9月17〜19日いよいよ北海道上陸。函館〜長万部(498〜500日目)


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9月17日(498日目)

僕を乗せた船は朝6:30頃、
北海道函館市に着岸した。

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念願の北海道上陸。

春に兵庫県を北上し始めて夏に来る予定だったが、
もう北国は秋の中盤に差し掛かっていた。

冷たい早朝の風に吹かれて
寝ぼけ眼で自転車に跨り、
ゆっくりと函館市場の朝市を目指した。

4kmばかり離れた市場に到着すると、
活気の良い市場を自転車と共に歩いて散歩。

IMG_6143IMG_6144

市場を歩くと、
店頭に立つおじさんやおばさん達に
片っ端から声をかけられる。

関西人も顔負けなほどの勢いに唖然。

市場の人達に圧倒されながらも、
今までに色んな市場を見てきたが、
その中でも一、二を争う活気の良さだと感じていた。

全てのお店を見てから
食べる場所を決めようとしていたけれども
一つの路地を通り終えることなく、
おばちゃんの半ば強引な感じの上手い口車に乗せられ
断りきれない性格から、
まんまと連れ込まれてお店に押し込められた。

IMG_6145IMG_6146

そこで選んだのは具材が選べる三色丼 1500円。
ウニ、イクラ、ホタテをチョイス。
IMG_6147

海鮮丼ももちろん美味しが、
カニの出汁が効いた味噌汁も
とても美味しい一品だった。

朝ごはんを食べてからは、
自転車と共に行動すると呼び止められる事が多すぎて
観光も出来ないほどなので
どこか適当な場所に自転車を置いてから
単身身軽になって行動を始めた。

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ある程度市場を見て回り、
以前、靴を紛失した時に世話になった福岡の友達、
倉光にホタテを贈ることにした。

他にもお礼をしたい方々は山ほどいるけれども、
彼はホタテが食べたいと言っていたので
ちょうど手頃な良いものがみつかったので
九州に贈ってあげることにしたのだ。

自転車を取りに戻って移動すると、
またまた市場の通りの片っ端から
声をかけられる中を歩いて行った。

IMG_6150 函館の市場を離れ、
今度は五稜郭公園に向かってみた。
IMG_6151IMG_6152公園内を散歩。

ここ五稜郭公園は地図でもわかる様に
敷地は稜堡(りょうほ)と呼ばれる5つの角があり、
星形の五角形となっている。
スクリーンショット 2015-09-29 13.23.59公園の入り口あたりに展望タワーがあるが、
入場料が800円ほどもしたので
節約のためにそこへは上がらなかった。

go_winter1(イメージ写真)

こう園内を散歩してから街を徘徊し
これからどうするかと考える。
IMG_6155

函館と言えば…
市場の他に夜景かな?

では今夜、函館の夜景を見ることにしよう。

夜まではまだ時間があり、
船の中で数時間しか寝ていなかったので
市場近くの公園で昼寝することにした。

夕方4時頃まで寛いでから
また行動開始。

函館山の登山口近くまで行って
ちょうど良い時間から登り始めることにした。

ロープウェイも往復で1200円ほどあるようだが、
標高300mほどの山なら
1時間もかからないで登ることが出来るだろう。

IMG_6156(写真に見えるのが函館山)

登山口から近い函館公園へ向かい、
坂道を登っていると、
自宅の前に立っていたお母さんに声をかけられた。
IMG_6158

「あらまぁ、すごい荷物ね。
どこからだい?ジュースでも持って行きなさい。」

そう言って家の中から
野菜ジュースを4缶もって来て持たせて下さった。

IMG_6159

ありがたく頂き、
お礼を告げてから公園へと向かった。

IMG_6160

日が暮れる直前まで
公園でパソコンを触りながら過ごし、
日没1時間前に登山口へ。

IMG_6162

ゆっくりと森の中を歩き、
山頂の展望台を目指した。

日暮れ前で
誰も歩いていない森の中を歩き続け、
45分ほどで山頂へ到着した。

もう辺りは暗くなり始め、
夜景を見るにはちょうどいい頃だった。

IMG_6165

展望台は中国人や団体の観光客、
カップル達でひしめき合っていた。

IMG_6166

人々のざわめきの中、
一人で函館の夜景を静かに眺める。

横ではカップル達が夜景をバックに
2ショットの写真を撮ろうとイチャイチャしていた。

DSC_0014

とても綺麗な夜景だったが、
「綺麗だね」とか「すごいね」などを言える相手が
そばに居ない事が少し寂しく思えた。

地元の神戸にも夜景はあるが、
函館の夜景は灯りが近い距離に広がっている事が
特徴として挙げられるだろう。

冷たい風も吹いて身体を冷やすので
長く居座るわけにも行かず、
満足行く写真が撮影できると下山することにした。

山の参道には街灯が一切なく、
真っ暗な闇の中を
ヘッドライトの灯りだけを頼りに進んでいった。

暗い中を突き進み、
中盤に差し掛かった頃。

人の声の様な音を聞いた。

…?

…き…気のせいだろう。

気のせいだ。
そうだ。
こんな真っ暗な森の中に人なんて…

もし、
もし万が一
お化けか霊の仕業だったとしても
死にはしないだろう。

そう自分に言い聞かせているが
足元は超早足。

慣れないペースに足元を踏み外して
軽い捻挫になりながらも突き進んだ。

霊を100匹ほど引き連れて
無事に山を降りてきた。

自転車に跨り、
一気に登山口からの下り坂を猛スピードで下り切り、
憑いてきていた100匹ほどの霊も振り切って
平和な函館の街へと戻って行った。

今夜は函館の飲み屋街辺りで
路上販売が出来そうな場所があれば
やってみようと思っていたが、
どうにも良さそうな場所が見当たらなかったので
次の販売地は札幌の街へと託す事にした。

函館から15kmほど北上し、
七飯町の公園まで移動して野宿する事に。

北海道に来て、
ちょっとだけうれしい事。

それは、
北海道のコンビニ。
「セイコーマート」があること。

このコンビニは道内に沢山あるのだが、
何と言っても、麺類の弁当が安い事。
IMG_6170100円と云う安さで、
いろんな種類のパスタや焼きそば、
焼きうどんなどもあるのだ。

小腹が空いた時は
これからお世話になる事だろう。

他にも「ハセガワストア」と云うコンビニがある。
IMG_6172
ここのコンビニは焼き鳥が売りらしく、
店内の中心に焼き鳥を焼く、
焼き場が設けられている。
IMG_6173IMG_617116歳だった11年前。
ヒッチハイクで乗せてもらったお姉さんに、
「ここのコンビニの焼き鳥弁当が結構おいしいのよ」
と言って焼き鳥弁当をご馳走してもらった記憶が蘇る。

懐かしい焼き鳥弁当は、
また後日食べる事にしよう。

今日は一先ず公園に行って就寝だ。


9月18日(499日目)

