7月2〜3日(53〜54日目)

7月2日(53日目)

小さな港町の小さな駐車場
朝を迎える。
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最後の食料のジャガイモを
麻婆の素で味付けして
ジャガ麻婆と米をかき込んだ。

今日は四国最南端の室戸岬にある
お寺を目指す。

スタート早々坂を登り初め
港町の集落を抜けて
海岸沿いを上がった。
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やがて畑の所に立ち話をしている
お婆さん3人が見えた。

すれ違う時には
ほとんどの人に挨拶をしている。

挨拶をすると

そのお母さんのうちの一人が
「やっと来たね。
アンタ、今日浜辺で寝とったろ?
何か持たせてあげようと思って
ここで待ってたのよ。」

そう言って
栄養ドリンクを2本と
小玉のキャベツを2つも
持たせてくれた。
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そこの立ち止まった畑のお母さんも
「タマネギもって行くか?」
と言って

大きな採れたてのタマネギを
5つも持たせてくれた。

じゃあ私も、と
もう一人のお母さんは

「この先の通り道に家があるから
寄って行きなさい。」

と言って

家に帰って行った。

そこに向かうと、
キュウリ3本に茄子2本
トマト二つに小さな大量のすもも。

切って冷やしたスイカなどなど
大量にもってきてくれた。

入るかなぁー…?(笑)

とにかく冷たい切ってある
スイカ5分の1玉を
その場でほうばった。

甘くてとてもうまいっ!!

朝から最高のおもてなしを受けた。

皮のギリギリの所は包丁で潰して
ジュースにして最後の最後まで味わった。
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何とか食料は尽きていたので
すべて納める事が出来た。
20140706-005504-3304239.jpgこれは当分食いつなげそうだ。

日々感謝。

そして雨の降り出す中
岬の先を目指した。

20140706-005504-3304750.jpg左の方に伸びる半島を進む。

半島の奥に行くに従って
徐々に標高が高くなっている様で
行きはほとんど登り。

たまに平坦な所もあったけども
20140706-005505-3305255.jpg特に登りが非常に長かった。

ここは必殺プリケツ立ち漕ぎ
使う他ならない。

必殺技を半日続けて使って
ようやく四国最南端、足摺岬へ到着した。

まずはお寺に参拝。
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四国最南端の岬へ向かった。

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四国最南端の岬は険しい切り立った崖。

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振り返ればなでらかに生える緑の山々。

せっかくの四国最南端だし記念写真も。

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四国最南端では蝉がもう大量に鳴いていた。
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ここから次のお寺は80kmほどの距離。

岬をぐるっと来ていない道で
行きたい所だったけども

この先はすごく険しく道が悪いのを
地元の方に教えて貰っていたので
来た道を引き返した。

足摺岬を出てから間もなく雨が降り出した
休憩を挟みつつ徐々に進んで行った。

やがて、半島の向こう側まで大回りして
海岸線沿いに出て走る。

日が暮れるまで進み続けて
暗くなってから次に見つけた
屋根のある場所で寝る事にした。

これまでに来たここ辺りの海岸線は
等間隔に屋根のあるベンチや
個室になったバス停などをよく見かけたので
どうにかなるだろうと思った。

そうしてトイレが横にあって
屋根の下も浸水していない
条件がばっちりな場所を見つけて
そこに決めた。

そこは夜180度見渡しても
一切明かりが見えない。

街頭も無い場所だった。

海の荒い波の音だけが
襲って来るかの様な
音だけが鳴り響いている。

少し不気味で怖いし
孤独感が半端ない場所で

服も濡れていて
身体が冷えきっている。

さむい。

つかれた。

ゆっくりしたい。。。

初のホームシックだ。

どうも雨の日での野外生活は
精神的に追いつめられてしまう。

やりたい事をやっているはずなのに
嫌になるときがある。

それは、自分の思い通りに
ならないからだろう。

でも、そんな辛い時期も乗り越えて
振り返ってみると
良い思い出になる。

旅は壁を乗り越えるのが醍醐味だ。

それがわかっているんだけども
気持ちの収集がつかず
気分はく、疲れきっていた。

もう少しで梅雨が抜ける。
それまでの辛抱だ。

そう思い、その日は寝る事にした。

7月3日(54日目)
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起きても雨は降り続いていた。

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疲れが溜まって来ているので
少しゆっくりしてから出ようと
朝ご飯を食べてからコーヒーを飲んだ。
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どうせ、早く行動しても
ここ最近の道のりは険しい坂が多く
夕方に体力は尽きてしまう。

ここ3日間、アンドレーの家を出てから
根詰めて進んで山道にも関わらず
200km以上も移動している。

そりゃ疲れも溜まるはずだ。

昼頃までゆっくりして出発
20140707-004140-2500107.jpg海岸を少し走り

また恐怖のアップダウンが多い
内陸の方へ道が続いてゆく。
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この日はあまり写真を撮れずに

寡黙(かもく)に走った。

今日は40km先の
お寺には行っておきたい。

雨の日は不思議な事に
誰も話しかけて来ない。

行動が消極的になってしまうのだろうか。

4時半頃に何とか
宿毛市の寺に着く事が出来た。

第三十九番札所 延光寺
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そこから10km道を戻って
次のお寺を目指す。

次の目標地は30kmほど。

少しでも近づいておこうと
進んで行った。

宿毛市街を抜けて
山に入るトンネルが見えた。

トンネルの右手前の歩道を走っていると
リアカーの幅ギリギリに
細くなっている所があった。

行けるだろうと思って行くと脱輪。
車道側へ転倒してしまった。

幸い車が来ていなかったので
左足を少し痛めただけで済んだ。

これからあぁいう道があったら
押して行こう。
ヒヤッとさせられた出来事だった。

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暗くなってからお寺のある宇和郡へ到着。

夜になると雨は上がって
町を少しふらついた。

酒屋の外で作業しているおじさんに
野宿出来るとこはありますか?と
訪ねた。

近くに河原があって
橋の下で何度かお遍路さんが
泊まっているのを見かけた
事があると云う情報をゲットした。

すると、おじさんが

「飯は食ったか?
次の朝でも食えるからもってきな。」

そう言って
店の商品のおにぎりやら惣菜の計3品を
手に持たせてくれた。

河原に向かうと川は増水していて
もう少し水位が上がると
テントを張る様な場所まで水が来そうだ。

地元の散歩している人に
その場所まで水が
来る事はあるのか確かめた。

やはり雨量が多いときはあるのだそうだ。

次の日は晴れの予報で可能性は低いけども
荷物をすぐさままとめて避難など
出来ないので危険と判断した。

仕方なく諦めて
国道沿いの道の駅の隅っこで寝る事にした。

あと16ヶ所。
八十八カ所のゴールは近づく…

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