8月21〜24日『この旅初!トランクルームで寝る』の巻(471〜474日目)

8月21日(471日目)

 新潟県新潟市。
この日ようやく10日ぶりに
久々の相棒の自転車とご対面。
IMG_5615預かってくれたオーナー、
パキスタン人のハッサンは不在だった。

お礼の電話を入れておいてから、
持っていた荷物を詰め込み岩塩の倉庫を出発した。

久々に自転車に乗るのは雨の中だった。

出発まであったグローブが
なぜだか片方無くなっていた。

おそらく動いた形跡があったので、
誰かが動かした際にどこかへ行ってしまったのだろう。
あたりを探したが倉庫内にはもう既になかった。

金沢で世話になった達郎さんにもらった思い出の品が…

ちょっと寂しいが、
9日間もの長い間預かってもらっていたので
それだけでもありがたい事だ。

市内に戻る時に、
200円儲かった200円カレーを食べに
東新潟駅に向かったが、
ランチ営業時間外だったのでその店舗には行けず。

他を検索すると、
新潟市内にも駅の近くにあったので、
そこへと向かった。

原価率研究所 新潟支店
IMG_5616安定の超激安大盛りカレーを食べ、
お腹を満たせた。

店前に止めていたので
店員さんに話しかけられ少し会話。

それから駅前に出向いて
久々の路上販売を行った。
IMG_5618

いつも地面に敷くカッパが濡れていたので、
代わりになるテーブルクロスを100均で購入し
お店をリニューアルさせた。

この方が前よりも広いしシワになりにくく、
以前より多く写真を並べる事が出来る。
IMG_5621

この日はとても不快な事があった。

写真に気付かず、
商品の上を歩いていく人が現れたのだ。

気付いていなかったのだから仕方ないと思っていると、
この日、3度もそんな出来事が起きた。

普通ならば、
踏む直前で気がついて慌てて進路を変更するのに
今日に限っては踏んでも気付きもしない。

後にも先にも、この日だけだったが。

携帯をいじりながら歩く人。
酔っ払った人。
おばあさん。

これまでに一度たりともそんな事はなかったのに、
今日に限っては3回も起きたのは、
さすがに不快だった。

それでも何も言わず、
踏まれた写真をタオルで丁寧に拭いて並べた。

一応、ビニールの袋に入れてあるので、
汚れたり傷ついたしはしない。

そんな事もあったが、
とても微笑ましい事も起こった。

都道府県を全て言えるという
小さな女の子に出会ったのだ。

お母さんと共に来てくれて
日本を全部周っているのだと説明すると、
とても興味を持ってくれた様だった。

気に入った写真を持って行ってくれたと思いきや、
走って女の子が戻ってきた。

「日本全国の歌、きいてください!」

えぇ歌ってくれるの?
聞かせて聞かせて??

そう言ってアルプス一番尺の歌に乗せて
可愛らしい都道府県の歌を聞かせてくれた。
IMG_561912時前の終電で駅前からは人が居なくなり、
今日のところはこれで店じまいとした。

お気に入りの河原に向かって、
夜中3時頃までブログ編集を行って
集中力が切れた頃にベンチで就寝。

この日を境に、
外の気温ががらりと変化。

秋の乾いた風が吹き始めた。

朝方には寝袋に入っていないと、
寒ささえ感じ始めたのだった。


8月22日(472日目)

慣れないベンチの上で
なかなか寝付けなかったが、
いつの間にか眠りに落ちていた様だ。

IMG_5624

すぐ横に見えるのが、
新潟市で開催されている
水と土の芸術祭の作品の一つ。

越後妻有の大地の芸術祭とはまた別のものらしい。
IMG_5625

起きてから川を眺めていると、
すぐに人が寄って来て話しかけられた。

どうやらそこから見える、
昭和大橋の誕生祭が今日あるらしい。
IMG_5623昨年は、
橋の上にずらりと酒蔵の清酒業者が並び、
試飲会のような催し物をしていたそうだ。

風呂に入りたかったので、
銭湯に入りに行く事にした。

DSC_0029DSC_0031

銭湯にコインランドリーが併設されてあったので、
久しぶりにコインランドリーを使用。

東京の旅で溜まった洗い物を済ませておいた。

普段は少量なのでこまめに洗濯板で洗うが、
大量にとなると時間も力と場所も必要なので、
都会に滞在している今回はこの方法をとる事に。

コインランドリーで洗い物をしている間は
空いた時間を使って編集作業。
まだまだ書かなければならないものは山積みだ。

洗濯が終わると、
昨日の夜に作っておいたおにぎりを食べるために、
原価率研究所の鍋カレー(カレーのルーだけ)を
買いに駅近くへ向かう。

近くの広場で食べていると、
新潟でも戦争法案反対のデモ隊が活動し終えたたらしく、
終わりの集会を行っていた。

出発のタイミングならば参加したのだが…。
IMG_5627
日本全国の
ほとんどの人が賛成では無いのだろうけれど、
集まっていたのはごく少数。

こんなに沢山人がいる都会なのに、
声をあげられる人はほんのわずかだった。

日本全国の人々が揃って、
そんなのふざけんな!と
あらゆる仕事をストライキしてでも声を上げれば
簡単に想いは届くはずなのに。

自分も含め、
みんな目の前のことに必死に
なりすぎている事を感じた。

そして、
必死に成らざる終えない状況を
課せられているのも
ある意味政府の思惑通りなのだろうか。

ニュースやメディアなどにコントロール されない様に
もっと自己の意識を固め、
自己の主張、意見を言える人でありたいと思う。

ある情報では福島原発も
活動臨界がもう止められない状況に達し、
地面奥深くまで溶け落ち地下水などに流れ込み
さらに事態は悪化を続けているとされている。

つい先日、
水蒸気がもくもくと上がる現象が確認され、
それが地下水脈に達した事のサインだと裏付けられている。

放射能汚染は止められない状況になったのにも関わらず、
テレビは最近見てはいないが
おそらくそんな事は一切報道していないだろう。

また以前の様にガイガーカウンターで
各地を調べたいものだが、
4年前の事故で故障してしまった。

もし、
譲ってもいいガイガーカウンターを
お持ちの方がいましたら連絡いただければありがたいです。

連絡先はブログ上部のメニューから、
連絡先の欄でご確認ください。

これからおそらく汚染地帯に入る。
もしくはもうすでに入っている。

本当ならば今すぐ欲しい所だが、
手持ちのお金は自分がご飯が食べられるのがやっと。

3年前の汚染図では、
ここはもうすでに危険地帯だ。
スクリーンショット 2015-07-31 2.22.48来年の春から太平洋側南下に備えて、
こちらの面もアンテナを張って
情報収取していきたいと思います。

もし提供してくださった方には、
スポンサー欄に追加させていただきます。

どうぞ、よろしくお願い致します。

広場を後にして、
ある人から連絡が来るまでの間、
駅前に路上販売に出かけた。

新潟では、
夜遅くよりも夕方の方が
人が多く寄ってくる様に感じた。

IMG_5629

この日から毎日顔を合わす事になった、
ズボン上げ過ぎ爺さん。

IMG_5628

外貨で買って行く人も現れた。
IMG_5630今日も路上には沢山の発見があった。

やがて、2時間ほどで
ある人から連絡が来たので早急に店じまい。

それからその方と落ち合った。

その方とは…

IMG_5631

長岡で3日間家に泊めてくれた、
トシくんとはるる夫婦だった。

 

実に、11日ぶりの再会。

トシくん達は新潟市に明日の朝から用事があるので、
ついでにと、わざわざ前の日から駆けつけて
再会を果たしてくれたのだった。

「今夜は新潟で色々飲み歩こう!」
そう言って、
いろんなお店にハシゴして飲み歩いたのだった。

まずは1件目は焼肉屋。

軽く肉を頼んで、
ビールも数杯ご馳走になり、
また違う店へと移動した。

二人が行きたいお店は週末で満席だったので、
駅南へ移動。

DSC_0037IMG_5635

今度の料理も肉!
このお店の名物のハンバーグ。
IMG_5632
ビールを飲んで、
ワインのボトルを1本みんなで空けた。

トシくんは僕が夫婦の家を出てから、
ブログを始めから読んでいっているそうだ。

色々と今回再会する前に、
僕の4年前からの旅の様子を
予習して新潟市に来てくれた様だった。

この日は始めから読んで、
去年の石垣島を出て沖縄本島に戻った所までを
読んでくれたらしい。

時折、ブログの中での名言を
言って聞かせてくれた。

「起こること全てベスト」でしょ?!

あはは!
そうそう。懐かしいなぁー。
それは事故後、旅に再チャレンジした時に
神戸を出てから1週間目で出会った
まゆさんの言葉ですね!

そう言って二人で意気投合していた。

毎晩毎晩、
夜な夜な僕のブログを見ている後ろ姿を
見せつけられていたはるるは、
「もういっつもブログばっかり見ているのよ?!
毎日毎日、気持ち悪いほど熱中してるわっ」
そう言って少しヤキモチを焼いている様に見えた。

トシくん、
あんまり熱中し過ぎないでね!
またはるるに怒られちゃうよ!笑

それから3件目へと移動。
今度のお店ははるるが誰かにオススメのお店を
聞いてくれたらしかった。

少し遠かったのでタクシーで移動。

3件目「soi」
DSC_0039DSC_0038この居酒屋は、
「居酒屋甲子園」に出場し、
優秀な成績を収めた有名店らしい。

「居酒屋甲子園」とは。

「“居酒屋から日本を元気にしたい”という想いを持つ
全国の同志により開催された、
外食業界に働く人が最高に輝ける場を提供する大会です。

全国からエントリーされた居酒屋のうち、
独自の選考基準で選ばれた優秀店舗が、
年一回、数千人が集う大会場に集結。

ステージで自店の想いや取組みを発表し、
居酒屋甲子園における日本一の店舗を決定。
外食業界で働いている人が夢や誇りを持てる大会にすること
目指している。とされている大会だ。

様々なお店が出場し、
居酒屋を営む熱い経営者が集う大会では、
各店舗の渾身の思いが込められており、
涙を流してまで大会に挑む人達も居るほどだ。

この様な大会が事は、
ある本を読んでいた時に初めて知った。

その本の作者も出場店の方で、
とても熱く、素晴らしい思想の持ち主でもあった。

そして居酒屋甲子園に出場している居酒屋へ
いつしか行ってみたいなぁーと
本を読んでいた時に感じていた。

それがまさか。
このタイミングで叶う事になるとは…!!

期待を胸に扉を開いた。

店内に入ると、
店員5人ほどが息ぴったりに声を揃えて
「いらっしゃいませー!」
と出迎えてくれた。

活気の良さは、
そこらへんの飲食店とは一味違う事が
入った時にすぐに感じた。

靴を脱いで店内へ入ると
「靴は私が片付けますので、
どうぞ、そのままでお上りください。」
そう言って客席へと案内される。

客席には、
予約していたので手の込んだ手作りのネームプレートがあった。
DSC_0040

さすが、隅々まで対応が丁寧だ。

サービスはそれだけに止まらなかった。
「お通し」でさえも5種類ほどお盆に乗せて
選ばせてもらえる様になっている。

「今日は何件目ですか??」
などなど、
会話も弾む様な流れを作り、
接客対応には隙が全くなかった。

神戸で飲食業をしている身としても、
とても勉強になる事ばかりだった。

乾杯をする時にでもそれは続く。

じゃあ、改めて乾杯!
そう言って僕たちが乾杯をすると、

それを見ていた一人が掛け声を上げる
「アイ!ナイス乾杯!!」

そして他の店員が声を揃えて続く。

ナーイス乾杯っ!!

えぇ!こんな所までも?!
とても驚きの連続があったお店だった。

DSC_0041

トイレに行くと、
居酒屋甲子園の表彰状が飾られてあった。
IMG_5638この地域で、
準優勝を勝ち取っているらしかった。

通りで気合いが違うわけだ。

いやぁ、とてもいい勉強になりました。

このお店でも数杯飲み、
また違う店へと移動。

4件目。
「熟成肉NIQ」

ここもお肉が美味しいと有名な名店らしい。

DSC_0043

またしても、

肉。
DSC_0047

熟成肉の3種盛り。

どれもこれも美味しい肉ばかりだった。

普段、
牛肉は高くて買わないので、
こうして誰かに連れて来てもらわなければ、
まず食べられない。

普段スーパーで買う肉は、
もっぱら、安い鶏肉なのだ。

女子がデザートは別腹だとすると、
旅人は肉が別腹。

ワインをまたしても一本開け、
とても美味しく頂いたのでした。

ここ辺りからはもう既に酔っ払い。
とても気軽にリラックスして二人と話す事が出来た。

トシくんは相変わらず旅の話をして、
それに相変わらずはるるがヤキモチを焼いている。
とても微笑ましい場だった。

さらに。

さらにさらに5件目。

DSC_0048

このお店は半年前に二人が訪れた場所だったらしい。

なんと、たまたま今日を持って
この店を閉店するらしかった。

関西出身の若いイケメン店長。
記憶では兵庫県神戸市の垂水区出身だった。

以前トシくん達が訪れた際に、
鉄板を使ったイカ焼きが美味しかったらしく
それを食べにここへ来たのだ。

そこで頼んだのが

DSC_0049ハンバーグ。

またしても、!!!

僕にとって天国のような一晩だった。

もちろん別腹。

ちゃんとイカ焼きも注文して食べたが、
粉もんもやっぱりうまい。

関西人が作る、
こだわりの鉄板で焼きあげた粉もんは
とても懐かしい一品だった。

お二人に久々に再会し、
また再びあれこれとお世話になった。

やがてみんな飲み過ぎで、
そろそろ飲み納める事になった。

トシくん達もホテルすら取っていないらしく、
ひとまず車に戻る事に。

僕の自転車もその駐車場に隠してある。
IMG_5639さて、これからどうしようか。。

そう思っていると、
「俺達は運転席と助手席で寝るから、
後ろで寝たら?

そう言ってトランクを開けるトシくん。

IMG_5640

えぇーー!!

そんな…そんな…

それ、面白いね。

ってな感じで、この旅一年3ヶ月間での、

車中泊。(トランクルーム)

を、する事になったのだった。

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8月23日(473日目)

朝、トランクルームで起床。

IMG_5642

二日酔いで口もカラッカラだった。

二人は朝から予定があったので
ここでお別れする事になった。

また、タイミングが合えば
追いかけてきてくれるそうだ。

また会えるとは思いもよらぬ事で、
さらに思い出深い出来事となりました。

今回も
色々なお店に案内してくれた上に、
美味しいものを沢山沢山食べさせてくれ、
心に残る思い出をどうもありがとうございました!!
IMG_5643

 2人にお礼の言葉を告げてから、
まだもう一眠りしたかったので
お気に入りのいつもの河原へと向かった。

DSC_0054DSC_0055いつものベンチに横たわり一眠り。

昼過ぎにまた起きてから、
そのままその場で物書き。

IMG_5648

そうしていると、
そばに置いてある自転車を見て
またいろんな人が寄ってくる。

散歩していた夫婦も寄ってきて、
色々質問されて答えていると、
やはり収入などについても質問されたので
最近は今まで撮って来た写真を
路上販売で売って生活していると話した。

すると、
その写真を見せて欲しいと言われて見せると、
2枚ほどを500円で買って頂いた。
IMG_5644

ベンチに座っていても、
こうやって思いを伝えるだけで、
こんな出来事が起きる。

言葉とは本当に。
どこまでも底知れぬパワーを持っている様だ。

またパソコンに向かって書物を進めていると、
横に外国人が座っている事に気がついた。

あれ…?
自転車に荷物をくっ付けている。
いつからいたんだろう?