IMG_6174

雨が降る予報だったので
ちょうど公園内にあった建物の軒下で
マットを敷き寝袋だけで眠っていた。

起きてから雨が降り始め、
出発を躊躇っていた。

公園のトイレや更衣室がある建物の中のベンチで
ブログを更新しながら空の様子を伺っていた。

天気予報もずっと雨の予報だったので、
仕方なく昼過ぎに雨の中を出発した。

IMG_6175

今日はまず、
ちょっとした山道を越えて行かなければならない。

スクリーンショット 2015-09-29 14.49.07のコピー

雨に打たれながら山を越え、
右手に大沼と呼ばれる池を見て森方面に抜ける。

靴を濡らしたくなくて、
仕方なく下駄でペダルを漕ぎ、
ポンチョなどの雨具を着ていたが、
下から跳ねる水で衣服は濡れてしまった。

やがて冷たい雨に手足が冷やされ、
痺れてきはじめた。

痺れが酷くなってきたので、
やっと見えてきた道の駅で休憩をする事に。

IMG_6181

道の駅「YOU・遊・森」

到着してから気がついたが、
ここも11年前に来た事がある場所だった。

昨晩の話で出て来た焼き鳥弁当を
教えてくれたお姉さんに降ろしてもらい、
またここでヒッチハイクしたんだっけな。

その次に乗せてくれた車は、
珍しく大型のバスだったなぁ。
運転手とバスガイドのお姉さんだけで、
乗客を降ろした帰りだったんだっけ。

また初めて北海道に来た時の思い出が蘇り、
久々に思い出された昔の記憶に浸っていた。

濡れた体は、
運動が止まってからさらに冷たくなり、
再び温める事が出来ないほどの外気温だった。

自然と身体は震え上がり、
また雨に打たれて進む事は
とてもじゃないが出来そうにない。

とにかく、
身体の冷えをなんとかする為に
濡れた半袖半ズボンを
トイレで乾いた衣服に着替え、
上着を羽織って靴に履き替えた。

幾らかマシになったものの、
それでもブルブル震えは止まらない。

それを見てか、
暖かい飲み物を差し入れて下さる親子が現れた。

あの時の暖かいお茶はとても助けになった。
服の中に入れてカイロの様に使うと、
痺れていた冷たい手を温める事が出来た。

あの時の親子の方。
本当にどうもありがとうございました。
おかげで寒さを凌ぐ事が出来ました。

こう云う辛い時ほど他人の親切が身に染みる。

普段はそうじゃないのかと言われればそれも違うが、
心の深いところの暖かさ見たいな物だけは、
買ったり作ったりする事が出来ないもの。

それを見返りを求める事なく出来る方も素晴らしいし、
こうしてそれを受け取れる事もありがたい。

とても恵まれた状況に居る事に感謝。

この日は20km程しか進めていないけれど
その道の駅で移動を中止する事にした。


9月19日(500日目に突入

IMG_6180

道の駅の軒下で起床。

道の駅を出て海沿いを北上。
天気は曇りだが雨は降っていなかった。
IMG_6182IMG_6184北海道らしい真っ直ぐな道。

この日、80kmほどを快調に飛ばしたが、
40km地点の八雲町までスーパーも何も見当たらなかった。

さすが北海道。

ちょっと本州とは店のある間隔が違う。

一つの町が点々と離れているので
北海道の田舎では食材の調達は
こまめにしておいたほうが良さそうだ。

看板には「倶知安93km」と表示されている。

IMG_6185

倶知安は冬に滞在する予定のニセコ町の隣の町だ。
93kmだと2日もあればそこへ行く事が出来るが、
まだ今期の旅を終えるには早い。

資金も底を尽きそうなので、
札幌で路上販売を行って資金を増やしておきたい事もあるし、
札幌でもし友達が出来ればニセコでの冬が
もっと面白くなる様な事もあるかもしれない。

倶知安に行って
去年仲が良くなった人たちにも会いたいのも山々だけれど、
もう少し、旅を続けよう。

そうして長万部町へ。

すると、
今年の春に冬季のニセコの仕事を終えて
ヒッチハイクで神戸に帰る時に、
さとしと池ちゃんに見送ってもらった場所が見えてきた。

IMG_6186

ヒッチハイクで神戸に行ってから、
今度は自力で帰ってきたこの場所。

たった4ヶ月か5ヶ月前の事だけれど、
ここまでの道程で起こった数々の出来事が、
遠い昔の様に感じさせた。

その場所を通り過ぎると、
雨が降ってきた。

昨日の寒さに襲われたトラウマが過る。
濡れる事を避ける為に丁度近くにあったコンビニで雨宿りをした。

IMG_6187

コンビニで地図を確認すると、
これから山道にさしかかるので、
今夜はこの辺りを寝床とした方が良さそうだ。

先ほどの春に立っていた場所の近くに
バス停の小屋があったのでそこで一泊する事に決め、
雨が収まるのを待った。

雨が収まってからバス停小屋に移動。
IMG_6188北海道では、
こうしたバス停が小屋になっている所が殆ど。
寒い冬などにバスを待つ為に小屋が必要なのだろう。

中も広々としていて、
とても快適に過ごす事が出来そうだ。
IMG_6189

この日は、
夕方早くから眠気に襲われ、
そのバス小屋で横になっていると
夜9時まで眠りに落ちてしまっていた。

夜に目覚め、
晩御飯を作って食べ、翌日の弁当を作り
また眠るのだった。


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9月15〜16日青森市へ再び、そして。(496〜497日目)

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まいど!
更新遅れていますが。
ま、毎回の事ですが…
お付き合いをよろしくお願いします。

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9月15日(496日目)

 青森県弘前市
ノムの友達、山田君の家で起床。

朝方に山田くんが
テント勉強から帰ってきた音で目が覚めた。

今日はいよいよ再びこの家を出て旅路へ戻る日だ。

山田君は朝からテキパキと用意を済ませると
また家を出て行った。

ノムと二人で世話になったと挨拶をして
彼を見送る。

お礼の気持ちとして、
掃除機などをかけて彼の部屋を掃除してから
山田君の家を出た。

山田君の家から少し走ると、
お互いに違う道へと進む分岐点へと差し掛かった。
IMG_6115ここから先は、
またお互の旅が待っている。

また、必ずどこかで会おう。

「まぁすぐにまた会う事になるだろうけどね。」

はは、それもそうだな。

ノムは来年の夏頃には東京へ帰り、
日本一周を達成しているそうだ。
その時また彼が働くBarに顔を出すつもり。

お互いの旅の健闘を祈って抱き合い、
しばしの別れの挨拶をした。

じゃあなノム!
この6日間。おもろかったわー!
じゃあ、また!!

IMG_6116

そうしてお互いに走り出した。

ノムと過ごした6日間は、
またこの旅のかけがえのない
大切な思い出となった。

同じようにリアカーを牽き、
色んな街へ繰り出しては路上で数多くの人と接し、
これから先の道を走る資金を受け取る。

そうしたタスキの様な心の籠った頂き物が
繋いだ二人の縁。

ノムと出会ってきた数多くの人々。
僕に出会った数多くの方々が、
またこうして素晴らしい縁を繋いでくれているのだ。

あの人に合わなかったら、
あの人に声をかけられなかったら…
そんな旅の運命を変えた方々の顔が日々目に浮かぶ。

同じように生活し過ごしている同志と
日々色々と熱く語り合い、共に行動したこの経験は、
何事にも変えられ無い宝物となった。

また彼ともいずれ出会うことになるだろう。

もしかすると、
ノムは今期に出来るだけ南下を続け、
冬季の間を大きな自転車を置かせてもらえる場所を
見つけることが出来たら、
「もしかするとニセコに働きに来るかもしれない」
と言っていた。

