の山の山頂に行きたかったけども
それはさすがに断念した。

結構予想外の事ばかりで
楽しめたし、満足だ。

あやともこれから岩国へ行くらしいので
帰りの船も一緒に乗った。

DSC00965DSC0097020140721-095337-35617627.jpg
本土へ戻り
ひとときのアイランドトリップから
帰ってきた。

昔から感じている事だけど
小さな島と言うのはなんだか
時間の流れが違うように感じる。

フェリー乗り場へ降りると
本来見たかった
もみじ饅頭屋が目の前にあった。

DSC00973

あぁーここ、ここ。

6年前のストーリーがあったからこそ
また今日も面白い経験が出来た。

6年前の出来事にサンキュー♪

そして、あやとと別れて
岩国方面を目指した。

雨は夕立ちの様な雨が振ったりやんだり。

本降りになる度に
屋根の下へ駆け込んで
通り過ぎるのを待ちながら徐々に進んだ。

DSC00976

水溜りが空を映し出して
所々、空を走っている様な
気持ちよさを感じた。

やがて山口県の看板が見え
気付くと虹もかかり、何だか良い予感。
IMG_2928そこから少し走ると岩国あたりへ来た。

立ち止まり携帯で地図を確認していると
おじいちゃんに声をかけられた。

「どこから来たんじゃ?」

神戸です!

「そうかい、今日ここで花火大会があるんじゃ
いいタイミングで来たね。
是非見て行くと良いよ。
自転車を止める良い場所があるからついて来なさい。」

そう言って、勝手に案内を始めてくれた。
DSC00980
見るか分からないけど
場所だけ聞いて
先に進もうと思って付いて行く。

おじいちゃんが案内してくれた海岸沿いには、
先頭の特等席の場所取りを
始める人が出始めている。
20140721-093344-34424162.jpg
もう、そろそろ一番前のエリアは
埋まってしまうタイミングだった。

ちょうどいい場所に
自転車を置けるスペースがあったので
そこに自転車を停めた。
DSC_1127

せっかく良い場所をとる事が出来た。
宮島に引き続きこれも導きか?
よし、今日はとことん
導かれるままに導かれてみよう。

そうして
花火大会を見る事になった。

しまなみ海道で出会った美女も連絡すると
母親も連れて花火大会に来てくれる事になった。

暗くなり始める頃に
人は多くなり始めた。

浜辺でただ海を眺めていると

神戸の親友から携帯が鳴った。

親友がこう言う
「今からお前に良い事を発表します。」
なになに?
「今さっき思いついたんやけどな、
お前の所、今から行っったるわいーー!

そう言ってここまで来ると言うのだ。

花火大会には
間に合わないだろうけども
喜んで受け入れた。

夜の予定も決まり今日も絶好調。

時折、声をかけてくる人達と喋った。

地元の中坊と仲良くなり
もらったお菓子などを分けて食べたりしたら
あとからまた戻って来て
中坊に焼きそばを奢ってもらったりもした。

超馴れ馴れしい中坊に
俺のLINE教えたろうか?と
謎に上から目線で言われ
連絡先を交換した。

彼女が出来たら写真送れよ!
なんて言いながら。

辺りも暗くなり
花火のプログラム1〜10までの
天空の花火ショーが始まった。

20140721-093348-34428035.jpg20140721-093346-34426053.jpg20140721-093347-34427010.jpg20140721-093346-34426551.jpg20140721-093347-34427467.jpg

なんと、打ち上げる場所は
ちょうど目の前だった。

ここだけフェンスがあって少し気になったが
体制を変えると見えるので
文句が出るほどではない。

プログラム3番あたりで
しまなみ海道で出会った
ちなつちゃんとお母さんも合流。

もう一人のさきちゃんは
美容師の仕事が終わるのが遅くて
合流できなくて残念でした。

冷えたビールの差し入れを4本に
袋の中にはおつまみとそうめんまで頂いた。

それを飲みながら
最高の花火大会を特等席で眺めた。
20140721-093348-34428757.jpg20140721-093351-34431061.jpg20140721-093349-34429677.jpgプログラムが進むに連れて
花火も豪華になってきた。
20140721-093350-34430140.jpg20140721-093350-34430603.jpg最後の最後の一発には
二尺玉の大きな柳花火で
花火大会を華やかに幕を閉じた。
20140721-093352-34432442.jpg20140721-093351-34431989.jpgその二尺玉が花開いた時
目の前に収まりきれないほどの
火花が降り注ぎ

まるで、宇宙空間に突然放り出されて
天の川の中にでも漂っているかのような
感覚に襲われた。

ちょうど酔いが回ってきた頃だったので
なんだか本当に鳥肌が立つほど
神秘的に感じたのだった。

花火大会も終わり
一気に人は雪崩の様に出口へ向かって
沢山の人はすぐに居なくなってしまった。

そのタイミングで
記念写真を撮り
ちなつちゃん親子も帰って行った。
20140721-093352-34432890.jpg

本当にありがとう。

あなたにしまなみで出会えたからこその
経験出来た事でした。

誰もいなくなった防波堤でぽつんと
貰ったビールを海を見ながら飲んでいたけど
ご飯を食べていなかったので
結構な度合いで酔っぱらってしまった。

寝床を探すのもめんどくせー。

そう思って寝転んでいると

いつのまにか
眠ってしまっていた。

吹き止む事無く吹き続ける風に
身体を冷やしてしまい
寒くて目が覚めた。

どうやら時計を見ると
2時間ほど眠ってしまっていた様だ。

10分ほど前に来ると言っていた
親友から着信があったので
連絡を折り返しした。

もう近くに来ているみたいで
すぐに合流する事が出来た。

およそ二ヶ月半ぶりの再会。

岩国駅近くの飲屋街に向かい
20140721-093353-34433445.jpg
積もる話しを酒のあてに
また、酒を飲んだ。
IMG_2934朝4時まで酒を飲み
車に戻って話していると
親友は眠りに落ちた。

こいつはいつも飲みに出ると
街のどこかに車を停めて
死んだ様なエイリアンみたいな顔をして寝ている。

いつもそうだ。

ふふ、相変わらずだな。
神戸じゃなくても
やっぱりお前は何処でもお前だな。

そう思って
俺も酔い過ぎで意識が朦朧とする中
寝る事にしたのだった。

「7月19日(70日目)宮島 花火大会 親友」への1件のフィードバック

  1. 7.21(月)山口県柳井市で、声を掛けた者です。一緒にいた娘2人も興味を持ったようで、いただいたステッカーから、
    こちらを訪ねました。暑い時期に南国、寒い時期に北国となるのかなと想像しながら、安全と健康を祈っています。
    (海外編も楽しみにして待っています。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。