あまりの勢いでパソコンに没頭していたので、
いつ現れたか全くわからなかった。

英語で声をかけてみた。

Hay! Are you traveling around japan??
(やぁ!あなたは日本を旅行してまわっているの?)

「Yes!!」

Whis Bike??
(自転車と?)

「Yes!」

Oh.Cool!!Me too!!
(おーいいね!俺もだよ!)

「How long around to doing?」
(どれくらいの期間やってるの?)

1Year 3Month!!
(一年3ヶ月)

Wow so Long…
(わぁ、長いわね…)

そんなこんなでお互いの旅路について語り合った。
IMG_5645Bethany 27歳 アメリカ人。

彼女はタイや韓国を観光ビザの許す限り、
各国で3ヶ月間づつほど滞在して
自転車で周りながら旅をしているらしかった。

3ヶ月と期間が決まっているので、
電車や船なども使って、
行きたい場所を決めて周っているのだそうだ。

日本では大阪に上陸し、
京都などの関西圏をまわってから
船に乗って東北地方に上陸し、
犬や猫の愛護団体のボランティアを
1ヶ月働いて生活していたらしい。

これから長野に行って
農場でも働く予定があるみたいだ。

この前に世話になったNunoの事を話し、
長野に行くなら是非彼に会っておいでと紹介した。

おそらく長野で彼女は会う事になるだろう。

Bethanyは近くの船乗り場から
佐渡島へ渡る為にここをうろついていたそう。

色んな事を話し合い、
知っている限りの単語を駆使して
何とか会話をする事が出来た。

彼女はここに来る前に、
アメリカ軍の兵にあったらしく、
アメリカのお菓子を大量にもらったんだけど、
あまり食べないからちょっと貰ってくれないかと頼まれた。

自分もあまりお菓子は食べないが
あまりにも大量に貰っていて困っていそうだったので
アメリカのお菓子をもらった。
IMG_5647

自転車のタイヤの空気について相談されたので
彼女の自転車を見てあげることに。

空気圧がやたらと低下気味だったので、
いい具合に空気を補充しておいた。

やがてフェリーの時間を調べに行くと言って
彼女は去っていった。

IMG_5646

夕方6時に駅前の観光案内所が閉まるので
その時間まで河原でパソコンを触りながら待機し、
いい頃合いの時間に路上販売へ出かけた。

IMG_5656

この日も立ち寄ってくれた方々に
あれこれと今までの旅路を語り
これからの夢を語った。

IMG_5657

とても興味を持ってくれた若い子に
「Twitterに乗せていいですか??」と聞かれた。
もちろんだとも。
なんならどんどんやって欲しいくらいだ。

そうして記念撮影。
IMG_5658小銭が8円と1セントあったらしく
それを頂いた。

何故だか新潟では外国紙幣がよく渡される。

中国人やフィリピン人の人達も
数多く寄って行ってくれた。
他には台湾人も。

台湾の人はとても日本人に対して友好的であると言うが、
それはやはり本当にそうだと思う。

いろんな各地で台湾人に会うが、
みんなとてもいい表情で「日本が好きだ」と言う声を
よく耳にすることがある。

この日も例に外れない
台湾人のカップルが立ち寄って行って
差し入れまで後で引き返して持ってきてくれた。
IMG_5652他にも、
以前、長岡でトシくんに教えて貰った
地元のソウルフード「イタリアン」について話した方が、
後でわざわざ戻ってきて、
「イタリアン味の柿の種」
をプレゼントして下さった。
IMG_5649ちなみに長岡編にも書いたと思うが、
新潟市では「みかづき」という店だが、
発祥の長岡では「フレンド」の2つのチェーン店が
イタリアンを食べれる店として存在する。

他にも差し入れが続いた。
写真を買ってくださった紳士な方が
爽やかに「これ、腹の足しにしな。」
そう言ってパンをも持たせてくれる。
IMG_5654ありがたい。

暴言を吐かれる修行のような日もあれば、
こんなに親切な心に触れ、
幸せに思う日もある。

同じ場所で路上販売していても、
毎日状況は違う。

新潟で毎日同じなのは、
ズボン上げ過ぎ爺さんが顔を出してくれる事くらいだ。
IMG_5655

この日は、
電力不足と集中して物書きする為に
漫画喫茶へ行く事に。

店に入る前に
スーパーの夜間で安くなった惣菜と
ズッキーニを一本購入し、
それを晩御飯とした。

差し入れは翌朝起きてからの朝食にする事にしよう。

漫画喫茶に入り、
集中してパソコンに向かっていると…
気がつけば
朝の6時半になってしまっていたのだった。


8月24日(474日目)

昼に漫画喫茶を出て、
またいつもの河原へ。
IMG_5670まだまだ書かなければならないものは
沢山残っていた。

こんなにパソコンばっかり触って
一体、何してるんだろう??

そんな疑問も出るが、
日々旅の中で沢山の出来事が起こり、
いつか忘れてしまわぬ様にと
こうして書き残している事もあるのだ。

っと言うか、
書かなきゃならないのに溜め過ぎか。

そうしてせっせと書いていると、
また人が寄ってきて話し込む。

IMG_5668

外にいるといつもこんな調子なので
なかなか書物が前に進まないのだ。

これも更新が遅れる原因の一つでもある。

夜に集中して書こうにも、
疲れて眠りたい時も多々ある。

なかなか、
旅と物書きの両立は難しいものだ。

おばあさん達とは
1時間以上も話し込む事になった。

話し終わって自転車に荷物を取りに行くと、
またまた違う人が寄ってきた。

先ほどお婆さんと話していると
自転車の周りをウロウロして気になっている様子の方だった。

もう結婚してから10年ほど日本に住んでいると言う
韓国人の女性の親子。

またその方と少し話していると、
これまた面白い事になった。

その方は韓国のインターネットニュースの
ジャーナリストでもあり、
僕の事を取材しても構わないかと
いきなりのオファーが来たのだ。

もちろん断る筈もなく、
その話を了承すると明日またこの場所で
取材を受ける事になったのだった。

DSC_0001

同じ場所ばかりいても飽きてきたので、
気分転換に街へ散歩に出かけることに。

昨日も耳にした噂の「イタリアン」を
食べに行ってみることにした。

IMG_5672IMG_5673

『噂の新潟県民のソウルフード』
イタリアン 330円

IMG_5674

味はパスタと言うより焼きそばに近かった。
もやしほどの太さで四角に角張った
よくソースの様な味が染み込んでいる麺。

それにトマトソースがかかっている。
IMG_5675ソースの様なトマトの様な…
個人的には何とも言えない具合な味が好きだった。

他の味も味わってみたいものだ。

値段はかなり安めだが
量的には食いしん坊の自分としては物足りない。

それから今夜も腹を満たす為に、
原価率研究所の200円カレーを食べに向かった。

相変わらず安くて大盛りなカレーを食べ、
腹を満たせてから今日も駅前へ。

だがこの日はとても風が強かった。

一度写真を並べたが、
並べている内にすぐに
写真が飛んで行ってしまうほど。

いつもの場所は不可能と判断し、
駅の構内から出て、
風上に建物がある場所へ移動。

1時間ほどは調子よくその場所で行えた。

だがやがて風向きがまた変わり、
その場所も不可能に。

ちょうどその頃立ち止まってくれていた方が
僕の事を気になってくれた様で、
座り込んで動かなくなってしまった。

さらに先ほど来ていた若い女の子も、
さっき買ってくれた写真の場所はどこかを
聞く為に戻ってきて道端でもうピクニック状態に

IMG_5676

初めに座り込んだ女性は、
プラネタリウムを映し出す新潟県立自然博物館の方だった。

「人の前で話すような公演はできる?」など、
一般の人と違った質問を投げかけて来たのは
そのせいだったのか。

いま夕日をどうにか再現できないかと
挑戦しようとしているらしく、
「今まで撮ってきた夕日のデータをすべて頂けないか」
と相談されたので、
お役に立てられるのであればと了承した。

もし、採用される事があれば、
その写真の下に僕の名前が載せられるらしい。

県立の博物館でそんな扱いを
していただけるなんて光栄な限りだ。

やがてその3人も解散し、
また風の当たらない場所を求め移動。

いつもの場所の風が収まっていたので
そこでする事にした。

雨も降り始めて
それからはあまり人が寄ってこなかった。

終電がなくなった12時頃に諦めて店じまい。

今日も河原にいつもの戻って少し編集を進め、
夜中の3時に眠る事にした。

何だか新鮮さに事欠けて来始めていた事を
感じ始めたのだった。


次回、
突然に新潟市を出る決意を決め
再び旅立つ事になる。


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8月11〜20日『旅の途中に旅をする。』(461〜470日目)

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『急遽予定変更ヒッチハイクの旅〜千葉編〜

8月11日(461日目)

9時頃に起床し漫画喫茶の外へ。

まずは新潟駅からスケボーに乗り、
ヒッチハイクを始める新潟中央インターまで向かう。
IMG_5446IMG_54485kmほどを30分間で移動。

スケボーならば
自転車とほぼ変わらない速度で移動する事が可能だ。

インター付近に着いてから、
入り口へ歩きながら念のため 通る車に
スケッチブックを見せながら歩いた。

IMG_5456

午前10時30分頃
入り口付近に到着。
IMG_5459 10分ほど入り口で試みたが、
どうにも車の台数が少ない。

その入り口の他には、
先ほど歩いてきた道から続くバイパスが通ってあり、
少しインター内の方へ侵入すると、
どちらの車に向けてもヒッチハイクする事ができる。

怒られるかもしれないが、
注意されればまた入り口でやる事に決め、
一先ずインター内へ侵入を試みた。

IMG_5460IMG_5461

よし、ここならなんとかなりそうだ。

パイパス側と側道から来る二方向、
それぞれから来る車にアピールを開始した。

開始から30分ほどで、
バイパス側から来た車が停車した。

予想は的中!

やはり上がってきて正解だった。

乗せてくれたのは
大阪出身の爽やかな商社マンのお兄さん。

どこから?と云う質問に、
神戸からですが、
普段は自転車で日本一周をしている事など、
この旅中に他の旅をする破天荒なスタイルを話すと
とてもいい反応で喜んで話を聞いてくれた。

お兄さんの車には
何故だか骨の実寸大の模型があったのが
面白おかしく印象的だった。
IMG_5462お仕事はお医者さんを相手とする、
医薬品の商品を扱っているらしい。

なるほど、だから骨の模型があるわけだ。

記念に一枚いいですか??
そう言って記念撮影。

はい、ちーず!
IMG_5463

いやいやいや!
前見てくださいよ!!

「ははは、ごめんごめん。
なんだか撮らせてと言われたら、
応えて上げたくなっちゃってさ!」

そう言いながら
車内は明るい会話が続いたのだった。

商社マンの頭のいいお兄さんは、
高速道路で覆面パトカーが誰かを捕まえていると
そのナンバーを記憶してメモに残しているらしい。

さすが、デキるビジネスマンはやる事が違う。
IMG_5464

この車は長岡インターで降りるらしいので、
その手前のパーキングエリアで降ろしてもらう事に。

新潟県三条市の栄PAエリア
IMG_5465次に停車したのは、
黒い箱型のベンツ。
お子さん連れの夫婦だった。

IMG_5466

東京の池袋から旅行で来ているらしかった。

なぜそんな旅をしているのかと聞かれ、
色々と胸の内を話すと、
とても感銘を受けていただいた。

是非また東京に来年自転車で通る際は、
ご飯でもご馳走するから、
また会おうとも言ってくださった。

これも何かの縁。
是非とも再開したいのでと、
お互いに番号交換をさせてもらった。

おそらく来年の夏。
この本間さん夫婦と再開する事になりそうだ。

後部座席の隣には、
可愛らしい娘さんがいて、
とっても無邪気な可愛気満点のお子さんだった。

IMG_5467

群馬県でこの車は高速を降りるので、
今回も手前のパーキングエリアで降ろしてもらう事に。

群馬県、下牧PAエリア
IMG_5468

このパーキングエリアは、
トイレと自販機ほどしかない小さな場所だった。

この手の場所は経験上、車が少ないので、
車を捕まえるのに一苦労する。

けれども、
ちょっとした事がきっかけで
あっさりと車が捕まったのだった。

まずは、降りてからトイレへ向かった。

用を足し、トイレを出た。

外へ出ると日差しが強く暑かったので、
長期戦になるかもしれないと思い
長岡ではるるさんにもらった
「濡らしたら冷たくなるタオル」を
濡らしておこうと再びトイレへ。

長野で買った下駄を履いていたので
カランコロンいい音響かせ歩いていると、
トイレから出るおじさんに声をかけられた。

「ほぉ、下駄かね。情緒があっていいねぇ。」
そう言って話しかけられた。

えぇ、そうでしょ。
この音がまたいいんですよね。

そんな会話をしながらタオルを濡らしていた。

おじさんは車へと戻って行く。

あぁ…!!

もしかしたら、
あのおじいさん乗せてくれるかも…?!

そう思いつき、
すぐさまパーキングエリアの出口へと向かった。

おじいさんの車が動き出し、
スケッチブックを上げて狙い撃ち。

一発的中!!

見事なまでの停車具合だった。

おじいさんの顔も、
何かを諦めた様な笑いを浮かべていた。

難しいとされるようなパーキングエリアも、
今まで縁を繋いできたタスキの様なアイテムで
難なく乗り越える事が出来た。

長野の馬場くん、高橋くん、
長岡のとしくん、はるるさんの
顔を思い浮かべた。

意外な所で、
あなた方から授かったものが
とても役に立ちました。

感謝してます、ありがとう!!

そうして車に乗り込み、
南下を続けた。

おじさんはやはり、
トイレで話さなかったら乗せなかったと言っていた。

IMG_5469

おじいさんの若い頃の時代は、
みんな下駄を履いていたそうだ。

一番大きな下駄は、
宝馬(ほうば)というらしい。

「ちなみに君の様な下駄は、
便所に使うものだったね。」
と、ショッキングな事をスラッと
言ってのけたおじいさんだった。

…まぁいい。
出会ったのは便所なのだ。
あながち間違った使い方でもなかろう。

おじいさんも昔は海外を旅したそうだ。
イギリスを7週間ほどかけて一周した事もある話など、
面白い話を沢山聞かせてもらったのだった。

降りる場所はやはり、
おじいさんが降りる場所の手前のSAかPAエリア。
なので、上里SAまでよろしくお願いします。

と言っていたのにもかかわらず、
気がつけばそのサービスエリアを通り過ぎた。

え?過ぎましたよ?!

「あぁ、◯※▽×卍…!!」

何を言ったのか聞き取れなかった。

おじいさん!
通り過ぎましたよ?!