どうなるかはわからないが、
彼の今後の行動に期待。

ノムと雨に打たれながら走った思い出多き道を
ゆっくりと進む。
IMG_6117

あのコンビニでも寒い寒いと言いながら
カップラーメンでも食べて体を温め
ノムと休憩したなぁ、、
そんな事を思い出しながら走る。

今日は前とは打って変わって、
いい天気だ。

反対側を見ると、
平野の真ん中に岩木山が悠然と空に突き上げ
聳え立っている。

IMG_6118

火山活動により出来た山で、
地図で見るとそれが良く分かる。
(地図 左下)
スクリーンショット 2015-09-25 12.12.37

岩木山も登ってみたいなぁ…

そう思いながらも、
今日は予定があった。

それは…

IMG_5983

エステープラン。

ここは以前、
青森市へ入る日にお世話になった場所だ。

ステッカー代だと渡された封筒の中を見ると、
かなりの高額が入っていたので
何かお返しでも出来ない物かと思っていた。

弘前市から青森市へ戻る道中でその会社までの道は
少しだけ遠回りをすると行ける距離だった。

せっかくなので何か出来ないかと考えて、
今まで撮って来た写真の中から
お気に入りの写真を5枚ほど選んで
お返しする為に届けに向かう事にした。

社長さんは出かけていて不在だったが
以前呼び止めてくれたお姉さんが居たので、
この前のお礼です。と言って
封筒に入った写真を渡すと大変喜んで頂いた様だった。

出来る限りの事は、
やりたいと感じた時に行動する。

今までの道のりで
あぁしてたらよかったな。
こうしてたらよかったなぁ…。
そんな事も少なからずある。

出来るだけそんな悔いは残さない様にと、
日々の道を進んでいきたいと思う。

その判断が、その一瞬が。

『常にこれから先の自分の旅路』を
決める事に繋がるのだから。

それからまた峠を越えて
青森市へと向かったのだった。

夕方頃にやっと青森市へと戻って来た。

なんとなくここからは
来た道ではなく、
通った事のない海沿いの道を進む事に。

IMG_6121

そうすると…
通った事がないと思っていた道だったが、
記憶にある道だった。

それは今年の5月頃の春に
北海道からの仕事を終えてから、
ヒッチハイクで神戸に帰る時だった。

夜中に青森に到着して
途方に暮れてヒッチハイクしながら歩いていた道。
奇跡的に車が止まってくれた場所。

乗せてくれたお兄さんは何をしているんだろうか。
IMG_3203

それらが目に入ると
あの時の記憶が瞬時に蘇った。

あれから4ヶ月。

またここまで来たんだな…。

よくよく考えると、
おそらく11年前の16歳の頃も
この道を歩いたはずだ。

あの頃から10年以上も経つと、
街の景色は変わり
店も増えて道も綺麗になっていた。

昔は何もなく、
青森って何もないんだなぁ…。
なんて思いながら歩いていたのに。

11年前の記憶が薄れていく様で
少し寂しささえも覚えたのだった。

その道を海辺に突き当たると
フェリー乗り場が見えて、
そこを右折し市内へ。

空が綺麗な色に染まり始める頃に
青森ベイブリッジを越えて繁華街へ。
IMG_6123その橋の真ん中で、
大きなバックパックを背負った若い旅人が
興味津々にこっちを見ていた。

お互いにお辞儀をして
通り過ぎた。

後にその子とは街で再会する事になった。

街中に戻って、
ノムや緑の旅人かわちり君と出会った場所に帰ってきた。
閉鎖した真っ暗なグランドホテルの前は静かで
物寂しげな雰囲気を放っていた。

数日前までみんなと色々話していた残像が
遠い昔の様に感じる。

またそこで、一からの出会いの始まり。

IMG_6125

今日からまた一人寂しく店を開き、
路上に座り込む。

連日旅人が居たからか、
街の人の反応は薄い。

あれ…こんな感じだったっけかなぁ…
そんな事を考えていると、
先ほどの大きなバックパックを背負った子が
近寄ってきた。

あれ?さっき橋で会ったね!

「はい、そうです!
すごい自転車だったんで気になっていたんですよ。」

そんな会話から、
少しのあいだ彼と話をした。

総一郎君 22歳

島根県からヒッチハイクで
日本最北端を目指しているらしい。

寝袋しか持っていないので、
普段寝る時は人の家のインターホンを鳴らし、
車庫などで寝かせてくれないかと交渉しているみたいだ。

なかなか勇気のいる行動だ…。

自分も昔は寝袋だけでヒッチハイクで旅をしたが
それはさすがに出来なかった。

今夜はどこに寝るのか聞くと、
やはりまだ決まっていないらしい。

じゃあ自分が持っているテントは
2人は寝られるほど大きな物だから
今夜は俺のテントで寝たらいいよと言って
彼を泊めてあげる事にした。

まだ路上販売を始めて間もなかったので
終わった頃に連絡をすると約束し、
連絡先を交換。

それから2時間ほど路上販売を行うと、
風が強くなって来て
写真が飛ばされるほど吹いてきたので
予定よりも早く販売を終了。

荷物をまとめて、
総一郎君に連絡を取ろうかと思っていた頃に
彼がちょうど近くに来ていた。

ご飯食べた?

「いや、夕方頃に少ししか食べていません。」

そうか、じゃあ何か作ってあげるよ。
でも青森市は何故だかスーパーがないんだよな、、
だから野菜を売っているコンビニを探そう。

そうして、
夜ご飯を作る食材を探すために
彼をリアカーに乗せて3〜4件コンビニを周った。
IMG_6126ようやく野菜を売っているコンビニを見つけて
卵、納豆、豆腐、もやしを購入。

後は人蔘とジャガイモくらいなら
リアカーに積んであるので大丈夫。
野菜炒めくらいなら作られるだろう。

そう思っていたが、
そのコンビニの隣は青森市に到着した初日に見つけた
安い海鮮居酒屋の横だった。
IMG_5991

総一郎君はまだ青森の料理を
ホタテくらいしか食べていないらしく、
ここ、結構安いけど一杯酒でも飲みながら
海鮮でも食う??ウニとか390円だぜ ?!と誘うと
「それいいですね〜!
出来れば僕は各地の美味しい物を食べながら
廻りたかったんです!」と言ってノッてきた。

よし、じゃあ晩飯はここで、
買った食材は朝飯にしよう!

そうして店に入る事に。

IMG_6127

新たな旅人と乾杯。

ホタテの焼き味噌、
イカ、ウニ、近海マグロの刺身。

それらをアテにビールを飲み、
青森の地酒なども奮発して飲む。

総一郎君はもう既に就活が決まっているらしく、
社会人になる前にやっておきたかった事を
実行しているそうだ。

大分と前に就活は決まっていたらしく、
もっと早くにこれをしていたらと悔やんでいた。

初めての一人旅で、
もう既にこの旅の楽しみを見出している様だ。

店を出てから、
安い発泡酒を一本買って
海辺の公園に向かった。

海辺の大きな芝生の生える公園にテントを張り、
海を眺めながら再び乾杯。

海にゆらゆら煌めく街の街頭や
青森ベイブリッジの灯り。

漁火も海の遠くに浮かび上がり、
海の景色もいいし穏やかに吹く潮風が
とても気持ちのいい場所だった。


9月16日(497日目)

太陽が昇り、
テント内が熱くなってきた頃に目覚める。

総一郎君は久々のお酒と旅の疲れがあるのか
まだ眠っていた。

IMG_6128

テントから出て、
彼に朝ごはんを作ってあげる事に。

普段よりメニューが豊富な朝ごはんを作って
総一郎君と朝食を摂った。
IMG_6129IMG_6130朝食を食べ終わり、
昼前の北海道行きのフェリーに乗るために
彼は再び動き出した。

IMG_6132

じゃあな!
楽しめよ〜!!

そうして若き旅人を見送り、
彼は日本の北の最果てを目指して
旅立って行ったのだった。

彼の背中を見ながら、
青森市は今週末までの
3、4日を滞在してみようかと考えていた。

だがそれは
この晩に考えを一変させる事になる。

天気が良かったので、
それからもその公園に居座った。

IMG_6133

ブログの編集作業などを
コーヒーでも作って飲みながら
優雅に過ごす。

公園に散歩へ来て、
話しかけて来る方々とも数人と話し込んだりも。
IMG_6131いつもの様に、
見知らぬ人とのたわいもない会話。

このたわいもない会話が
とても嬉しい事でもあり、
何かを気づかせてくれる事にも繋がる事もある。

日々、
些細な事に目を向け、
これからの道を見極めるのだ。

それを
見落とすか見つけるか

自分次第なのだ。

編集作業をひと段落させてから、
夕方頃にまた路上販売に出かけた。

この日は明るい時間から行ったにも日変わらず
いつにも増して
人が寄ってこない寂しい1日だった。

非常に割りに合わない…。

これからどうするか考える。

青森に滞在していると沢山の旅人に出会い、
面白いかもしれないが、
出会う度に酒盛りをしてしまい
資金が減ってしまう事にもなりかねない。

う〜ん。。

悩みどろこだ。

そんな事を考えている中でも、
前日に出会った女子高生がまた顔を出してくれて、
青森のりんごを2つ差し入れに持ってきてくれた。

お、いいの??

「うん!!いいよ!
じゃあね!」

そう言って、
無邪気な笑顔を作って走り去って行った。

今夜は早めに切り上げて
なんとなく違うところで寝ようと思い、
自転車を気ままに走らせる。

1時間ほどふらふらして徘徊し、
気がつくと、
フェリー乗り場の前に立っていた。
IMG_6136

フェリー乗り場…か…。

これに乗れば北海道…。

なんだか”行ってみようかな”と云う気持ちが湧いてきた。

地図を確認して函館から札幌までの
ルートや日程などを確認してみた。

すると、
札幌へは1週間ほどかかる事が分かった。
それから札幌に一週間滞在してと考えると、
もう10月に入ってしまうではないか。

10月の北海道はそろそろ寒くなり雪が降る季節だ。

去年、
10月末に九州を走行中に
北海道の人から北では初雪が降ったと
連絡が入っていたほどだ。

出来るだけ、
滞在予定のニセコに近づいていた方が
いいだろうと云う決断に至った。

よし、北海道へ行こう!!

そうして突然に
フェリーへ乗り込む決意を決めた。

時刻は10時頃だった。

次の便は10時45分。

それに乗ろうかと思ったが、
晩御飯をまだ食べていなかったので、
その次の2時半頃の便に乗る事にした。

フェリー乗り場の待合室には、
電源がもらえる机がある事は、
春に来た時に知っていた。

そこで遅れているブログの更新も
やってしまえば一石二鳥。

そしてその船に乗れば、
さらに翌朝の早朝に函館到着で、
新鮮な函館市場の朝市も見れると来たら
一石三鳥にもなる。

そう考え付き
2時半の便のチケットを買った。

この時は
2等席2700円と
自転車一台分の1540円だけだったが、
乗り込む時に乗船員にチケットをチェックされて
自転車を2台分払わせられる事になった。

それから駐車場で晩御飯を調理。
IMG_6135

食事を終えてからは、
待合室で編集作業をして船を待つ。
IMG_6137夜2時頃。
いよいよ乗船案内が流れ、
北海道行きの乗り込む時がきた。

乗船は
車が乗り込む外からの乗船口から。
IMG_6138

トラックなどを駐車する1階部分に駐車。
IMG_6140航海中の揺れで自転車が動かないようにと
タイヤに輪留を噛ませてベルトなどで壁に固定してくれる。

船内に入ると、
すぐに二等席の自由に雑魚寝出来るスペースへと向かい、
4時間後、
到着の朝まで眠る事にしたのだった。

IMG_6139

いよいよ翌日。

最果ての地 ”北海道” へと降り立つ。


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9月13〜14日目「さらば全身緑の旅人。&旅人2人が人の家で謎の2人暮らし」(494〜495日目)

9月13日(494日目)

青森市のとある高架下の公園。

偶然にも鉢合わせた日本一周する旅人3人。

IMG_6075

全身の旅人
かわちり君とは今日でお別れだ。

IMG_6078

「またこの3人で会えたらな。」

そんな事を皆で口々に言い、
出発の準備を整えた。

ノムも南下する時に滋賀に行くつもりだし、
僕も来年に南下する時、
また彼に会えたらと思っている。

ノムは今日から青森市街地を出て南下を始める。

50km南の弘前市を目指すらしいので、
自分も何だか面白そうで付いて行く事にした。

ノムのペースはかなり遅いらしく、
重たい酒を自分のリアカーに乗せてあげる事に。
IMG_6076おおよそ15kgもある酒。
結構な重量だが、
難なく乗せる事が出来た。

リアカーの造りを
作り変えると自分も酒を運べて立ち飲み屋を
する事が出来るだろう事が判明。

それも一つの方法として頭に入れておく。

出発寸前に3人で記念写真を撮った。
IMG_6098良い〜写真だ。
3人にとって思い出深い一枚になった事は
間違いないだろう。

皆の連絡先を互いに交換仕合って
雨が降る中、高架下を出発した。

IMG_6101IMG_6102

カッパは緑ちゃうんかい!!

と、少し残念に思いつつも
すぐに別れの交差点が見えてきた。

じゃあな!気をつけてな!

「お互いね!また滋賀に来る時は連絡してよ!」

もちろん!じゃあ、良い旅を!!

そう言って左右に分かれ、
それぞれの道へ進んで行った。

あ〜、面白いやつだったね〜。
「そうだなー。」

そんな事をノムと話しながら、
青森の市街地を駆け抜けた。

IMG_6103

ノムの自転車は
リアカーとの相互性が悪いらしく、
少しの登りでも自転車から降りて
押さなければならないほどだった。

早朝から頑張って自転車を漕ぎ続けても、
一日動けて精々50kmほどらしい。

僕と2倍ほども移動距離が違う。

この自転車での移動はかなりキツそうだ。

それでも東京から北海道へ渡り、
ここまでこれたのだから大したものだ。

市街地を抜け山道に入る。

IMG_6104

傾斜が緩やかになれば乗り、
登りがキツくなれば降りて歩く。
IMG_6105しかも、
雨が降っているのにカッパを着ていない。

この時期からは衣服を濡らすと、
体の動きが止まれば寒さがすぐに襲ってくる。

とても過酷そうだった。

朝10時半に青森市を出て、
この15kmのわりと緩やかな山道を越えたのは
休憩を2回入れて3時頃だった。

この道を4時間半か…
普段自分一人ならばおそらく2時間以内には
切り抜けられる道程だ。

日頃の彼の苦労が言わずとも想像できた。

山道では小雨だったのが、
弘前市に近づくと本降りに。
先の方は視界が見えないほどに降っていた。
IMG_6108あらららー!すごい雨だよノムちゃん!!
前が見えないほどだ!