「だーかーらー、寄居の方がいいんだって!!」

と少し逆ギレされた。

意味がわからなかったが、
とにかく高速道路から降りなければ
問題はない。

通り過ぎてしまったので、
もうおじいさんに委ねるしかなかった。

そして、おじいさんは
今から連れて行こうとしている場所について
説明し始めた。

「今から行くパーキングエリアはね。
建物とかの文字は全部フランス語なんだよ。」

えぇ?!
そんな所があるんですか??

なるほど。
それを見せたくてそこへ案内してくれるのか。

そうしている間に
噂のパーキングエリアに到着した。

「埼玉県 寄居PAエリア」IMG_5471

おぉ…本当だ!!
すごい!建物が全部フランス風ですね!!

「そうだろ?こんなに一つのテーマを決めて
珍しい事をやっているのはここぐらいだ。
ワシはいつもあそこのレストランで食べる。
ランチならそこそこ安くて美味しいものが食べられるよ。」

あぁ、そうなんですか。
どうもありがとうございます!
想像以上の場所でした!

そうお礼を告げると、
おじいさんは満足そうな顔をして去って行った。

せっかくなので、
おじさんに勧めてもらったお店へ。

本日のパスタを注文し、
美味しいパスタを食べて昼食を頂いた。

IMG_5473

お会計をする時、
店員さんにヒッチハイカーかと話しかけられ、
そうだけど普段は日本一周をしていると説明して
ステッカーをプレゼントすると喜んでくれた。

外へ出てフランス風な建物を一回り見学。

IMG_5472

それからすぐにパーキングエリアの出口へ。

このパーキングエリアは、
ファミリーやカップルなどが大多数を占めていたので
なかなか停まってくれる人が現れず、
1時間以上そのパーキングエリアで粘った。

日差しは燦々と降り注ぎ、
近くには日陰になるようなものは一切なく、
車が通ってない間はスケッチブックで影を作り車を待った。

IMG_5474

一度、水が欲しくなって
先ほどのレストランにペットボトルに
水を入れてくれないかと厚かましいお願いをしに戻ったが、
すぐに出口へ向かってひたすら乗せてくれる車を願った。

スケッチブックには、
東京と千葉の2県を書いてあったが、
一度書いている内容を変えてみた。

 田舎者です。
都会へ連れてって
東京

スケッチブック2枚を使って
大きく書いてみた。

反応はイマイチ。

シラけた目をされた様に感じた事があったので
東京、千葉に戻したのだった。

やがて2時間ほどが経過した頃。

ようやく一台のトラックが停車。

22才の若い兄ちゃんだった。

IMG_5477

配達で横浜まで向かっているみたいだった。

横浜となると、
今進んでいる南行きの関越自動車道から
首都圏中央連絡自動車道に乗り換え、
西へ進む事になる。

なので地図を駆使して、
どこかのパーキングエリアから
駅が一番近い場所を探し出し、
そこまで送ってもらう事にした。

狭山PAエリアに上陸。
IMG_5479IMG_5481トラックを見送ってから、
パーキングエリアの従業員出入り口を使って
一般道へ出た。

そこからスケボーに乗って4kmほどの仏子駅へ。

埼玉県の住宅地を駆け抜けた。
IMG_5480

駅に到着し、
440円ほどの切符を買って
都内への切符を手に入れた。

西武池袋線の電車に乗って、
まずは池袋へ。
そこで乗り換えようとしたが、
改札がどこかわからず2回も間違えた。

さすが都内。
もうごっちゃごちゃしていて
意味がわからん。
IMG_5485駅員に何度も道を聞き、
ようやくJR山手線を発見。

山手線で渋谷を目指した。

本来、会うはずの神戸の友達は
一週間後の17、18日に東京に来る予定。

それまでに期間が空いているのは、
世間のお盆休みが13〜16日までだったので
ヒッチハイクでの高速道路の移動が
困難と判断したので前もって東京入りしたのだ。

それまでは会っておきたい人に会うとしよう。

今夜に会う約束をしているのは、
半年前に北海道で気がつけば
毎日一緒に遊んでいた池ちゃんこと池田。
IMG_2940IMG_3004DSC_0018

彼に会うため今夜にも千葉へ移動する。

早くあいつにズボンを履かせてあげなければ…。

池ちゃんはこの日、
同窓会があるので11時以降からしか
会う事が出来ない。

それまでの間は、
2ヶ月前にも神戸に来てくれた
東京の友達に顔を見せに向かうことにした。
IMG_3673

その子達も、
もともと北海道ニセコで出会った縁。
IMG_2712 IMG_2708この旅で、
友達と呼べる人たちも数多く増えた。

とても嬉しい事だ。

やっとの事で、渋谷に到着。
新南口から出てすぐの居酒屋にいるらしく
すぐにそこへ向かった。

 久々に顔を合わせるや否や、

「あぁ!!村長〜!!!!!!
村長元気?!?!?!」

そう言って、
謎に村長呼ばわりされて出迎えられた。

今回再開したのは、
その中の二人。
東京シティーガールの、
ことみちゃんとガッキーだ。

IMG_5678

以前神戸を訪れて来た時に
色々神戸を案内すると、
何故だかつけられたあだ名だった。

何かを語れば村長と言われ
どこかへ連れてけば班長と呼ばれ
ガハハと笑えば船長だと言う。

一体僕はこの子たちにとって何の長なのだろうか。

懐かしい呼び名に、
また、少し前の記憶が蘇る。

2ヶ月前に訪れてくれた神戸では、
このギャーギャーうるさい東京シティーガールを引き連れて
班長になっていろんな場所を案内したものだ。
IMG_3680 IMG_3681 IMG_3685 IMG_3687その時ウケた出来事などを話し、
ひと昔の話に花を咲かせたのだった。

やがて千葉に移動する時間が迫り、
千葉に行くと言うと、
ことみちゃんはニセコで池田とも知り合っていたので、
二人とも付いてくると言い出し、
3人で千葉へと向かった。

夜11時頃。

千葉県に到着。

冬季にいつも遊んでいた池ちゃんと久々の再開を果たす。
池ちゃんも相変わらず元気にしているようだった。

ニセコで泥酔したあの日から
ずっとズボンを履いていないのではと心配していたが、
どうやら気がついてズボンを履いていた様だ。

飲んでいなかった僕が運転し、
彼の実家付近の居酒屋へ。
IMG_5492IMG_5493

再開に乾杯!!
IMG_5494池田が昔から通い詰めるお店らしく、
池田考案のメニューがあると言い出し
是非ともそれを頼むことに。

それはメニューに載っていないらしく、
裏メニューなのだそうだ。

「すいません、黒乳首ください。」

はぁ?!なにそれ?

「まぁまぁ。それは来てからのお楽しみだ。」

そして、店員が急いで戻って来ると
「すいません、今日黒乳首を切らしておりまして…
赤乳首などいかがでしょうか?」

そんな意味のわからない会話をしていた。

そして出てきた品が、これ。

IMG_5495あぁー。そゆことね。(笑)

バケットにクリームチーズ、ジャムやトマトが
乗せられているおつまみの事だった。

おそらく黒はレーズンで、
ブルーベリージャムでも使っているんだろう。

他にも色々ガンガンキツイお酒を、
山手線ゲームなどをして勝敗を決め、
飲んで戦い、酔っ払った一夜だった。

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8月12日(462日目)

酷い二日酔いの中、
池田の部屋で目が覚めた。

部屋には自分一人だけだった。

シティーガール達は、
朝方に仕事や用事で飛び起きて
一目散に東京へ帰っていた。

昼過ぎに、
一人を車で遅らされた池田が
酷い顔をして文句を言いながら帰ってきた。

「お前どんな爆弾女を連れて来やがったんだよ。」

ははは、悪いな。
付いてくるって言うもんだから
仕方なかったのさ。

「まぁいいんだけど。」

そう言って倒れこみ、
少し喋ってから夕方頃までもう一度
二人共眠りに落ちた。
IMG_5500

ニセコでも千葉でも
俺たちが揃えば同じ行動パターンだった。

夕方頃目が覚めて、
ドライブがてら幕張メッセへと向かった。
IMG_5501
ここにも北海道ニセコで知り合い、
神戸でも再開したある人が働いている。

IMG_5505

五味くんだ。

五味くんはニセコで冬季、
焼き鳥居酒屋「与作」の店長をしていた。

その場所にもよく仕事場の相棒、栗ちゃんと
飲みに行ったものだ。

五味くんには内緒で突然顔を出したので
相当驚いていた様子だった。

夏はイチゴを凍らせたものを削って
練乳をたっぷりかけた
「削りイチゴ」を販売している。IMG_5506

以前、神戸で出会った際も
垂水のアウトレットへこの販売に来ていたのだ。

IMG_3546 IMG_3544

およそ2ヶ月ぶりの再開。
五味くんは神戸に働くBARにも良く飲みに来てくれ
夏にも出会ったことで、
さらに仲が良くなったと感じている。
IMG_3598

神戸でニセコでたらふく飲ませてくれた
仕返し恩返しに沢山飲んで頂いた事も記憶に新しい。

IMG_3603

五味くんとも
また今年の冬期、
ニセコで再開することになるだろう。

少し話してから、
また池田と車に乗って東京方面へ。
IMG_5509知り合いが浅草の居酒屋で
働いていると聞いていたので、
そこへ向かった。

その店が見えた途端に
本人から今日は働いていないとメールが入ったので断念。

そこから近くの秋葉原に
池ちゃんの同級生がホテルで働いていたので、
そこの温泉をタダで入らせてもらいに向かった。
IMG_5513

車を止めて、
近くでイケちゃんにご飯をご馳走してもらって
軽く酒も飲んだ。

翌日には池ちゃんの地元の友達メンバーで
木更津へバイクツーリングに行くらしく、
ここで働くともきもそれに参加するので
彼を迎えに来ると言う予定でもあったのだ。

ともきも一度だけ
彼がニセコに遊びに来ていた時に顔を合わせていた。

ともきの住まいはこのホテルの一室にあり、
この晩はそこで3人雑魚寝で寝ることにしたのだった。


「池田の同級生達と。」

8月13日目(463日目)

朝起きて、
池ちゃんと、ともきの3人で
車で千葉へ戻った。

楽しみにしていた木更津へツーリングの予定は、
生憎の悪天候で中止となり、
行く予定だった男10人でボーリングをすることになった。

千葉の成田の同年代の男達と、
賭けをしてゲームを楽しむ。
IMG_5516池ちゃんは昔から
このメンバーでボーリングに来ると
お金を賭けて勝負をするらしい。

それを知ってか、
ボーリング場に入る前に、
「これ持っておけ。」
池ちゃんはそう言って、
こっそりと5千円をもたせてくれていた。

ゲーム開始前にまず一人1000円づつ集め、
3チームに分かれて、
合計点の一番高いグループが総取りするシステムだった。

3ゲームほどやったが
勝つことはできなかった。

どっちかと言えば、
ボーリングは苦手な方。

嫌いではないが、
今まであまりやる機会が少なかったので
コツがイマイチわからない。

ボーリングを終えてから一度解散し、
夕方頃にまたそのメンバーでBBQをするために、
成田山近くの公園へと向かった。

IMG_5518

到着すると、
間も無く日が暮れ、
野郎だらけの飲み会が夜な夜な繰り広げられた。

到着早々、
飯盒で米を炊いてくれないかと頼まれ、
喜んで引き受けた。

やり方のコツがわからないので
毎年レトルトのご飯を使っているらしい。

炭火で様子をみながら炊き上げると、
「おぉ〜さすが!」とみんなの口から
関心の声が寄せられた。

自分にとっては、
毎日の事なのでお安い御用だった。

こちらに来て驚いたのが、
僕の存在をここに来る前から知り、
このブログを見て会いたいと思ってくれている人
居たことだった。

知り合いの知り合いにまで
自分の存在が行き渡り、
”会ってみたい人”と思ってくれていたことは
とても嬉しい事でもあり、
かなりの驚きだった。

池ちゃんの友達に限らず、
どんどん知らない所でこの旅の活動が
浸透して行っているのだろうか…?

東京に上陸したとSNSなどで報告すると、
あちらこちから”こっちにも来てよ!!”と
連絡が殺到。

みんながみんなにはさすがに会えなかったが、
また来年の夏に自転車で来た時に
なるべく会えたらと思っている。

BBQの様子は
かなり凝ったアウトドア道具を揃え、
何不自由なく充実させていた。

暗くなれば、
松明やロウソク、ランタンなどに
火の明かりを灯し雰囲気まで良い具合。

#SC_0009#SC_0010

#SC_0012

夜な夜な池ちゃんの友達達と飲んで語り明かし、
一人、また一人と勝手に消えて撃沈して行き、
残った者でまた新たな酒豪を決める戦いが繰り広げられた。
#SC_0016気持ち悪くなるほど飲んで飲んで飲みまくった。

夜中に携帯がない事に気がついて、
池ちゃんの車に取りに行くと、
雨が降ってきたので出るのが億劫になり、
そのままそこに居座り眠りに落ちたのだった。


8月14日(464日目)

翌朝。

#SC_0017

起きてBBQ会場に戻ると、
朝からシリアルを食べている謎の光景を目にした。

さすがに朝もあるからといって、
アウトドアのBBQにシリアルを持ってきているのは
初めて見かけた光景だった。

この日は野郎だけでなく、
奥さんや子供達と合流し、
さらに大人数でのBBQ大会となった。

毎年このメンバーで
お盆にする事が決まっている恒例行事らしい。

他にも恒例なのは、
隙を狙ってみんなに担ぎ上げられ
簡易プールに投げ込まれる事。

#SC_0043#SC_0046

「次、アイツな。」と
コソコソ本人にバレないように伝達し、
隙を狙って次々に担ぎ上げられ
プールに投げ込まれる。

靴を履いていようが問答無用。

毎年恒例で靴を履いてくるのが悪いらしい。
#SC_0024

#SC_0030#SC_0036#SC_0040

結局、一人残らず放り込まれたのだった。

ズボンを忘れて、
一つしか持っていない自分は
投げられるのを免れた。

ビールを飲んで子供達とキャッチボールをしたり、
それぞれが思いのままに時を過ごした。

水鉄砲を持って喜ぶ池田。
#SC_0047バトミントンをする池田とともきと誰かの息子。

#SC_0020

ともきと、会いたいと思ってくれていた
男前な那須くん。
#SC_0022

昼3時頃まで過ごし、
最後に、これもいつもの恒例だという
「ドッジボール大会」が行われた。

IMG_5519

久々にドッジボールなんてしたが、
懐かしい小学校時代を思い出したのだった。

あの頃は、
”ドッジボールで一番強い奴が一番すごい”
だなんて思っていた事もあったのを思い出し、
いろんな人の子供達を見ていると、
何も知らなかった小学時代の
無邪気だった自分を思い出した。

ドッジボール大会も終わり、
その日集まったみんなで記念写真を撮らせてもらった。
#SC_0049随分と大人数なのがお分かりだろう。

こんな大勢の仲間に入れてくれたみんなに感謝してます。
どうもありがとう!