「ホントだねー。」

言葉を掛け合いながらひたすら走る。

とても新鮮な感覚だ。

もう一回コンビニで休憩を入れて、
再び走る。

全身を濡らしているノムは
動きが止まった身体を冷やして
寒さで凍えていた。

そんな時。
業務スーパーが見えてきた。

ノムは青森を出てから
「プラコップが安くで買えそうな所か100均があれば、
お酒を出す為のコップを買いに行こう」と
言っていた。

おぉ!ノム!業務スーパーでコップ買うか??

「…。いや、寒いからこのまま進もう!!」

ははは、でしょうね!

そうしていると、
業務スーパーの影から100円均一が見えてきた。

あららら!ノムさん!!
このタイミングで100均も見えてきたよ?
さぁ、どうするよ?!

「…い、、、、。
…いやぁ!!走る!!」

ははは、オーケー!

ノムは相当寒い様だった。

自分はそれほど寒さには襲われて居なかったので
こんな会話をしながら走れる事が
とても新鮮で楽しく感じていた。

ノムはそれ所じゃなかっただろうけど。

やがて、弘前の街へと到着。

駅前の様子を見たり、
街を探検して路上販売が出来そうな所に
目をつけて行く。

路上販売旅人特有の行動パターンだ。

やがてノムの体温が
生きていられる限界ギリギリの
低体温に近づいてきた為に、
温泉に入って蘇生させる為に風呂を探し始めた。

街を歩いていた人に銭湯を教えてもらい、
弘前城近くの銭湯へと向かい
ノム蘇生の為に体を温めた。

ノムは銭湯の湯に浸かりながら生き返ると、
「旅に出てくる前は風呂が大嫌いだったけど、
最近ではもう本当に好きになってきている。」
と話していた。

自分の習性をも根底から変えてしまう「旅」。

以前、
秋田編でも書いた様に。

普段の当たり前の事が、
野外生活では当たり前でなくなる。

そうして、
当たり前だったと思っていた事が
とても大切の事であったり、
今まで普通に出来ていた事への
感謝の気持ちが湧いてくる。

それを知るのもとても大切な事だと思っている。

普段の普通は、
とても恵まれた状態だって事。

普段の身の回りの物は、
恵まれているからこそある物なんだ。

やがて銭湯を出て、
夜の弘前の街へと繰り出した。

IMG_6109

銭湯に来る前から薄々感じていた事。
それは…

”人があまり見当たらない”
と云うこと。

唯一、街を見回った上で
可能性があるのは駅前だったが、
夜はとてもじゃないが出来る雰囲気ではなく
静かな駅前になってしまっていた。

「こりゃ出来そうにないね…」

あぁ、その様だね。
どうするよ?

「んーどうしようか?」

どこかにテント張って、
寒いし焼酎のお湯割りでも飲む??

「それいいね!
あ、でも俺弘前に高校時代の友達が居るんだ。
ちょっと泊めてくれないか連絡してみる。」

そう言って旧友に連絡し始めた。

駅前に到着する直前に
自転車好きな大学生と話しながら
ノムの旧友からの返信を待った。

IMG_6110

待っている間、
数人の人が声をかけて来てくれた。

その中で一人の夫婦は、
すぐ近くにあったミスタードーナツで
ドーナツを10個近くも買ってきて
差し入れを頂いたり何て事も。

ありがたく頂いて、
減っている腹を満たせることが出来た。

心優しいおじさんに感謝。

やがて、
ノムの友達から連絡が返って来た。

医学生のテスト期間中で
大変忙しいにも限らず
泊めてもらえる事になった。

今夜は
いつにも増して冷えていた夜だったので
とても助かる。

僕たちを迎える前に
部屋を片付けたいらしく、
1、2時間ほど駅前で待ちぼうけ。

する事も無いので、
ノムと色々と語り合った。

北海道での色んなおすすめスポットや、
面白い人の話を聞いたりしながら、
これから先の情報収集。

他には、
リアカー自転車あるあるを
語り合った。

僕たちはリアカーを牽いて
日々行動している訳だけど、
何故か聞かれる質問。

「え?これを牽いてきた訳じゃ無いよね??」
牽いて来なきゃどうするの?!
と聞きたくなちゃうね。
「あーあるある!わかるわー!!」

どこが最終地点なんですか?
いや、だから出発した所だって!
ともなるね。
「あぁ、あるある!」

さらにそれから「どこ出身なの?」
ってのも続けてあるよね。
出発地点だってのね。笑
「あぁーわかるーーー!」

そんな事を言いながらケラケラ笑っていた。

やがて、
ノムの友達が駅まで鍵を届けに来てくれた。

友達の山田くんは、
今夜は友達の家でテスト勉強するらしく、
自由に部屋を使っていていいよと言ってくれた。

鍵を受け取り、
山田君の家に向かう。

その道中ノムが、
「焼き鳥食いたいな〜」と言い出し、
手頃な店があれば
一杯飲んで行こうと云う話しになった。

そして運良くも手頃な店を発見。
IMG_6111

安い。安すぎる!

食べたい物を注文し、
ビールで乾杯!

ここでも色々と熱く話し合った。

ノムが働くSmile Earthの店長さんの話しや、
東京付近に居る熱い人達について、
そして、今まで出会ってきた
様々な面白い旅人の話を聞かせてくれた。

ノム自身は、
将来的に飲食店のお店を
経営しようと考えているそうだ。

それをするに当たって、
今やっている事はこれからの事に対して
非常に身に成ると感じている。と語った。

自分もそうだが、
路上で出会う人々の様子などを見ていると、
とても沢山学ばせてもらう事が多い。

その面に関しても、
とてもノムとは意気投合。

たった数日間で
心がこれほどまでに通う事になるとは、
出会った当初お互い想像も付かなかっただろう。

熱く語り続けているとお店が閉店の時間になり、
店員が早く出て行け的なオーラを満開にしていたので、
山田君の家に行く事に。

そこから程なくした距離に家はあった。

家に着いても酒を出してきて飲み、
やがて疲れ切ったノムが
いつの間にか眠ってしまっていた。


9月14日(495日目)

この日も天候は悪く雨だった。

朝ごはんをそれぞれに作り合って共に食べる。
IMG_6112晴れていれば街に出て
路上販売でもしようかと思っていたが、
雨でできそうな場所はこの街にはなかったので
家に留まっていた。

朝ごはんを食べてから気がつくと
もう一眠りしていた。

昼過ぎに家主の山田君が一度帰ってきたが、
少し話してからまた「勉強しに行く」と言って出て行った。
さすが医大生。
勉強する事が多くて大変な様だ。

昼の間はブログ編集などを進め、
夕方頃にまた酒を飲み始める。

IMG_6113IMG_6114

グータラ過ごしていると、
ノムが慣れてきたからか、
屁を何度も何度もして来やがる。

そして。
またそれが激臭のなんのって。

おめーマジで臭いって!
テロだよテロ!

そんな事を言いながら
自分も屁がしたくなったので
握りっ屁で仕返し。

そんなこんなバカばかりしていると、
また山田君が帰ってきた。

山田君が帰ってきてからも、
ノムは半端ねークッセー屁をこきやがる。

ムカつくので、
またこちらも握りっ屁で反撃。

山田君もさすがに
「あのさ、ここ。俺の家だよ?」
と突っ込んできた。
「泊めなきゃ良かった…」と言って
後悔していた様だった。

勉強も頑張っている山田君だが、
筋トレも頑張っているらしく、
走り込にまた出かけて行った。

出て行っている間も、
ノムの屁は止まらない。

お前ホンマに臭いって!!

「いやー何でかさ、
菜食になると臭くなるんだよね。
北海道の時からだわ。」

いやいや、知らねーから!!
ムカつくわーーーー。

とか何とか言いながら
ゲラゲラ笑っていた。

「ヤマ、そろそろ帰ってくるんじゃない?
酸欠で帰って来た時に
これほど臭かったらアイツマジで怒るかな?」

ははは、もう笑わせんなって、
てかもうホンマにクッセーから勘弁して。

そう言っている内に、
山田君が帰ってきた。

クゥーーーッセ!!
マジで勘弁してくれよ…

そう言って、
窓を全開に開けた。

それからノムはさすがに気を使い始めた様で、
玄関を出て屁をする様になった。

走り終えた山田君は家に帰ってきてから、
腹筋、背筋、懸垂などなど、
いつもやっていると云う筋トレのメニューをこなすと
また勉強をしに出かけて行ったのだった。

それからまた夜な夜なノムと酒盛り。

旅人2人が
人のマンションの一室で
2人暮らし。

…不思議な2日間だった。


次回。
6日間ものあいだを共に行動した
激臭立ち飲み屋ノムとは別れ、
お互いの旅路へと戻ることになる。


ほんと、バカね。っと思った方。
そんなに臭いの?一度嗅いでみたいわ。
と、思った方。
汚い話し、辞めていただけるかしら?
そう思った方は!!

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いつもありがとうギョざいます。

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はや一週間。

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ギョギョー!!
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それだけ見ていただいていると云う事ですね。
本当にありがたい限りです。

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なんで他で一位が取れないのでしょうか!!
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見ているだけでもヨシですが、
押していただければ尚ヨシ。

わたくし、カミツルヨシ。

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9月11〜12日『移動式立ち飲み屋旅人と全身緑色の旅人』(492〜493日目)

9月11日(492日目)

青森市の漫画喫茶。

朝8時半に小汚い地ベタで目が覚めた。

リクライニングチェアが
中途半端な角度までしか倒れなくて、
寝にくかったので仕方なく地ベタを選んだのだ。

昨晩一緒に入った韓国人のウーさんは
朝早くから移動すると言っていたので、
もう出発したようで既に隣の席には姿はなかった。

リアカー付き自転車のノムも、
昨晩路上で出会った人に
販売が出来るかもしれない物産展のイベントに
参加する為に販売活動へ出かけている。

連絡先を交換していたので、
また空いた時間に合流しようと
連絡を入れておいた。

昨晩夜中の2時に入店して、
翌日昼の2時まで居られる様にしていたので
このタイミングでブログ編集をすることに。

昼2時頃まで
みっちりと漫画喫茶で時間を過ごし、
編集作業をこなして外へ出た。

漫画喫茶の斜め向かいにあるスーパーに
『びっくり激安弁当』と謳った看板を発見。
どれほど安いのかと思い見に伺った。

IMG_6024

唐揚げ弁当、メンチカツ弁当、
チキン南蛮、エビチリ、野菜炒め、生姜焼きなどなど…
全品どれでも250円(税別)

本当に安い!!

思わず一つ購入し、それを昼ごはんとした。

他の食材も見て回る。

IMG_6025

活ほたて貝がなんと88円!!
さすが名産品。
ホタテすら100円を切る値段なのか…

スーパーを出てから
近くの温泉へと向かった。

IMG_6026

久々の温泉だ。

夕方頃までゆっくりと温泉を堪能し、
また市街地へと戻った。

今日は漫画喫茶に宿泊したので
いつもの手作り弁当を作っていないので
夜も外食することに。

青森では煮干しから
出汁を取ったスープのラーメンが主流らしく、
その類で市内では有名な「丸海ラーメン」へと向かった。

IMG_6027

メニューは中と大のみ。
それにご飯がある程度だった。

ラーメン(大)
650円と値段も安い。

IMG_6028

味は煮干しの出汁が効いていて、
太めの麺がよく絡むとても美味しい一品だった。

結構な量だが、
あっさりしたスープなので、
もう一杯食べてもいいかなと思えるほどだった。

腹を満たせてから、
ノムと合流。

彼はもう既に店開きをしていた。
旅人との初の路上共演初日!
IMG_6030

人の近寄り具合いはボチボチで、
逆に、
写真異色な組み合わせからか、
人が近寄り難いのかもしれないと感じた。

一人ならば声を掛け易く、
二人ならば声をかけにくいのだろうか??

それでも、
どちらかにお客さんが来てくれることも
中にはある。

けれども、
こんなインパクト大な二人組みが居ると、
どちらに質問していいのかと
雰囲気的にも会話がスムーズに行えない。

どこから?なんでそんなことをしてるの??
などなど、
右に左に聞くとお互いに違う会話が返ってくるので、
いつもの様に会話がスムーズに行かず、
聞いている人がとても状況を理解しがたく
混乱を招く雰囲気もあったのだった。

これが、
写真屋ではなく、
ギターなどをかき鳴らす音楽だったりした方が
組み合わせ的にはいいのかもしれない。

そんな事を思っていると…

また、新たな旅人が現れた。

IMG_6031

キミ…。
全身、めっちゃ緑やん!!

思わず爆笑して突っ込んでしまった。

頭も。服も。靴も、靴下も

IMG_6038

自転車も、カバンも寝袋も…

全部緑やん!!!!!(笑)

衝撃的旅人現る!!

IMG_6034

彼は颯爽と登場してから、
ノリノリな関西弁でテンポよくチャキチャキと喋っていた。

かわちり たかと (27歳。同い年かよ!)

滋賀県からわずか11日目にして
青森に上陸。

なんと云う速さ!!

ひたすら自転車を漕いで北上してきたそうだ。
彼がくれた自分を紹介するチラシにはこう書いてあった。

IMG_6179

芸人なの?!

「おん!そうそう!!
でもな、まだ一回も披露してへんねんけどな!」

そう言って笑っていた。

そうなんだ!
じゃあ俺たちの横でやればいいじゃん!

「おぉ、そやな!やってみるか!」

そうして、
芸人も参加する事になった。

写真屋、立ち飲み屋、一発芸屋。

ここに
究極の日本一周路上旅人集結店舗
完成。

2人よりも3人の方がとても近寄りやすい雰囲気。

2人よりも1人、1人よりも3人。

謎な街の人々の心理を見た様な気がする。

酒が好きな人は酒に。
緑が気になる人は芸を見て、
写真が気になる人は写真を買う。

人の集まる頻度はいい賑わいを見せはじめた。

お酒いかがですか〜?
お酒が飲めなかったら写真もありますし、
写真に興味がなかったら一発芸もありますよ〜!
ってな具合いに、
意味のわからないコンビネーションは
とてもいい反応を見せたのだった。

もう、街の人は
「えぇ?!どう言う事なの?!」
と。

まぁそりゃそうなりますよね。

気になる緑芸人の一発芸はと言うと…。

彼は中学生の時から作り貯めて来た
144もの数々の一発芸があり、
立ち寄って来てくれた人に、
「1から144までの数字を言って貰えたら、
その番号が付いた芸を披露します!」

と言って芸を披露していた。

IMG_6040

芸をする度に静まり返る雰囲気。

その静まり具合がとても面白く、
僕はそれを見てゲラゲラと笑っていた。

唯一面白かったのはやっぱりこれ。

コレはずるいわ!