「また、来年のお盆に来れたら来てね。」
そう言ってみんなに言ってもらえたのが嬉しかった。

出来れば来年、
このBBQ大会に相棒の自転車に乗って
この場に合流出来ればと考えている。

さて、この物語を繋ぐ事は出来るのだろうか。

千葉県滞在はこの日までとし、
駅に送ってもらう前に池ちゃんに
温泉へ連れて行ってもらった。

それから成田駅へ。

見送りには、池ちゃんの友達の
りゅうじくんも付いてきてくれた。

駅についてから、
成田に来たなら「たこぺったん」を食べとけ!
そう言って、
地元のB級グルメのたこぺったんをご馳走になった。

IMG_5520

 味は色々選べるみたいだったが、
これはポン酢マヨ。

中もトロトロで美味しい一品だった。

粉もん大好きな関西人としても花マル!!

それを食べてから駅へ。

これから神奈川県に行く予定になったと話すと、
「じゃあ、俺たちが出してやるからそれで行きな!」
そう言って電車代まで世話になった。

今年の冬に滞在予定のニセコにも、
池田は働きに来るか、遊びに来るかはまだ分からないが、
必ず来ると言うので、
また、その時にお返しさせてもらうことにして
甘えさせてもらった。

池ちゃん、りゅうじ君。
最後の最後までありがとう!!
IMG_5521そして神奈川県へと向かった。

成田から東京駅で乗り継ぎ、
東海道線で平塚駅まで2時間かけて向かう。

東京には自販機すら
液晶化されたものが置いてあった。
田舎者の自分にとっては少し驚きの自販機だった。

IMG_5522

この方が商品が変わっても
データを変えるだけで済むのだろう。

さすが最先端が集まる街。

そんな事を思いながら乗り継ぎ神奈川へ。

平塚駅に到着し、
5kmほどスケボーで走った所に
なおきの家があった。

この家には、
以前北海道から陶器の仕事を終えてきた際に
寄っていた場所だ。

また久々の友に出会い、
離れていた間にお互いに起こった出来事を
あれこれ話す夜となった。


『〜神奈川滞在編〜』

8月15日(465日目)

昼過ぎまでダラダラと過ごし、
なおきが好きな太鼓を叩きに行こうと誘われ、
湘南の海辺へ向かった。

一つ手前の茅ヶ崎で降りて、
長い長い浜辺を歩く。

DSC_0003

前回もこうして湘南に出向いて太鼓を叩いたっけ。

そんな事を話しながら海辺を歩いた。

途中、だれもいない所で
太鼓のセッションを行った。
DSC_0002
二人とも太鼓を触るのは久しぶり。

彼は相変わらずとても上手い演奏をしていた。
彼の高度なテクニックに魅せられ
僕もこの楽器をよく触るようになった。

自分にとっては太鼓の師匠だ。

叩いたり、歩いたり。

気分気ままに吹く風のように。
気の向くまま浮かぶ雲のように。

湘南の海辺を二人で散歩した。

DSC_0009

遠くには綺麗に赤に染まる空に、
富士山がくっきりと影を浮かばせていた。
DSC_0021

やがて日が沈み、夜が来た。

DSC_0023

もうそろそろ満足すると、
また家に帰ってビールを乾杯して
眠りに堕ちるのだった。


8月16日(466日目)

この日はずっと家に居て
一日中休ませてもらった。

変わった事といえば、
インド人とのハーフのラージ、
通称ラーちゃんが家に遊びに来たことくらい。

目まぐるしく変わる環境の変化に
疲れも溜まっていたのだろう。

ずっとゴロゴロしていた珍しい一日だった。

ただゴロゴロしているのが珍しいこと。

ちょっと前までは、
いつでも出来た事が出来ない日常になってしまった。

良い面もあれば、
悪い面もある。

何事も。

何を選んで、何を選ばないか。

それを決めるのは、自分だ。

今のところ、
この道を選んだ事に、
何一つ後悔はしていない。


「〜東京編〜」

8月17日(468日目)

今日は神戸から友達がやってくる日だ。

この友達に会うために
わざわざこちらまでやってきた。

なおきも共通の知り合いだった為、
一緒に合流しに向かった。

待ち合わせ場所は、
「横浜ラーメン博物館」

神戸の友達、戸田君は、
神戸のラーメン屋で働いていて、
いろんなラーメンの勉強がしたいらしので
そこに集まる事になったのだ。

12時頃、横浜駅へと向かった。
IMG_5528IMG_5529横浜駅から歩いて3分ほどで
横浜ラーメン博物館に到着。

入場料300円を支払って中へ入った。

IMG_5530

今回僕を呼び寄せた張本人と対面。

IMG_5532

戸田君、28歳。
出身地は違うが、一つ上の先輩だ。

戸田君は3年ほど前に日本を旅立ち、
オーストラリアを始め、アジアやヨーロッパの数々を
2年かけて旅をした旅人でもある。

ちょうど1年前。
僕が日本最南端の島、
波照間島に居た時に彼から電話が来た。

「よしあき、元気か?
もう俺はこれ以上無いほどに、
いろんな事をやり尽くした。
もう満足したわ。
そろそろ神戸に帰る。」

そんな電話をわざわざ海外からくれた、
離れていても仲良い友達と言える人でもあり、
顔の薄さからは想像もできないほどリーダーシップが強い性格で、
地元のみんなから慕われ、憧れの存在でもある。

彼が一声かければ、
たくさんの人が集まる。

そう云う人柄だ。

久々に戸田君との再会を果たし、
一通りラーメン館を見回ってから、
気になる店へ並んで入った。
IMG_5533

連休と云う事もあってか、
人気店にはずらりと行列が並び、
1時間以上待ちの様な場所もあったほどだった。

それほど待っていられないので、
戸田君が一番食べたかった一番行列の長い店は諦めて
テレビでも見た事があるほどの佐野さんが経営する
「すみれ」のラーメン店へ。
IMG_5534IMG_5535IMG_5538IMG_5536
やはりうまい。

澄んだスープに、
程よいあっさりした脂。

絶品でございました。

このラーメン博物館では、
沢山のラーメンが食べられる様にと
ミニラーメンと云う特別なサイズが設けられていた。

一足先に到着して
これで2杯目の戸田君はもうギブアップ。

 ミニの存在を後から気がついたらしい。

ラーメン館を出て、
なおきの用事で東京都、勝どきへと移動。
IMG_5555IMG_5539なおきの友達IKE(アイク)と合流。

IMG_5541

アイクと合流するや否や、
部屋に留守番しててと言い、
アイクとなおきはどこかに行ってしまった。

仕方なく、戸田君と二人で
ビールでも飲みながら帰りを待つ。

二人が帰ってくると、もう一人の友達が増えていた。
それからウイスキーが好きなアイクに勧められ、
ウイスキーを3種類ほど飲まさせてもらった。

ここあたりからもう酔っぱらって
記憶が曖昧だ。

その後戸田君がオーストラリアで仲が良くなった
MAX(日本人)もその家に駆けつけてきてくれた。

それから海辺の夜景が綺麗な穴場スポットへ
散歩に連れて行ってくれた。
DSC_0025DSC_0026

初めて集った異色の男6人で、
夜景を眺めながらビールを乾杯。
DSC_0024それから、なおきとアイクともう一人の友達と別れ
戸田君とMAXとの3人で新宿へと向かう事に。

IMG_5545IMG_5546

新宿でも戸田君の提案でラーメン店へ。

もうどんなラーメンだったか
写真も撮っていなくて思い出せないが、
美味しかった事だけは憶えている。

そろそろ酔っぱらって疲れたので、
寝るために初めて試写室と言われる場所へ
泊まる事になったのだった。

IMG_5550


8月18日(468日目)

新宿の朝。
IMG_5553IMG_5552

この日も目まぐるしい日となった。

まずは戸田君がオーストラリアで知り合った友達の
だいちゃんの家に向かう為、
渋谷の幡ヶ谷へと足を向けた。

昨日出会ったMAXも、
これから会う大ちゃんも、
神戸に来た時に僕のお店に飲みに来た事があり、
僕も顔見知りでもあるのだ。

大ちゃんの家に到着し、
久々に合う物同士でお互いの近況報告。

IMG_5554

そうこうしている内に、
続々とオーストラリアメンバーが
大ちゃんの家に集い始めた。

気が付けば僕を含め6人の旅人が集結。
僕以外のみんなは、
オーストラリアで出会った仲間だ。

海外に出れば、
こんな仲間が出来るのかぁ…と
関心させられ、
これからの海外に希望を膨らます事が出来た。

そして東京に来た初日に再開した
渋谷で看護師として働いているシティーガール2人も
近かったので顔を出し集結。

やがて日暮れ頃に総勢8人で飲みに
渋谷の街へと繰り出した。

IMG_5557IMG_5558IMG_5561IMG_5559

まず向かったのは、
オーストラリアでみんなが出会った人が働いていたという
噂のお店。

IMG_5563

その人はまだ海外に出て働いていない様だった。

2杯ほど飲んでから次に、
そこの近くにあるMAXが働く店へと移動。
IMG_5564

まずはテキーラで仕切り直し。

またまた酔っ払って
記憶が曖昧になってまいりました。

それから何杯か飲んで、
僕の用事で六本木のある場所へ。

とある看板のない、
インターホンを鳴らして
許可がなければ入れない場所へと入って行った。

ここは実の弟の店。
4年ほど顔を合わせてなかったので
久々の再開だった。

家族皆、自由気ままにしているので、
あまり連絡も取り合わない。
東京でも元気に上手く元気にやっている様だった。
IMG_5707本人の写真は
何故だか載せてはいけないらしいので
載せたいが載せれない。

写真を載せられないとはどういう事だろうか。

ま、それはさておき。
久々に兄弟に会い、

「兄貴、そんなもんか?
まだまだ飲めるんだろ?!」

あったりめーだろコラ!

と、煽られ。

飲み続けた結果…。

IMG_5582

泥酔。

その日、タクシーに乗り込み(なおきに運んでもらって)
途中で「運転手さん!止めてー!」と叫んで
車外に出て吐き、
それからの記憶が一切無くなったのだった。


8月19日(469日目)

目が覚めると、
大ちゃんの家だった。

何とか無事に送り届けてくれた様だ。

IMG_5595

酷い二日酔いだった。

水を飲んで寝転がる事を繰り返した。

昼過ぎまでそれを繰り返し、
ようやく動けるまでに復活。

シャワーなどを借りてサッパリすると、
大ちゃん達に別れを告げて
戸田君と浅草に出かけた。

IMG_5599IMG_5598

腹が減ってここでも
戸田君のおごりで人気のラーメン店へ。
IMG_5597この煮干し醤油ラーメンがまた、
とてもうまかった。

東京で食べた中で、
一番のヒット。

戸田君、色々とごちそうさまでした!

そうして東京駅に移動し、
呼び寄せた張本人は先に帰って行ったのだった。
IMG_5601戸田君を見送った。

さて。。。
これからどうしよう??

まず、今からヒッチハイクで帰ったとしても
必ずどこかで停泊する羽目になる。

宿泊用品は今回何も持ち合わせていない為、
野宿するにも蚊に襲われて寝れない事は
想像すればすぐにわかる。

今夜は、漫画喫茶などの安いところに停泊して
明日の朝一にヒッチハイクを開始する事が
一番良い方法だろう。

東京駅から出て
その様な場所はないかと
歩いて探す事にした。

東京駅周辺は、
綺麗なビジネス街になっていて
一切そんな店など見当たらなかった。

隣の神田駅まで歩き、
暗くなった頃にようやく発見。

明日の朝。
ヒッチハイクで新潟に戻り、
元の旅を再開するとしよう。


8月20日(470日目)

昨晩に
またもや一件予定が入ってしまった。

長らく会っていない中学校の同級生が
なんとヒッチハイクで東京に来ており、
その彼がどうしても会いたそうだったので
朝一に少し会う程度ならと
停泊していた神田駅まで来てもらった。

朝9時に駅で待ち合わせをし、
10年程ぶりの再開を果たした。

IMG_5602

君野、通称きみちゃん。

小さく可愛らしいキャラは、
昔と何一つ相変わらずだった。

少し前に脱サラし、
これからは好きな事をして生きていくと決めたそうだ。

そんなきみちゃんとは
共感できる事がいくつもあった。

中学の同級生がまさか
同じような状況に置かれているなんて…

驚きもあったが、
少し嬉しくもあったのだった。

長野県に居た頃も、
きみちゃんはお盆に行けるから会おうと
コンタクトを取ってくれていた。

残念ながらその時はもう旅立つ予定だったので
タイミングが合わずだったが、
まさか東京で会える事になるとは…。

2時間ほど喫茶店でモーニングを食べ、
コーヒーを飲みながらゆっくりと話し込んだ。

やがて11時頃に解散する事に。

きみちゃん、またどこかで会おう!!

再び旅路に戻る為に
新潟へと向かう事にした。

都内からのヒッチハイクは、
複雑な首都高速ではルートが絞れないし、
仕事で移動する忙しい人が多いと見込んで
電車の駅からパーキングエリアに
歩いて行けるほどの場所を地図で探し当てて、
ヒッチハイク開始ポイントを決めた。

山手線に乗り池袋へ向かって乗り換え、
東武東上線で埼玉県にあるふじみ野駅へ。
IMG_5603駅からスケボーに乗り4km移動。

IMG_5605

高速道路の側道を歩いていると、
不法投棄のゴミの山が林の中に見えた。

IMG_5607IMG_5604

ゴミを外に捨て、
自分のテリトリーだけ綺麗にすれば、
それで良いのだろうか。

この星に住み、
太陽、土、緑、様々なものに
生かされている事を忘れ、
目の前の事に追われ、
本当に本質的な意味で大切にしなければならない物を
見失う現代人。

都会に行けば行くほど、
そんな面がちらほら見えた。

果たして本当に心から綺麗にしたと思えているのだろうか?

身勝手きまわりない人達への怒りさえ覚えた。

100m以上もゴミは散乱し、
拾おうにも一人ではどうしようもないほどの数だった。

もっとこの星を大切に。

この星に居れて当たり前だと思うかもしれないが、
こんな調子で続けていると困るのは僕たちの子孫なんだ。

他の近くにこんな素晴らしい星があるだろうか?

電車や飛行機に乗って
他の同じような星に行けるとでも考えているだろうか?

この星はたった一つであり、
たった一つのみんなの暮らせる場なのだ。

家の中も、外も関係なく、
みんなが暮らす空間。

それがこの地球。

汚い世界を子供や孫に見せつけたい人がいるだろうか?
そのツケをいつか子孫に取らせたいと思うだろうか?