もう中学校からのネタを全て忘れて、
緑の物、全てに対して
どんどんネタを作って欲しいね。

この日も人が少なくなってきた頃に解散とし、
緑の旅人かわちり君は、
今夜の船に乗って北海道へ渡るらしい。

残念。
もう少しゆっくりして行けばええのに〜。

「大丈夫!明日の夜帰ってくるわ!」

いやいやいや速すぎやろ!

行動、言動、服装。
全てがオモロ過ぎる。

少し、彼にハマってしまった。

そうしてかわちり君とは別れ、
今夜は朝方に雨が降る予報なので
ノムがあらかじめ目をつけていたと云う
高架下の公園へと向かう事にした。

お互いの自転車を少し交換して乗ってみた。

IMG_6043

へぇ、後ろから見るとこんな感じなんだ。

普段これを運転する事しかないので、
なかなか不思議な光景だった。

市内から1kmほどの近い距離の高架下の公園へ。

IMG_6044 IMG_6046

大きな橋の下で雨に濡れる心配もないので、
2人共テントを張らずに眠る事にしたのだった。


9月12日(493日目)

IMG_6047

高架下で起床。

夜中に一度雨が降ったが、
起きる頃には晴れ渡っていた。

久しぶりの晴れ日和。

あり合わせの食材を使って、
ノムにもご飯を作って共に食事をした。

IMG_6048 IMG_6049

食事を終えてから行動開始。

IMG_6050

悪天候続きで
洗えなかった衣服を洗うために、
ノムと一度別れてコインランドリーへと向かった。

今日は週末の土曜日。

青森市内はあちらこちらで、
イベントが行われており、
もしかすると街に人通りが多いんではないかと予想。

今日は昼から路上販売を2人で行ってみる事にした。

IMG_6054

結果はやはりイマイチ。。

昼から飲む人も早々居ないし、
二人の荷物の重圧に声をかけ辛いのか、
明るくても寄ってくる人は少数だった。

やがて暗くなり始める頃に、
歓楽街のある交差点へ移動する事にした。

移動間近に昨日出会った、
緑のかわちり君が合流。

3人で次の販売地まで足を向けた。

IMG_6056 IMG_6057

さてさて、今夜もどうなる事やら。

IMG_6058 IMG_6059

7時頃の浅い時間帯は、
飲み歩いている人が店の中だったからか、
人通りは少なかった。

かわちり君に紙とペンを持たせ、
一発芸屋の看板を作るように促す。

IMG_6063

うん。完璧やわ。

彼が積極的に声をかけてくれたおかげで、
いろんな人が立ち寄ってくれた。

IMG_6064

この3人。

いい組み合わせじゃん!

IMG_6060

一杯飲みながら写真を見て好きな物を選んで
最後に一発芸で締める。

とてもいい流れが出来始めた。

お客さんもとても喜んでいた様に見えた。

IMG_6069

とても不思議な組み合わせは
化学反応を起こし、
楽しい一夜を満喫する事が出来た。

ノムは椅子を数個持っていて、
それを使ってきてくれた人達と1時間くらい道端で飲み、
話し込む事もあった。

IMG_6106

旅人にとって、
こんな一日が来る事が一番の至福の時。

あの晩に集まった3人の旅人は、
この夜の出来事を忘れる事はないだろう。

人が居なくなった夜中に、
3人でラーメンを食べに向かった。

IMG_6072

かわちり君はまた明日の朝に出てしまうので、
この出会いと、最高だった今日一日に乾杯。

IMG_6073 IMG_6074

自転車旅人の身の回りによく起こる、
旅人あるある話に花を咲かせ
酒を飲んで語り合った。

ラーメンを食べ終わると、
もう3人共眠くなっていた。

今日一日をやりきった3人でボチボチ寝床へ移動。

今夜も天候が不安定だったので、
昨晩泊まった場所へ3人で向かい、
高架下で眠りに落ちたのだった。


9月10日青森市街地へ。『恩恵と旅の出会いに果てはなし。』(491日目)

9月10日(491日目)

青森県 西部、道の駅 深浦。

IMG_5969

朝7時過ぎに目が覚めた。

空は昨日の悪天候からは、
徐々にいい方向に向かっている…のか?

昨晩は
エントランス内部は風が当たらず、
快適に眠る事が出来た。
IMG_59702日間に渡った登山と、
下山後の自転車で35km走破した身体は、
久々の筋肉痛になっていた。

朝食を摂って8時に道の駅を出発。

10kmほど走ると、
千畳敷と言われる岩場が見えてきた。

この日も曇り空で色が映えず、
あまりいい景色だとは言えない。

IMG_5971

スクリーンショット 2015-09-17 0.31.13

北を向いていた方向は徐々に東へ。
鯵ヶ沢町の海辺を走っていると
イカが特産品の地域に差し掛かり、
道端ではたくさんのイカが干されてあった。

IMG_5972

霧の様な小雨が
降ったり止んだりだけど、
外に干してても大丈夫なのか??
生乾き臭いスルメにならないのか??と思いつつも
生乾きイカを干してある地域を走り抜けた。

やがて海沿いから内陸へ。

IMG_5974

両サイドに畑が広がる気持ちの良い道だった。

途中に道の駅があったので、
休憩がてらに立ち寄る。

すると、青森らし特産品が目に入った。
IMG_5978なんと、
りんごが一個あたり50円!!

さすが名産地。

安い。

5個入りの物を購入し、
その中から一つ皮を向いて昼ごはんと共に食べた。

再び自転車に跨り、
本日の目的地、青森を目指す。

IMG_5979

右手には笠雲を被った岩木山が
どっしりと佇んでいた。

DSC_0175

御所河原市を抜けていると、
バイク屋の店頭に除雪機が並んであった。

雪国ならではの光景だ。

しかし…除雪機って結構な値段するんだなぁ…。
IMG_5980へぇ〜と感心しながら通りすがった。

青森までの距離はもう後わずか。
おそらく今日の内には到着できるだろう。

IMG_5982

青森市へ抜ける山道に差し掛かった時のこと。

ある会社の前で
女の方が立ってこちらを見ていた。

ゆっくりと上り坂に差し掛かって登っていると
声をかけられた。

「あの、急いでいますか??」

いえ、急いではいませんよ!

「でしたら、よかったら休憩して行って下さい。」

えぇ!いいんですか?
それじゃあ一息ついて行きましょうかね!

そうして、
会社の喫煙室の様な部屋へ案内された。

IMG_5983IMG_5984

呼び止めて下さったお姉さんに、
社長さんと社員さんの3人がジュースやコーヒーを出してくれて
突然の訪問を受け入れてくださった。

さきほど、僕が道端で走る姿を
お姉さんが見かけたらしい。

それで会社の前で来るのを待っていてくれたそうだ。

みなさんの気になる様々な質問に答えながら、
いろんな話をした。

呼び止めてくれたお姉さんは、
日本一周をしている人を初めて見たらしく
一目見かけた時から話を聞いてみたく思ったらしい。

とても活発そうで明るい方だった。

毎日何をしようかと考えている様な
生活スタイルの僕を見て、
社長さんは、
「日々仕事のスケジュールに追われて生活しているので、
とてもじゃないが、君の感覚がわからないなぁー。」
とあっけにとられていた。

これからの僕が本を出版してゆく夢などを話し、
それを話したついでにステッカーもみなさんに渡しておいた。

資金面についても聞かれるので、
正直に3ヶ月前から2万円ほどのお金しか持たずに
兵庫県を出てきたことや、
路上販売で生活を成し得ている事などを話すと、
ステッカー代だと言って
お姉さんが封筒を持たせてくださった。

自転車の姿はお姉さんしか知らないらしく、
表に出て自転車を見てもらった。

すると、
思っていた以上に大きかったようで
驚いていた。

表に出て会社の前で記念撮影。
IMG_5985『株式会社 エステープラン』の皆様。
どうも、お世話になりました。

まさか坂道の手前で
こんな事が待ち受けているとは
思いもよらぬ出来事で、
とてもいい思い出になりました!

昨晩に雨に打たれながら
走り抜けたあの夜の長い道程は無駄ではなかった。

あれを乗り越えたからこそ、
またこうしてこの縁に繋がっているのだ。

そう考えると、
また辛い時にでも前を向く事の重要性が
大事に感じられた。

一山超えて下り坂を下ると、
国道7号線に突き当たった。

左に曲がって青森市内方面へ。

そして、
坂道を気持ち良く下っていると…

車が目の前に停車して、
中から出てきたおじさんに呼び止められた。
IMG_5987「おぉ、頑張ってるねー。どこからだい?」

そう声を掛けられて少し立ち話し。

なぜ日本一周しているのか。
それがきっかけとなった事。
自分のこれからの夢。

色々と質問されるので、
全ては話せなかったけれど、
要点を掻い摘んで
またまた自分の思っている事を話した。

「ほぉ、それはいいねぇ。
私はそう云う若いもんが好きだ。
これで何か美味しいものでも食べなさい。」

そう言って
名刺と共に数千円を持たせて下さった。

IMG_5988

 さっきも頂いたばかりなのに、、

おじさんが去って行く車が見えなくなるまで
手を振った。

気がついたら少し涙目になっていた。

ありがたい。

日々、進み続ける旅の道の上で。

数多くの優しさに触れ、
数多くの困難に遭い、
たくさんの事を感じる日々の中。

『自分がどうあるべきか。』

それを教えてくれるのは、
やっぱり出会う人であったり、
目の前で起こる出来事だ。

『目の前の人は鏡』

どんな事をしたら喜ぶのか。
どんな風に接したら嬉しいか。
どんな事を言ったら悲しむか。

それが、一人ぼっちで動いていると
よりよく理解できる。

日々、
頭や耳に入る情報は、
目の前の事でしかないのだから。

誰も自分の事を知らない世界で、
率直な意見で接してくる人々。

そんな日々の中で、
心の中で新たに生まれる『自分の気持ち』

その自分自身の様子を見るのも、
また一人旅の醍醐味と言えるのかもしれない。

ペダルに足をかけた。

IMG_5989

緩やかなアップダウンを超えると、
青森市街地が見えてきた。

駅前に到着したのは暗くなってからの事だった。

IMG_5990

駅前から屋根のあるアーケードになっていて、
広々とした綺麗な街並みはとても気に入った。

いつもの様に街の構造を知るべく
気ままに自転車を走らせて探索を開始した。

すると、
一軒の安い海鮮居酒屋を発見。IMG_5991

「美味しいものでも食べなさい。」と
言って頂いたお金で、
青森の美味しいものをいただく事にした。

IMG_5993

まずは
本州最北の街へ到達したご褒美に、
一杯のビールを。

クゥーーーー。

あぁー、最高だ!

メニューを見ると、
どれもこれもとても安い。
IMG_5994イカ刺し290円
ホタテ、ウニなども390円!!

IMG_5999IMG_5998IMG_5995

ホタテは、
こちらの郷土料理、
「貝味噌焼き」を頂く事に。

出汁と味噌と卵を絡めて焼いている様だ。

ウニも、
臭みが全く感じられず、
とろとろ濃厚で甘い味わいの絶品だ。

他に郷土料理の
「じゃっぱ鍋」を注文。

IMG_5996

津軽味噌に酒粕を使い、
魚のアラと野菜を豪快に煮込んだ磯料理。
寒い夜にはぴったりの鍋だ。

青森の海鮮は新鮮でどれも美味しい絶品だった。

さて。

腹を満たせた所で!

いつものアレをやりますか!!

予め目をつけておいた駅前通りの
潰れたホテルの前に向かった。

すると…
とんでもない野郎がそこに居た。

IMG_6001

同じリアカーを引っ張る旅人を発見!

しかも、
路上で立ち飲み屋を開いている…!!

なにぃーーーーーーー!!!!!!!
こんなのありだったのかーーーーー!!!!

実は彼の話を、
この日の5日前に道の駅で
共に宿泊した女チャリダーのエミちゃんに聞いていた。

彼女も北海道でこの彼と出会って居るのだ。
「青森に居るかもしれない」とは聞いていたが、、
まさか本当に居るとは…。

立ち飲み屋の彼も驚いていた様だった。

路上販売するつもりで居たが、
とにかくそこで一杯飲む事にした。

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彼の名は、野村 慶 24歳。(通称 のむ)
東京から出てきて4ヶ月ほど経ったそうだ。

東京の高円寺に
世界一周をした事がある旅人が経営する
Bar「Smile Earth」の考案で
この、立ち飲み屋 日本一周 企画が生まれたらしい。

全国から高円寺のバーに旅人のお客さんが集まるが、
「なかなか東京までは顔が出せない」などの声も多いらしく、
ならば、ウチの店が行きますよ!
との発想の元で生まれた企画らしい。

なんとも斬新なアイディアだ。

のむは元々そこのスタッフでも無く、
ただのお客さんだったが、
これを引き受けたを機にスタッフに仲間入りした様だ。

たくさんの色んな旅人が居るが、
一人一人生活スタイルも違うし、
目標や、志し、行動、思考。

100人居たら100通りの旅人が居る。

また、新たな発見だ。

新たな出会いに乾杯し、
今夜は路上販売をせずにノムの店で飲む事にした。

彼の店には色んな人が立ち止まり、
寄って行っては酒を飲みながら立ち話しをしてゆく。

時にはお客さん同士が仲良くなって、
この日以外でノムがいない時にでも。
飲み会が開かれる事もあるそうだ。

彼はそれが一番の喜びだと語った。
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IMG_6016青森駅前の夜は10時を過ぎると人気が無くなる。

夜の居酒屋などが多い歓楽街は
もう少し通りを真っ直ぐに400mほど行った所にある
新町というエリアだ。

そろそろ店じまいをする頃に、
一人の韓国人のオジさんが近寄ってきた。

少し日本語も話せるようで、
色々と話していると、
今夜のホテルを決めていないらしい。

どこか安い場所はないかと聞かれ、
もしくはお前のテントで寝かせてくれないかと言い始めた。

翌日天気が良ければいいけど、
おそらく朝から雨。

今夜はノムと漫画喫茶に行こうとしていたので、
その韓国人のウーさんも連れて行ってあげる事にした。

少し離れた場所にある漫画喫茶に到着すると、
ウーさんは酒でも飲もうと、
コンビニで酒を買ってご馳走してくれた。

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そして漫画喫茶の前で
ウーさんとノムとの3人で乾杯をした。

不思議な旅人の出会い。

酒を飲み干してから漫画喫茶へ入る。
3人並んで部屋を取った。
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この日を境に、
ノムとは数日間を共に生活する事となった。


次回予告、
『リアカー旅人、ノムとの生活』
ぜってーみてくれよな!


お、それ楽しみ!
いつも見てるよ!
相変わらず馬鹿だね!

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見てる人。
(笑)