もっともっと、
長い目で目の前の物事を見つめて見てほしい。

そう願うばかりだった。

埼玉県、関越自動車道下り線。
三芳パーキングエリアからヒッチハイクを開始した。

IMG_5608

まず1台目は、
すぐ近くまでだけどと言って乗せてくれた
軽トラックに乗ったおじさん。

次の高坂サービスエリアまで送って頂いた。

降りる時に雨が降ったり止んだり不安定だったので、
おじさんは「これ持っときな!」そう言って、
傘を持たせてくれたのだった。

カッパを持っていたが、
これなら雨が降ってもスケッチブックを
濡らさずに済む。

再びサービスエリアの出口に立ち、
ヒッチハイク。

30分ほどすると、
自分より若い家族4人が乗せてくれた。

運転手の女の子はヒッチハイカーを乗せるのは
2人目だったらしい。

一度乗せれば抵抗もなくなるのだろう。

この車で一番印象深かった事は、
助手席に乗る旦那が一言も言葉を発さなかった事だ。

今までに16歳の頃から数々の車に乗ってきたが、
眠っていたのか前を向いていたのでわからないが
あれほど話さない人は初めてで印象深かった。

嫁さんの子には色々と質問を受け、
なるべく楽しんでもらえるようにと
色々話して聞かせたのだった。

IMG_5609

群馬県への県境手前の上里パーキングエリアまで
送り届けてもらい、
また出口に立ってヒッチハイク。

IMG_5610

1時間近く出口に立って粘った結果。

ここから新潟市への車に乗せてもらう事が出来た。

合計3台。

所要時間はたったの6時間。

乗せてくれたのはまたもや年下の男の子だった。

千葉から新潟には、
夕方行われる会議に出席する為に移動していたそうだ。

月に2、3回こんな事があって
毎回車内で退屈するらしい。

彼にも色々気になる事を質問され、
色々話して聞かせると、
とても喜んでくれた様だった。

彼が会議で向かっていた場所は、
新潟駅から2kmほどの好条件の位置だった。

そこから歩いてでも街へ迎える位置で
とてもありがたかった。

これ以上ないほどの絶好の位置で助かりました、りゅうくん!!
どうもありがとう!

IMG_5611

そうして6時頃。
新潟市へと帰ってきたのだった。

自転車を置く倉庫は5時で閉まるらしかったので
この日には取りに行けない時間だった。

仕方なく、
今夜も漫画喫茶で待機して
明日に取りに行くとした。

すぐには漫画喫茶に向かわず、
夕方から夜0時ぐらいまでは、
駅南の広場にあるベンチで溜まりに溜まったブログ編集。

東京あたりでは、
めまぐるしいほどの生活だったので
編集が進められず20日間もの日記が溜まりに溜まっていた。

夜中に漫画喫茶に移動して
少し編集を進めて眠りについたのだった。


以上、9日間に渡った
「東京へワープ、旅中に旅をする。」
でした。

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8月7〜10日『驚愕の作戦実行』長岡市〜新潟市(457〜460日目)

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8月7日(457日目)

新潟県長岡市
トシさん、はるるさん夫婦の家で起床。

今日は前日の様に
朝っぱらから大きな屁は
おそらくやらかしていない。

朝ご飯を頂いて
今日も一足先にトシさんは仕事に出かけた。
昨日と同じく30分後にはるるさんと共に家を出て
昨日行ったスターバックスへ。

昨日も居た可愛らしい店員の女の子に
「今日も髪型が素敵ですね。」
と言われて上機嫌。

自分にだけかわからないが、
小さなケーキの試食用を渡してくれた。

君も相変わらず可愛いね。

なんて恥ずかしくて言えるわけもなく。
電源がある席に着いた。

IMG_5291

今日も昼過ぎまでポチポチと物書きに励み、
ご飯を食べに外へ出た。

今日の昼ご飯は、
昨晩、トシさんが教えてくれた長岡の冷麺。

なんでも秘密のケンミンSHOWにも
取り上げられたほどの県民にとっては有名なお店らしい。

駅前の大道りにあるお店
「美松」
IMG_5293冷麺(大盛り)
IMG_5297美松の冷麺の主な特徴は、
マヨネーズがかけられている事と
具材にパイナップルも乗っているものだった。

スープの味は、
酸っぱい酸味がある一般的な冷麺スープ。

これにマヨネーズを混ぜると、
味がまろやかになって変化する。

麺が見た目以上に歯ごたえがあり、
韓国冷麺を思わせるほどのコシがあった。

食べ終えてから、
今日こそは路上販売を試みようと
初めて行った場所へと向かった。

不運な事に、
この日は強い風が吹いていた。

風が吹く日は写真が飛ばされてしまうので
全く販売が出来ないのだ。

それでも、
なんとかやってみようと
風向きを見るために5分ほど様子を伺った。

この日の風は一方に吹く事なく、
不安定な向きに吹き荒れていた。

わりと多く風が吹く方向に建物を背にして
一度、販売を試みた。

30分ほど試してみたが、
風が安定しないのですぐに飛ばされる。
さらに、なぜだかあまり人が寄ってこない。

ちょっとだけ道が狭くなっていた場所だったので、
立ち止まりにくい雰囲気に見えるのだろうか。

風は一方行に吹くのなら、
瓦の様に写真を重ねれば
風にめくられて飛ぶ事はないのだけれど…

仕方なくその場所は断念する事にした。

残るは大きな建物の駅。

ここであれば風も凌げて
問題なく出来る。

問題は、
すぐ近くに交番があるので
注意されないかと言った点だった。

注意されれば辞めたらいい。

とにかく店開きして
販売活動を始める事にした。

先ほどの場所よりも、
こちらの方が通る人たちの反応は良かった。
けれども、30分が経過した頃。

案の定、警察がやってきた。

残念ながら今日の販売は終了せざる得なかった。

それからどうしようかと思っていると
近くの昨日行ったREDIOに晩御飯を食べに行く事にした。

テツヤさんにまた来ました!と挨拶し
タコライスとビールを注文。

IMG_5299

一般的なタコライスとは違い、
ビーフシチューのようなコクのあるタコライスで
とても美味しい一品でした。

目の前に停めてあった自転車を見て
お姉さん方 7人組に声をかけられて
話をさせてもらったりしながらご飯を食べた。

そろそろ店を出ようかと思った頃に
入って来たお客さんが
一杯ご馳走してくれる事になったので、
是非とも頂いてから出る事にした。

お兄さん、ごちそうさまでした!
IMG_5301それからまた今夜も
としさんから連絡が来たので合流。

今日は同級生の結婚式でやる事を
仲間と話し合っていたそうだ。
近くの餃子屋さんに向かった。

トシさんのお友達の方にも受け入れられ
3人で乾杯!
IMG_5302
と言ってもお友達の方は車の運転らしく
アルコールは飲めないようだった。

1時間ほどでお友達は一足先に帰って行った。

それから間もなくしてはるるさんが
仕事を終えてその場に合流。

今日は殿町で有名な
『絶対に完食させてくれない変なラーメン店』
に連れて行ってくれるそうだ。

何でも話によると、
そこの店長は変わった人で、
人が食べきれない姿を見るのが大好きなんだそうだ。

店長に「お、君結構食べれそうだね。」
なんて言われて
「そうですね、結構食べれますよ。」
なんて言ってしまうような事があれば、
3玉ほどの超大盛りが出てくるらしい。

しかも。

食べ切りそうになると、
勝手に「はい、替え玉。」と言って
勝手にまた2玉ほどの量を入れられるのだそうだ。

ちなみに味はそんなに美味しくはないそう。

更に。
お店に沢山お客さんが来てほしくないからか
『常に店のシャッターを閉めている。』
らしい。

店の看板の電気も点灯されることはなく、
閉まったシャッターを開けて入り、
またシャッターを閉めなければならない店。

そんな、ど変態イカレ店長
是非とも見に向かった。

長岡市殿町
「大吉」
IMG_5303

ってシャッター空いとるがな!

二人とも、
初めからシャッターが空いている大吉を
見たのは初めてらしい。

それはそれでとても珍しい現象に
鉢合わせたようだったが、
そんなもん、なんのこっちゃ知らん僕にとっては
ただのラーメン屋にしか見えない。

僕たちの前にもお客さんがいて、
並んでいるほどの大盛況だった。

って事で、
いつもの様子を再現してみる事に。

この、ここのシャッターがこう閉まってて、
こうやって開けて入るんですね?!

IMG_5304

ほうほう。

これがこのお店の正式な入り方なのか。

常にシャッターを基本として開け閉めするからか、
今まで開けたどんなシャッターよりも
スムーズに動くようになっていた。

これは大袈裟ではない。
本当の話しだ。

あれほど動きが軽いシャッターは他に知らない。
それほどその動きに慣らされたシャッターなのだろう。

店内は6席ほどで、
すでに4人ほどが並んで待っていた。

待つかどうか悩んだけれど、
時間がかかりそうだったので、
近くの美味しいラーメン屋で食べる事に。

IMG_5309

3連日お世話になりっぱなしの
トシさん、はるるさん。

この街のいろんな事を教えてくれて、
いろんな物を食べさせてくれた上に、
3日間共に家に招いてお世話して下さった事は
この長い旅でもとても思い出に残る出来事となりました。

街に到着してからすぐに上がり始めた花火。

僕はまたいつかあの花火を
大切な人が出来た時に見せたいと思います。

そして、またこの土地でお二人に会えたらと思っています。

本当に。本当にお世話になりました!!

いよいよ、翌日。
長岡市を出て新潟市へと移動する事にした。


8月8日(458日目)

長岡を発つ日が来た。

今日も二人の出勤時間ギリギリに起床。

一足先に出勤するトシさんに
別れとお世話になった挨拶を告げて出勤を見届けた。

少ししてから自分も出発の準備のために
自転車を置いている外へ。

手には昨晩夫婦にもらったお米を持っていた。
IMG_5285IMG_5286
IMG_5287

二人はまだ今年に入って
お米を買った事がないと言っていた。

さすが米の名産地、新潟。
お米には苦労しない土地なのだろう。

新潟産のお米に、
旅ではなるべく栄養が摂れるようにと
玄米を混ぜた物をもたせてくれている。

それと、奥さんのはるるが気を利かせて
野菜ジュースにスポーツドリンク、
栄養ドリンクをも頂いていた。

食料庫を開けると中に水が入ってしまい、
野沢温泉手前でいただいた乾燥しめじの一部が濡れて、
もうえらいこっちゃで、
ブルンブルンのドゥルンドゥルンになっていたので、
掃除することにした。

はるるさんが気を効かせて
家から濡れた雑巾や水を持ってきてくれた。

手助けもあって綺麗さっぱり。

いよいよ新潟市へ向けて出発だ!

はるるさん、お世話になりました!
またどこかで!!

そう言って3日間お世話になった家から走り始めた。

新潟市まで自転車で最も行きやすい道を
トシさんに昨晩のラーメン屋で教えて貰った道などを駆使して、
新たなる街、新潟市を目指す。

なんども往復した信濃川。

IMG_5311

市街地を出て間もなく。
広大な敷地に稲がズラッと植えてある畑を横目に走る。

IMG_5312

国道沿いとは違い、
県道など細い道にはこう云った風景があるのがいい。

視界が広くなると、なんだか気分も良くなるものだ。
スクリーンショット 2015-08-21 1.45.39

田んぼ道から川沿いへ。
IMG_5314途中にベンチがポツンと置いてあったので
そこでタバコ休憩をすることに。
IMG_5315気持ちのいい場所だった。

ふと、足元を見ると
ペットボトルなどの大きなゴミが幾つも落ちていた。

全く。誰だこんな綺麗な場所に
ゴミを捨てられる心のない人は…。

そう思ってタバコを吸っていた。

そして、ふと思った。

そう言う自分はこれを見てその人を否定するが
ここでそのまま立ち去ったら、
自分も同じなのではないか??

そう考えると、
無視などできなかった。
IMG_5316気がつくと
その場所の50m前後を歩いて回って
ゴミを集めていた。

新潟で受けた恩は、
こうやって誰も見えないところでも
返す気持ちでやる。

それぞれがそれぞれに考え
出来ることをする。

それだけでいいのだ。

僕はたまに勘違いをされるが、
旅をしようぜって言っているわけでもない。

それぞれが、それぞれのままで、
それぞれの人の心奥底に持つ力を感じる力。
それを呼び起こそう。
耳をすませて聞いてみよう。

そう言いたいだけなのだ。

IMG_5359

ぼーっとそんな事を考えていた。

再び自転車に乗り、
河原の道を通り過ぎ、また内陸へ。

燕市の古い町並みを通り過ぎ、
新潟市の区域に入るとそこからは国道やその側道を使って
新潟市街地を目指した。

IMG_5361IMG_5362何度も休憩を挟んでいたが、
強い日差しで体力が奪われ、
だんだんとボーッとしてくる。

気合を入れる為に
今朝、はるるさんに手渡された
栄養ドリンクを一気飲み。
IMG_5363もうあと一息だ!

車通りの多い国道をひたすら突き進んだ。

やがて夕方4時。
ようやく地図でもすぐそこに感じられる距離まで
新潟市街地に近づいていた。

細い歩道すらない車通りの多い道路を走り、
ある服屋の前を通り過ぎた。

服屋の目の前のスペースには、
タープ(屋根のみのテント)を幾つも広げて
何人もの人が椅子に座っているのが見えた。

BBQでもしているのかな?
そう思って通り過ぎようとすると…

「おぉ!日本一周!!どこからだ?!」

そう聞こえたので、
ブレーキをかけて振り向き、
神戸からだと答えた。

「おぉ、そうか。よかったらここで休憩でもして
お茶でも飲んでいきなよ!」
そう言って色んな方がいる場所へ仲間入りさせてもらうことに。

服屋「BANANAS」IMG_5372

どうやらBBQではなく、
近隣の服屋が集まり、
色んな服屋さんが集結したイベントだった様だ。

BANANASの店長 馬場さんに
冷たいミネラルウォーターを2本も頂いた。

IMG_5365

それを飲みながら、
そこに居合わせた人たちとお喋り。

色々こうして日本一周をしている経緯などを話し、
人数分のステッカーを渡すと、
2人の方からそれぞれのお店のステッカーをお返しに貰った。

早速その場でリアカーのコレクションに仲間入り。

IMG_5368

「BANANASステッカー」と「YONEYAMAステッカー」

YONEYAMAの服屋は、エキナンと言われる、
駅の南側の地域にあるんだと教えてくれた。

そこの服屋で欲しい服が一点目に入った。
IMG_5367今が旬の話題。

戦争法案を強行採決させようとする
あの人への若者の怒りは、
今やファッションにまで浸透してきている。

ここへ招いてくれた馬場さんと記念写真を撮って
再び市街地へ足を向けることにした。

IMG_5370

馬場さんの店から出て、
すぐ近くに神社が見えた。
DSC_0002いくつもの鳥居が連なって魅力的だったのと、

先ほどのお礼を告げに
この土地の神様に挨拶しておこうと
お参りすることにした。
DSC_0010DSC_0007DSC_0009

感謝の気持ちを告げ、
再び自転車の元へと戻ろうと
境内を歩いていると、

小学生の女の子を連れたお母さんが声をかけてきた。
「あの自転車はあなたのですか?」

はい、そうですよ。

そう言って少し神社でお喋り。

これもなんかの縁ですね。
そう言ってステッカーを渡しておいた。

自転車に戻って市街地へ。

夕方5時40分頃。
ようやく新潟駅に到着した。

IMG_5373

今日は新潟市の花火大会。

その為に合わせてこの街に来たのだ。

花火大会までは時間があったので、
まずはこの街の地理を知るために徘徊。
IMG_5374

歓楽街の位置などを確認して、
路上販売が出来そうな所などにも目星をつけておいた。

散歩中に銀行があったので
なんとなく、長らくしていない通帳記入をしておこうと
記入をしておいた。

すると、
通帳記入の履歴を確認して驚いた。

ちょうどこの日の前日に
誰か見知らぬ方から数千円の入金があったのだ。

あれれれれ?!
誰だこれ?!

ホームページの口座を見て入金してくれたのだろうか?

おそらくそうなのだろうけれど、
誰なのか昨日から連絡は未だにない。

”何処かの誰かが応援してくれている”

そう思うと、
『その方の為にも、頑張ろう!!』
そう感じずにはいられなかった。

日も傾き始め、
いい場所を取っておこうと
花火大会の会場となる河原へと向かった。

IMG_5376

この日は新潟市では、
2日間にわたってある花火大会の初日。

初日の花火大会は明日よりも
規模が少々小さいらしく、
その為か人はまばらだった。

自転車は進入禁止だとお巡りさんに言われ、
どうにかなりませんか?
僕はこの自転車を遠くに置いては花火が見られません。
何か失くなってしまえば旅が続けられなくなってしまいます。

そう説明すると、
実行委員会の方に相談してくれて、
特別に置かせていただける事になった。

IMG_5375

一番前の川辺にシートを敷いて
場所を取った。

あらかじめ買ってきておいたビールを一本飲みながら
パソコンで編集していると、
やがて花火大会開始のアナウンスが流れ始めた。

およそ40分間の花火大会で、
街のど真ん中という事もあり大玉の花火が使われる事はなかった。

川の真ん中に発射台があり、
花火師などは誰もいない。
様々な音楽に合わせて打ち上げる
プログラミングされた花火だった。

DSC_0032

長岡の花火を見た後だったので
ちょっと物足りなさも感じたが、
人が少なく特等席を取れて
寝転びながら眺められた事はとてもよかった。

花火大会が終わり、
先ほど目を付けていた場所で
路上販売をやってみる為に移動。

古町と言われる歓楽街の
入り口付近に当たるアーケードで開始。

夜は人通りはとても多い方ではないが
ほどほどな通りだった。

色んな方が寄ってきてくれたが、
この日。

未だかつてないほどの試練が待ち受けていた。

ある若い男四、五人組のウチの一人が
「お!日本一周!!すげー!」と言いながら
立ち止まった。

興味津々な一人が
先に歩いて行った友達を呼び止め
仲間を集めた。

いつものようにどこから来たか、
今で1年3ヶ月目だとかを話し、
今までどこを通ってきたなど、
様々な質問に答えていた。

その中の一人が、
少し酔っ払っていたからか、
明らかに目つきが違う男がいた。

その男もたまに質問をしてくるが、
何だか闘争心剥き出しの目をしている。

途中までそれで留まっていたのだが、
ある話を境にそいつは豹変。

資金は今どうしているのかと聞かれ、
基本的に路上販売で生活しているけれど、
一応神戸にも経営するお店があることなどを説明。

興味深々な彼は
「ええぇ!そうなの?!すげー!」
とか言って喜んでいた。

すると先ほどの男に
何故だか火がつき始めたのがわかった。

「へぇ、兄さん人に任せて、
自分はそんな好き勝手やってるわけ?」

まぁ、表現は悪いけど
お兄さんから見たらそうかもね。

「あそう。で、なんで日本周ってるわけ?」

それは、さっきにも言った通り
他の国にも行くよ。
でも、その海外に出た時に、
お前の国はどんな所がいい?
そう聞かれた時に答えられなかったら、
恥ずかしいと思うからかな。

「ほぉん。じゃ、兄さんの国はどこよ?」

…?国??
あぁ、生まれのこと?
神戸だよ。

「その神戸を出て他のもの見て、
それが自分の国だって言うわけ?」

…まぁー、そうなるかな?

「なんで自分の国にいないわけ?」

神戸に?
いや、理由なんかわからんけど
これが好きだからだよ。

「って言うか、他の海外さっさと行ったら?」

いや、だからさっきも言ったように
日本周ったら行くって。

「さっさと行っちまえよ。」

…意味がわからん。(心の声)

「でさ、兄さんはさ、
こんなクソみたいな写真を売って、
クソみたいな1円からの金で売って、
クッソみたいな生活してるわけ?

お前、恥ずかしくないの?

明らかに喧嘩を売ってきていた。

ブチ切れて暴れたい想いで一杯になった。
だが、そこで喧嘩をしても
何も生まれないのは長野の出来事で学んだ事だ。

それに、自分はこれから1週間ほど
この街に世話になるつもりだし、
現にその友達にも写真やステッカーを買ってくれている。

お客さんの友達と喧嘩をするなんて
もってのほか。

相手して問題なんか起こしていられない。
第一に僕はそんな事をしに日本を回っているんじゃあない。
想像するとすぐに『喧嘩を買わない』と云う答えが出た。

冷静に対処する。

恥ずかしいとはこれっぽっちも思わないね。
兄さんはそういうけど、
その他に沢山の人達に喜んでもらって来ているからね。

他にも色々言ってきたが、
俺はね、お兄さんに何を言われようが
何とも思わないし、
何一つ今やっている事は変える気は更々ないよ。

そんな言い合いを見かねて、
それを見て黙っていた友達がようやく
「もういいじゃん、行こう。」

そう言ってその男を連れて行ったのだった。

ふぅ。やれやれ…。

とても嫌な気分だった。
この旅で、あんなにめっちゃくちゃボロッカス
言われた経験は未だかつてなかった。

何でああ言ったのかを考えると、
答えはすぐに見当たった。

『羨ましいから』

もしくは、
自分が自由でない状況にあり、
『嫌な事でも頑張って頑張ってやっているから。』

そんな所だろう。

文句がいいたいならやってみたら?と言いたかった。

どう考えても
仕事よりも遥かに体も動かさなきゃならないし、
平凡に生活しているより遥かに過酷な状況なのが
分からないのだろうか。

何度も言うが、
僕にだって苦労や困難は
数え切れないほどにある。

神戸の店を任せているが、
あの人は、僕が最近、
その店からの分け前を断った事も知らない。

お店自体、僕がどんな心持ちで
経営しているのかすら知らない。

あの場所があればいい。
お金のためにやっていなく、
神戸のみんなの勉強の場であればいいと
思っている事をも知らない。

日本一周初挑戦で事故に遭ってから
3年も経ったのにまだ諦めず
再び出発してきた事も、
様々な日々戦ってきた苦悩、困難を彼は知らない。

自由奔放に見えたか知らないが、
そこに至るまでの僕の未知への恐怖や努力を彼はしらない。

『何一つ』知らないのだ。

そう考えると、
説明不足だった事が招いた事でもあったのかもしれない。

4、5人もの人に四方八方に質問を投げかけられ
答えるのが誠意一杯だ。
その上丁寧に事細かく相手が理解するまで
質問に答えなければならないのなら、
これから僕は聖徳太子以上のスキル
必要とされる事になるのだろうか…。

あたりは再び静まり返り、
すぐにまた新しいお客さんが近寄ってきてくれた。

「どこから来たんですか?」

あ、こんばんわ。僕はね神戸から出てきて………

色んな方とお話しをさせてもらった。
落ち込み気味だった気分も、
また色んな人と話をさせてもらい、
いい笑顔を見せてもらった事で
僕もまた、笑顔になって元気になれた。

あの時、あのまま喧嘩をしていれば、
会えなかったであろう人達の笑顔を見ると
もう、さっきの事はどうでもよくなっていたのだった。

やがて、その通りには数組の路上シンガーが現れ始めた。

目の前に場所を取り、
「うるさいかも知れないけど、
ここで歌っていいですか?」
と、声をかけてくれた若い人が現れた。

もちろん。
ここは僕の場所でもないし、
みんな好きにやろうよ。

そう言って迎え入れた。

IMG_5387

リアカーに引っかかって挟まっていた猫じゃらしを立て、
彼の歌を聴きながら気ままに営業を続けた。

かなり大きないい声量で、
ギターもうまい。

けれど、あまりの声量の大きさから、
写真販売は少し状況が一変した。

話しをする事が込み込みで成り立つ僕の路上販売では
それができないほどの音だった。

雰囲気的にも何だか人が寄りにくい様に感じた。

だからと言って他の場所に行くのも億劫だったので、
先日からやろうと思っていた事をやりながら
気ままにその場に居座った。

その中で、立山を登った時に
雷鳥沢キャンプ場でタラバガニを食べさせてくれた
吉崎さんに一緒に撮った写真や立山登山で撮った
絶景写真なども織り交ぜて手紙を送る事にした。

IMG_5389

小さな紙しかなかったので
数枚使ってお礼の手紙も同封しておいた。

吉崎さんは一ヶ月間に及ぶキャンプ場滞在を終え、
そろそろ自宅に帰った頃だろう。

吉崎さん、元気にしているかなぁ?
これが届いたら喜んでくれるだろうなぁ…。
そんな事をそうそうしながら写真を選び、
手紙を書いたのだった。

2、3時間でギターの彼は歌を歌うのを終えた。
帰りにこちらに立ち寄って
写真を買って行ってくれたのだった。

また、静かなアーケードに戻り、
足を止めてくれる方も増え始めた。

中には、これから進む海岸沿いの漁港に
美味しい海鮮が食べられる場所がある事を教えてくれて、
タイミングが合えば一緒にお食事しましょう。と
言っていただけるミキさんと名乗るお姉さんまで現れた。

IMG_5680

ミキさんと話していると、
更にこれから飲みに行こうと誘ってていただいた
お兄さんまで現れた。

 時間ももう夜中の3時頃で、
そろそろ閉店しようかと思っていた矢先だったので
是非とも付いて行く事に。

古町で40年ほど昔から続くお店に案内された。
「COMRAED」(カマラード)IMG_5390IMG_5392

連れてきてくれたお兄さんは、
大倉さん。
IMG_5391もう随分と飲んできた様で、
このお店で3件目だったそうだ。

「自分にはできない事してるから、
本当にすごいと思うよ。
お腹も空いているだろうから
是非なんでも食べ物頼んで!」

そう言ってパスタを注文させていただいた。

「じゃあ、それの大盛りで!
体力も付けとかないとね!」

そう言って店の気配りも含められた
特別大盛りが出された。

カマラードのカルボナーラ
特別大盛り

IMG_5393

お酒も何杯か飲んであれこれ
いつもの様に夢を語った一夜だった。

この出来事も、
あの時、喧嘩を買ってしまえば
起こらなかっただろう。
そう感じると、
やっぱりこれで正解だったんだなと
納得する事が出来たのだった。

時刻は4時を回り、
さすがに眠気が襲ってきたので
そろそろ解散する事に。

大倉さんごちそうさまでした!!

IMG_5397

店を出てから抱きしめあってお礼を告げ、
近くの公園で就寝する事にした。

テントを張る時、
大量の蚊に襲われ全身をやられてしまった。
これほどまでに大量の蚊に襲われる事も珍しい。

都会の中では緑がある場所に
どうしても集中して生息せざる終えないのだろうか。

色々あった新潟市の初日。
これからどんな事が待ち受けているのだろうか。


8月9日(459日目)

西大畑公園の端にある雑木林で起床。

テントを片付けていると、
やはり大量の蚊に襲われた。

IMG_5406

手早くテントを片付けて
雑木林から出て屋根のあるベンチへ。

IMG_5407

屋根の下で有り合わせのジャガイモ2個と
玉ねぎ2個を適当に炒めた物を朝食にした。

それから市街地へと繰り出した。

街は2日間に渡る市内のお祭りで
昼から行われる催し事の準備に取り掛かっていた。
IMG_5408

この日。
ある人と会う予定があった。

それは去年の今頃。
石垣島のBarDeepsyで働いていた時に
同じ職場で知り合ったトシくんとサキちゃんだった。
IMG_3522

当時二人は石垣島にいた頃は付き合っていたが、
僕が島を発つ時に子供がいる事が発覚。
それから籍を入れて結婚していた。

数ヶ月前に子供が生まれ、
トシくんの地元、新潟に帰郷してくる日が
今日だったのだ。

二人に会うまでは、
駅に近い漫画喫茶で物書き編集をして待機していた。

連絡が入るとすぐに駅前へと足を向けた。

久しぶりに二人に再開。

手には差し入れの2本のポカリスエット2L。
ありがたく頂いて、
目の前にあったロイヤルホストへ入った。
IMG_5411二人とも相変わらず、
元気にしているようだった。

一つ変わった事といえば、
二人の間にはもう、子供がいることだった。

IMG_5409

冗談が上手いトシくんは、
相変わらずな調子で冗談を言っていた。

「ヨシくん、うちの子もう生後一ヶ月くらいで
5ヶ国語くらいもの言語が話せるんだよ。
この前なんか、
起きたら「パパ、キャッチボールしよう。」
だなんて言うんだよ。
さすがに俺の剛速球はまだまだ早いぜって
言い聞かせたんだけどね。」

そう言って
見事な親バカっぷりを見せてくれた。

せっかくだから抱いてあげてよと言って
赤ちゃんを抱かせてもらった。

IMG_5412

1年前の今頃、この子は
1mmにも満たない大きさだった。

小さな小さな可愛らしい男の子。

IMG_5410

子供を作ったことはないけれど、
自分にも子供が出来た時は
それはそれは愛してやまない存在となるのだろう。

あぁやって親バカになるのも
わからなくはない。

1時間ほどでトシくんサキちゃん夫婦は実家のある
新潟県の北部へと帰って行った。

帰り際に食事のお代を置いて、
ご馳走になり帰って行った。

一緒に出ようとしたが、
「まだまだ沢山書くものがあるんだったら、
ここに居座ってドリンクバーでも飲みながら
編集したほうがいいんじゃない?」
そう言って気を効かせて居留まらせてくれたのだった。
IMG_5413

トシくん、サキちゃん。
ごちそうさまでした!
末長く幸せに、元気な良い子を育てていってね!!

それから暗くなり始めるまでは、
そこに居座ってBlog編集をしていた。

夕方頃に外へ出て、
今日も行われる花火大会へと向かった。

2日間の花火大会だが、
最終日の今日の方が昨日よりも豪華らしい。

会場に着くと、
昨日よりも大勢の観客がすでに
今か今かとその時を待っていた。

DSC_0034

さすがにこの日は先頭の席を取れなかったが、
今日は川の中心からではなく、
違う場所から打ち上げるそうだ。

適当な場所に陣取って
花火大会を待ちながらビールを飲み、
またパソコンで編集作業をしていた。

最近では、
常に一週間ほどの書かなければならない日記が
溜まりに溜まって大忙し。

1日の出来事を書くのに何時間もの時間を要する。

この春から物を書くことに対して
さらに力を入れ始めているが、
旅をしながら物を書くとこは
相当ハードな作業なのだ。

時間があってもあっても足らないし、
次々に起こる出来事の数々を思い出すのも一苦労。

だが、その苦労に惜しみなく力を注げば
自分に返ってくる力も惜しみない。

書く内容を変化させると、
読んでくださる方々も変化する。

それを感じる事が多々あるので、
手を抜いてなど居られない。

頑張って色々思い出し、
書いているうちに花火大会が始まった。

DSC_0039

DSC_0046

この日は昨日よりも噂通り数も多く、
大きな花火が上がっていた。

橋を使った花火などもあり、
これは始めてみる物だった。
DSC_00531時間半ほど打ち上げられた花火の数々を眺め、
ぼーっと夜空に散る花火を静かに眺めた。
DSC_0060花火大会が終わると、
今日も昨日と同じ場所で路上販売を試みた。

今日は散々ボロカスに言われる事はなく、
楽しく色んな方と話をさせてもらった。
IMG_5417中には、お婆さんに
冷たいスイカの差し入れもいただいた。
IMG_5416今晩にも、
もう一人の知り合いに会う予定が入っていた。

その方はニセコのクラブで出会い、
少し話した事があるアヤさん。

以前滋賀県で再開したヤミーがニセコで務めていた
マッサージ店で仕事をしていて、
ヤミーからの紹介で話すキッカケとなった。

当時、1時間ほどしか話さなかったが、
Facebookで繋がっており、
昨晩に新潟で路上活動をしていると投稿したら
会いに来てくれると反応が来たのだった。

久しぶりにアヤさんと再会。
IMG_5418お酒の差し入れを頂いたので乾杯。

色々、ニセコの音がうるさいクラブで
出来なかった話などを色々させてもらった。

アヤさんはそこにいる間、
「良かったらお近くで見て行ってあげてください。」
と何度も何度も通る方々に声をかけて下さり
販売活動に協力してくれた。

蒸し暑い夜だったので、
近くのコンビニでアイスなども買ってきて
冷たい物をいただいたりも。
IMG_5419日曜日のアーケードは、
夜が遅くなるにつれて人通りが少なくなり、
ほどほどな時間で切り上げる事にした。

するとアヤさんに、
良かったらご飯でも食べに行こうと
誘って頂いたので是非とも付いて行く事に。

その場所からほど近くにあった
アヤさんオススメの居酒屋。
「くいしん坊」

IMG_5420

久々の再会に改めて乾杯。
IMG_5422このお店はビールの小グラスを
180円ほどの安さで提供しているのが印象的だった。

今が旬の岩牡蠣など、
食べたい物を好きなように注文させてもらい、
それらを肴に酒を飲んで語った。

IMG_5421

色々とお互いの話しを
2時間ほどさせてもらった。

「何でそう言う事をしようと思ったの?」
と言う質問に対して、
僕の過去について遡り、
色々お話ししたのが自分にとっても印象深い話しだった。

僕の口から出たのはこんな話しだった。

僕はそもそも、
小さい頃からおじいさんが経営する会社を
継いで社長になるんだよ。と言われて
育てて来られていました。

僕もその当時は、
そうなるんだ。って思っていました。

社長になって、沢山お金を儲けて、
セレブな生活ができる。
といつからか甘えた考えを持っていました。

そうして将来の事が決まっているから
『勉強しなくていい』と自分の中で考え、
好きな事ばかりするようになっていました。

ある日突然。
思春期に僕は落ち込んでいた時に
自殺未遂をしてしまった。

その事がキッカケで
僕は『何も取り柄がない弱い人間なんだ』と
云う事に気がついたんです。

そしてそれをどうにか出来ないかと考えた結果が、
なぜだか住んでいた神戸から、
『日本で一番遠い場所まで行って返ってくること。』
だったんです。

ドラクエみたいに、
なんぼか経験値上がらないかな?
とか思って。

そしてその経験があったからこそ、
反抗期だった時期にでも
色んな大人の話しを真っ向から耳にして
色んな考えを吸収させてもらえました。

そんな経験が
まず僕が旅を好きになった理由ですね。

それから時間を見つけるようになっては
色んな場所へと旅に出るようになりました。

けれど、
高校を卒業してからすぐに、
おじいさんの会社に勤めることになりました。

そこでは5年ほど会社に務めました。

ずっと会社でつまらない仕事をしながら
昔の旅を思い返し、
いつしかまたヒッチハイクのような他力本願な旅でなく、
自力でこの国を回ってみたいな。と云う
思いがありました。

そんなある日、
突然に会社を辞める転機が訪れたんです。

中学時代にある事情で離婚してどこかに行った実の親父が
ある日突然同じ会社に返って来たのです。

それまで10年以上も父親には顔も合わせず
連絡も取ってもいませんでした。

今ではもう和解して
連絡を取り合う仲だったんですが、
離婚した原因が原因だっただけに
僕はどんな顔をして帰ってこれるのか
意味がわかりませんでした。

それが原因でもあり、
会社を辞める事を始めて考えました。

辞めると言っても親は心配する。

そこで考えたのが、
この『世界の各国を一周づつして、
一カ国を達成する度に一周であったたくさんの出来事を
物語にした本を出版する』だったんです。

僕のおじいさんは、
正直言ってお金だけはありました。
沢山沢山。億単位で資産はあるんじゃないでしょうか。

でもね。

今、沢山のお金を持っているおじいさんは
誰一人として、
心から接する事が出来る人が
周りに一人も居ないんです。

さらに、
もう糖尿病で先が短いとわかった瞬間、
周りに寄り付かなかったいかにも金目当ての親戚が
周りを取り巻いて必死にバカみたいに財産を分けてもらおうと
血眼になってあれこれしていますね。

僕はその姿を見て、
尚更思いましたね。

お金で不自由な事は何一つ無いほどに
いくらでもあったとしても、
…本当にそれが幸せなのか?って。

それと共に、
人にとって一番大切な価値のある物とは、
心から接する事が出来る人であったり、
愛する気持ちなんだ。と気付きました。

それらが、
今こうして旅をしている
事に繋がっています。

もちろん、
お金はご飯を食べることや、
生活する上で必要不可欠です。

なので僕は、
その会社で稼いだであろう額のお金を
人生の中で手にし、
尚且つ。
そこに幸せな意味合いを、
心が篭ったお金を手にしようと
考えています。

それが一周を終えたときに書く本であったり、
これから他に考えている第二の目標にも繋がっています。

それを聞いたアヤさんは
「今のすっごく分かりやすかったわ。」
そう言ってもっと心を開いて話してくれるようになった。

アヤさんの経験した人生についても
聞かせてくださった。

内容は僕自身の事では無いので
ここに書くのを控えるが、
また色んな価値観を吸収する事が出来たのだった。

 やがて2時頃に解散する事になり、
店前でアヤさんにお礼を告げて寝床を探し始めた。

この日は何だか海辺に行って
波の音が聞きたくて海辺に向かった。

ようやく寝れそうな場所を見つけて寝る頃には
もう3時前の時刻だった。

おそらく明日も7時前に
太陽の日差しの暑さに起こされる事だろう。


8月10日(460日目)

やっぱり暑さで起床。

眠たい目をこすりながら、
素早くテントを畳んだ。

海辺に座って海を眺める。

さて、今日は何をしよう?

昨晩飲んだアヤさんからメールが届いた。

実は昨日、ある相談を持ちかけていた。
それがどうやら、上手い事いった返事だった。

よし。準備は整った。

今晩、ある作戦を実行する。

一先ず、海辺から街に探検散歩へ出かける事にした。

内陸の方に進んでいると、
白山神社の鳥居が見えた。

一度通り過ぎかけたが、
なんとなく気になって神社へ引き返した。
IMG_5423鳥居の前で礼をしてから境内へ入る。

まずはここの神様にご挨拶。
IMG_5424

神社でもお寺でも、
いつも心の中で唱える事は同じ。

ありがとうございます。

その感謝の気持ち一つだけだ。

お願い事は、
自分自身で叶えるものだ。

お参りを済ませてから、
隣接する場所に満開のハス畑が見えたので
そこへ向かう事にした。

DSC_0065

満開に咲くハス畑は見事に大きな花を咲かせたハスが
天に向かって堂々と咲き誇っていた。
DSC_0068DSC_0067この二枚は路上販売の写真に仲間入りさせる事に。

新潟に来ても
「新潟の写真は無いの?」
と聞かれる事が多いので、
その気持ちに応えるべく真剣に写真撮影をした。

販売を始めた事で、
写真に対する心意気も変わったように感じる。

物語の本だけでなく、
写真集も出せたらと最近呆然と考え始めた。

30分ほど色んな写真を撮ってみて、
色合いや構成などを確認し、
自分なりに満足の行くまで撮影を行った。

神社を出てから
シャワーを浴びたかったので
漫画喫茶へ。

シャワーを浴びて、
昼ごはんに一番安いカレーを食べ、
余った時間にブログ編集をした。
IMG_5659

3時間パックをフルに使い昼過ぎに外へ出て
いつもの路上販売を行ったアーケードへ出向き、
昼にも路上販売をしてみる事にした。

夜と昼では歩いている人もまた違うだろう。

2時間ほど路上販売を行った。

何故だかここ辺りの老人の方は、
「これは君が撮ったものじゃ無いだろ?」
と、鼻からそんな決めつけた言葉を言われる事が多かった。

何がそう思わせたのか分からなかったが
3人もそれが続いたので、
何だか嫌な感じだなぁと思わされてしまった。

大抵の人は
「これはアナタが撮って来た物??」
と聞いてくる人が殆どなのだ。

そんな中でも、
「暑いでしょう?頑張りなよ。」
そう声をかけて下さり、
アイスの差し入れをしてくれる方もいらした。

IMG_5425

昼間は人通りは少なく、
あまり寄ってくる人が居なくて
少々暇を持て余した。

すると…

IMG_5426

警察が来て、直ちに辞めるように注意を受けた。

おそらく誰かが通報したのだろう。

何だか嫌な予感は的中した。

この古町は他県の者を寄せ付け無い
街柄なのだろうか。

もちろん、
もし迷惑だと思う方がいるのなら
すぐさま辞めるつもりだ。

警察の方はなんだかんだと
口うるさく言ってくる。

「ここは商店街の組合の許可が必要な規則でして、
もしここで販売活動をしたいのなら
使用許可を組合の方に出し」

はいはいはいはい、わかりましたって。
迷惑なのであればすぐに辞めます。

規則規則ってそれがなんだよ?
そう思って少し笑ってしまった。

どこでも自由にやっていいわけでは
無いと言うのは重々承知の事だ。

それでも目を瞑ってくれる警官は
これまでに何人も目にしてきた。

実際に、
長野の駅前のあんな立派な駅構内だって
警察の方が目の前を何度も歩いて通り過ぎても
何一つ、一週間に及んだとしても
言ってこなかった。

それに路上販売を行う街の方々へ
心から接し、夢を語り、
新たな刺激であったり、
それについて感動してくださる方々も沢山いる。

この街にとっても、
別に悪い事では無いと思うのは僕だけだろうか。

これの何が違反だと言うのだろうか。

規則ねぇ…
そう思いながらせっせと店じまい。

警察の規則に従って運転免許所や住所、
今の職業、どこに泊まっているかなどもを確認された。

別にやましい事は無いから応えるが、
僕はこれで飯を食っている。これが職業だ。
と言ってやった。

実際、今の現状そうなのだ。

泊まる場所まで言う筋合いも無いし、
いつも夜にならなければ、
気分次第なのでわからない。
なので、それは答えなかった。

きっちりすべて片付けて、
荷まとめするまでずーーーっと4人に監視され
ようやく帰って行った。

規則規則言うんなら、
憲法9条を破ってまでこの国の未来ある若者を
戦争に送り出そうとする首総でも捕まえてこいよっつーの。

まぁ、何にせよ。
今回は気に食わない人の通報だろうから仕方ないか。

気に食わないと思われるなら、
もうここではやらないでおこう。

ここ辺りには
気に食わないと思うような人が多すぎる。

次からは他の場所でやろうと決めたのだった。

今日の所はこれでおしまいとして、
市街地を離れある作戦に向けて
動き出す事にした。

市街地には中々なかった写真現像機を発見し、
写真の補充を行っておいた。

IMG_5427

写真に4000円越えの高額を支払い、
充分に印刷しておいた。

それから、新たな路上販売場所を探る意味合いも込めて
東新潟駅へ向かう事に。
IMG_5429東新潟駅はとんでもなく殺風景な場所にあり、
路上販売をできるような所ではなかった。

あらら、ここは無理だな。

そう思い、
夜の約束の場所方面へ向かおうと
自転車を走らせると…

駅の近くに
目玉が飛び出るほどの驚きのカレー屋
を発見した。

それがココ。

『原価率研究所』

IMG_5430

見てのとおり、

お値段なんと!!
200円!!!!!!!!!

ぬおーーーーーーーーーーーー!!

なんだとぉぉぉぉ?!

腹もあまり減ってはいないが、
なんなら、昼前にカレーを食ったが、
ここは入っておかなければ…!!!

早速自転車を停めて店内へ入る事に。

メニューは税込価格
カレー 200円
チーズカレー 300円
鍋カレー 150円
となっていた。

ちなみに鍋カレーとは、
米がないカレーのルーだけの事。

マジだ。
マジで200円だ…。

カレーを一つ注文。

それで出てきた物を見て驚愕。

img_0
まさに、映画マスクの様な
目ん玉の飛び出し方をしそうになる思いだった。

200円なのに爆盛りなのだ。
IMG_5431

す…すごい!!!!!

なんっっっっていい店なんだぁ!!!

貧乏旅人には嬉しいお店。

新手の旅人応援団か?!

新潟で食べるのに困れば、
これからここに通いつめる事だろう。

食べる前からそんな事を思いながら
いざ実食。

うん。

うん!

うんうんうん!!!
うまいっ!!

さすがにコストを抑えるために
具材は鶏肉のみだが、
カレーの味は市販のカレールーと変わらないクオリティ。

素晴らしい。

全米がスタンディングオペーションですよこりゃ。

カレーを食べながら
頭のなかで立ち上がりパチパチ拍手していると、
店員の女の子に声をかけられた。

「髪の毛すごいですね!」

誰がウ◯コみたいじゃあ!
っと言いたい所をウ◯コみたいな色の食べ物を
出しているお店の中で叫びそうになったのをグッと堪えまして。

あぁ、そうでしょ。
これはもうかれこれ4年は切っていないんだけどね。

「えぇ?!なんでなんですか?!」

そんな話から、
4年前から日本一周を自転車で周る初挑戦に挑み、
その時に、
日本一周を終えるまで髪を切らない。
と、なんとなく決めていたのだが、
まさかの事故に遭ってしまって今は再挑戦だという事を話すと、
彼女もマスクみたいな目の飛び出し方を
せんばかりの驚きを見せた。

img_0

それから話は色々と広がり、
収入はどうしているのかも聞かれて
この夏は路上販売で生計を立てている事を説明し、
その事があったのでここ東新潟駅も
見に来たのだと説明した。

すると、
写真を見せて欲しいと頼まれ、
自転車から持ってきて見せてあげた。

一通り写真を見ると、
「じゃあ、ここは200円のカレー屋なんで、
一枚200円で。

そう言って2枚も買ってくれる事になった。

IMG_5433

200円のカレー屋でご飯を食べると、
200円儲かった。

img_0

また目玉を飛び出さんばかりに驚きが。

もう目玉取れてカウンターの上で
ビリヤードでもしようかと思っちゃうわ私。

また後日来れたら来ると約束し、
目が取れて失明する前に、
その驚きカレー店を出る事にした。

それからゆっくりとまだまだ東へ。

夜8時に新潟駅から15kmほどの
早通駅での待ち合わせに
必ず間に合う様にと向かう。

1時間前に到着してしまったが、
ある程度の荷物をまとめる為には
ちょうどいい時間だった。
IMG_5434

約束通り8時にアヤさんが駅に現れ、
そこからすぐ近くのある場所へと向かった。

『MAYO CO.LTD』

IMG_5436

ここはパキスタン人の方が営む岩塩の倉庫。

ここに何をしに来たかと言うと…

IMG_5442

自転車を当分のあいだ、
ここに預けるのだ。

なぜって?

それは、遡ること2週間前。

長野県のNunoの家で
ゆっくりくつろいでいる時だった。

神戸の大切な友達から1通のメールが。

「18、19日に東京行くねんけどこっちこれへん?」

えぇ?!太平洋側は来年になりそうやから無理やわー。
新潟いるつもりやから逆にこっち来てよ!

「新潟から遠いん?」

いやー、内陸は山があるから超えるだけで2週間もかかる。
あ、でもヒッチハイクなら1日、もしくは2日で行けるかな。

「これそうなら来てや!」

行けん事もないかぁ、、、
行けそうっちゃ行けそうやな。

オッケー、わかった行くよ。
但し、新潟で自転車置ける場所が
見つけられたらね。

ってなわけで、
型破りな発想から『旅中に旅をする』と言う
奇想天外、破天荒プランを思いついたのだった。

それを昨晩アヤさんに相談すると、
以前勤めていたこの倉庫なら大丈夫だと
安全な場所を当たって探して下さったのだ。

ここを経営するハッサンと名乗るオーナーにご挨拶。
IMG_54431時間ほどアヤさんも含め、
2階の事務所でおしゃべりさせてもらった。

ハッサンはとても心優しいパキスタン人だった。

日本語は少ししかわからない様で
ほとんど英語での会話だったが、
ある程度聞く事も話す事も出来るので、
いつまで自転車を置くのだとかを話しておいた。

ハッサンの事務所には
大小様々ないろんな岩塩が置いてあり、
塩の結晶を小さな透明のビニール袋に入れ、
大量の物が辺りに並べられていた。

外国人だからか、
麻薬の密輸組織に見えなくもない状況だった。
IMG_5440ハッサンは、自分が扱う麻薬
じゃなくて岩塩3種類を
岩の状態、粒の状態、粉の状態のものを
それぞれに惜しみなくプレゼントしてくれた。

黒い岩塩は硫黄成分がたくさん入っており、
風呂にその岩塩を入れれば、
理論的に地下から湧き出る温泉と変わらない
と云う珍しい塩の使い方まで教えていただいた。
IMG_5441とてもいいものをいただいた上に、
もしこれが欲しかったら、
君のビジネスで使ってもいいよ。
とも言ってくださった。

仕入れ値も納得いくお値段。

もし、欲しい方がおられましたら
驚くほどの安さで上質な岩塩をお売り致します。
img_0
欲しい方は上部のメニューにある連絡先から
メールでも、電話でも受け付けます!

そんなこんなで、
自転車をよろしく頼みますと挨拶を済ませ、
ハッサンの会社をあとにした。

外に出て、
恩人のアヤさんにもお礼を言って別れた。

電車で市内に戻って今夜は漫画喫茶で就寝し、

翌朝、
東京へとヒッチハイクで
移動を開始する。


 

次回
『旅の途中に旅をする』
乞うご期待!!

色々な驚きで目玉飛びでた方。
毎回読んだらボタン押してください!
読み逃げ厳禁!!

旅で日々忙しい中時間を裂いて
これを書き上げるのに10時間以上余裕でかかっております。
電力が足りなさすぎて何千円も漫画喫茶で使っております。
睡眠時間を裂いてまで物書きしてます。

img_0

はい驚いたー!
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『運命の歯車と大きな屁』8月4〜6日 (454〜456日目)

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8月4日(454日目)

昨晩11時頃に漫画喫茶に入って以来、
4時間の睡眠以外はパソコンに向かってせっせと
物書きに励んだ。

夜の9時頃に、
集中力も完全に途切れ、
漫画喫茶を出て息抜きをすることにした。

漫画喫茶を出て、
路上販売出来そうな場所が見つかればすることを想定して
コンビニで写真を現像しておいた。

30分ほど100枚以上の写真の印刷に時間を要した。

その何気ない時間にも小さな奇跡が起きていた。

外に置いていた自転車のアドレスを見て
ホームページを見た方が
電話をしてくる方が現れたのだ。

コンビニから駅前の飲み屋街に向かっている時に
その電話は鳴った。

電話に出ると、
深田さんと名乗る方からだった。

「あの、さっきコンビニで自転車を見かけた者なんだけど、
ホームページを見るとなんだか興味が湧いちゃって
思わず電話しました。」

おぉ〜!それはそれはどうも!
ありがとうございます!

「自転車を見つけて、
ちょっと話したくて待って見たんだけど、
なかなか現れないし、
家に帰らなきゃならない用事もあったので
そのまま帰ったんだけどホームページを見て
会えないかなぁと思ってね。
今夜はどうするの?」

今まで漫画喫茶にこもりっきりだったので、
息抜きに歓楽街の殿町に向かっていますよ!

「あ、そうなんだ。
じゃあもうちょっとしたら手が空くから、
よかったらその時いる場所に行っても構わない?」

えぇ、もちろん!
こちらとしても光栄ですし大歓迎です!

そうして、後で会うこととなった。

一先ず、腹が減ったので
どこか美味しいものが食べられるお店はないかと
街を徘徊することにした。

歓楽街をゆっくり自転車を漕いで探検していると
「お!日本一周!!ちょっと写真撮ってもいい?」

そう言ってきてくださったお兄さんが現れた。

えぇ、もちろん!

写真を撮ったついでに、
ここ辺りで美味しいものが食べられる場所は
どこかと尋ねた。

「美味しいものね〜、もう10時だからなぁ。
あ、そうだ。ここから見えるあのお店。
あそこのちゃんぽんが美味しいよ!

よし、俺はちょっと
これから行かなきゃいけない所があるから
一緒には食べられないけど、
ご飯ご馳走するからついてきな!」

えぇー!!そんな…!
いいんですか?!

「もちろん!さ、そこに行こう。」

そう言ってお店に案内された。

『長崎屋』

IMG_5213

「お母さん、この人日本一周してる人でさ、
俺が支払っていくから美味しいもの食べさせて上げてよ!
ちゃんぽんと、餃子、それとビール2本。」

そう言ってお酒までご馳走してくださった。

おぉぉ、、、
息抜きで出てきたつもりが、
こんな展開になるとは…!!

最初の一杯だけお兄さんは丁寧に乾杯してくれてから
そのお店を去っていった。

こんな事アリ???

そう思ってワクワクしていると、
店前で顔を合わせて少し喋ったおじさんが
チャンポン屋に入ってきて隣に座った。

おぉ、兄ちゃん!
餃子は食ったか?
ご馳走したろうか?

餃子はもう注文して、
先ほどのお兄さんが払ってくれているので大丈夫です。
その気持ちだけで十分です。

「そうか、なら酒は飲めるか?」

はい、お酒は大好きですよ。

「じゃあ新潟の酒でも飲んで行きな。」

そう言って蒸し暑い夜にも関わらず
熱燗をご馳走してくれた。

さすが新潟のおじさん!
夏でも酒!いつもの熱燗!って訳ですか。

IMG_5216

ここのちゃんぽんも具沢山で
とても美味しかった。

IMG_5215

それに、ここの餃子がまた美味しい一品だった。
IMG_5214チーズのような濃厚な風味が一瞬感じられる味が
癖になりそうな餃子だった。

隣のおじさんもここの餃子がまた美味しいんだと
さっき勧めてくれた時に言っていた。

そうして、ちゃんぽんを食べながら、
餃子をつついてビールを飲んいると、
先ほど電話をくれた深田さんが駆けつけて来てくれた。

IMG_5218

まずは、ビールで乾杯!!

この日はもう何杯飲んだかも
覚えていないほどに飲んだ。

深田さんも自由な生き方をしてきた方で
自分と似ているから応援したくなったと語ってくれた。

夜1時頃まで飲み明かし、
ビール2本目以降の支払いは
深田さんがご馳走してくださった。

外に出て別れ際にもう一枚記念撮影。
IMG_5219また、いい経験に出会えた奇跡の一夜に感謝。

ここへ案内してくださった気前のいいお兄さん。
横に座って話をしてくれた家族。
わざわざ駆けつけてくださった深田さん、
どうもありがとうございました!!

この日はすぐ近くの川へ移動して
河原の土手にテントを張って
ベロベロなのにも関わらず翌日のご飯を作ってから
ようやく夜中の3時頃に就寝したのだった。


8月5日(455日目)

寝てから3時間後。

太陽がテントに刺し込み、
やはり暑さで目が覚めた。
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うぅぅ…眠たい…。

昨日の酒も残ってさらに身体が怠い。

辺りの河原は
まだ先日の花火大会の片付けが終わっていない様だった。

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朝早く起きる事になるのは想定内。

太陽がどこから昇って来るかをも寝る前に把握していた。

日が昇れば、蚊は出てこないので
日陰にそのまま寝ていても大丈夫。

そんなわけで隣の影が出来る真横のベンチへ
テントを畳んで移動した。

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建物がこの角度なら昼ごろまで影があるだろう。

日陰で昼ごろまでもう一眠り。

起きてから近くの竜巻堂と言われる
オーガニックショップへと顔を出した。

そこは、冬期に滞在していたニセコでの知り合いの地元が長岡で、
その方の同級生がやっているお店なのだそうだ。
もう一人別のニセコの知り合いからも同じ店の名前が上げられ
是非とも顔を出してみて。と連絡が来ていたほど。

長岡なら「竜巻堂」と「RADIO」に行ってみてよ!
そう言われミッションを預かっていたので
その二つの店の名前を挙げられた2人には
会っておくつもりだ。

残念ながらこの時はお目当ての店長は不在。

カフェも兼用でやっているセレクトショップだったので
飲み物を頼んで中を見て回った。

店長もいつ帰ってくるかわからなそうだったので、
また顔を出す事にした。

それからは、
また川を越えて漫画喫茶にブログ編集をしに向かった。
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漫画喫茶で書く方が、
残りの電気を気にしなくてもいいし、
涼しいので集中して良い文章を書く事が出来る。

夕方まで3時間ほど編集の続きをやって
また街に繰り出した。

今日こそは路上販売をやってみよう。
そう思い、路上販売に最適な場所を探し始めた。

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駅前に行くと三尺玉の実寸大の模型が展示されてあった。

さすが長岡名物、花火。
駅前のど真ん中に花火のモニュメントが堂々と建っていた。

販売場所は駅構内よりも
外にした方が良さそうだろうと感じた。

いつも場所を決める時、
5分くらい人の流れをじっと見つめる。

違うと感じれば、
また違う場所に建って人の流れを見る。

その土地で一番人通りが多く、
明るく、声をかける事が出来そうな
できるだけ広々とした場所。

今のところ、
経験上ではそう云った場所の方がいい。

駅前の交差点付近と決めて路上販売を開始した。
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長岡でも興味を持ってくれた方達に
夢を語り、驚きと、ささやかな感動を届ける。

16歳の高校生までもが足を止めて話を聞いてくれ、
写真を買ってくれた上に差し入れまで届けてくれたりも。
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とても嬉しい事は続いた。

先ほど写真を買ってくれたお兄さんから
Facebookでメッセージが来た。

「兄さん、まださっきの所にいる?」

すぐにまだ居ます。と返事を返した。

そうすると、
また目の前にメールをくれた方が現れた。

面白そうだから、
よかったら一緒に飲まないかと誘われ
すぐさま店を片付け。

そこへ。
その日、3度目となる
喋り好きなおばちゃんが登場。
またあれこれ話し始め、
10分ほどおばちゃんの相手を務めてから
ようやくお兄さん達と行動する事に。

新潟と言ったらやっぱり日本酒かな。

そう気を効かせてくださって、
酒の品揃えが良い目の前の居酒屋へ入った。

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トシさんとジュンさんの二人は
同級生で昔からの友人の仲で、
よく二人で飲むのだそうだ。

歳もさほど離れていない29歳のお兄さんだった。

まずはビールで乾杯!

自己紹介がてらに、
今までの道のりや経験を語った。

すると、トシさんが四国八十八カ所の
お遍路旅をしていた事が判明。

自転車ではあるけど同じ経験をした事があったので
とても親近感が湧いた。

野宿旅の過酷さや、
人の親切のありがたさ。
お遍路中での怪事件などなど…
いろんな話を聞かせてくれた。

トシさん、ジュンさんは
腹も減ってるだろ。と言って
オススメの郷土料理も様々な物を注文してくれた。

まずは日本海の魚の「お刺身」

そして
長岡の酒「久保田」

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続いて、
「とちおの油揚げ」

これはとても分厚く、
食べ応えのある油揚げだった。

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そして郷土料理
「のっぺ」

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のっぺは里芋のぬめりを生かした煮物で
あっさりとした味付けの出汁で煮込んである
栄養満点の煮込み料理だった。

それらを肴に酒を飲む。

長岡についてのいろんな事も聞かせてくれた。

新潟には4大ラーメンと云うものがあるらしい。

新潟古町系「あっさり正油ラーメン」

燕三条背脂系「極太背脂ラーメン」

長岡系「生姜濃厚しょうゆラーメン」

「割りスープみそラーメン」

この4つが有名なんだそうだ。
背脂ラーメンが出来た由来なども付け加えて教えてくれた。

昔、炭鉱で栄えていた町で背脂ラーメンは生まれた。
寒い季節に出前を持って行く時に
ラーメンが冷めないように工夫した結果、
背脂を乗せて太麺にした事がきっかけで定着したのだそうだ。

「この系統ならこの店が美味しくて、
違う系統だと◯◯が美味しい。」

「何言ってんだよ!
それなら◯◯が良いって。」

「いーや、それだったら俺はここだね。」

そんなトシさんとジュンさんの
仲良さげな会話を聞きながらあれこれ新潟の話を聞いた。

他にも、
日本で初めてドライブスルーをやり始めた店があり、
なんでも、そのフレンドという店の
「イタリアン」というメニューが
特に美味しくもないが、
この町の昔ながらの味だと教えてくれた。

酒も飲み干す度に、
次はこれ、次はこれ。と
「せっかく長岡に来たんだから」と言って
どんどん大吟醸の良いお酒を頼んで飲ませてくれたのだった。
IMG_5235IMG_52411時間ぐらい経つと、
トシさんの奥さんのはるるさんも店にやってきた。

とても可愛らしい人で
ちょっと天然な所がまたいい人だった。

結局その日、トシさんはるるさんのお宅に
「泊まって行ってもいいよ」と言って頂いたので、
是非ともお二人の家にお邪魔させてもらうことにした。

大分と酒を飲んでご機嫌な独身のジュンさんは
嫁を探しに行ってくると言って街に消えていった。

それからトシさんの家へと向かった。

家に着くなり、
「お風呂に入っておいでよ。
洗濯物があるなら入る前に回しておきな。」

そう言って旅人が必要なことを
色々理解してくれている事がありがたかった。

それはトシさんが四国八十八ヶ所を周った経験の中で
自分にされてありがたかった事だったと
後になってから話してくれた。

受けた気持ちは返したくなるもの。

やっぱり、そうなんだなぁー。
俺も、何か人にできる事があれば
なんでもやらなきゃなぁ…

そう思って居るうちに眠りに落ちていた。


8月6日(456日目)

朝7時頃。

僕はまだ深い眠りの中にいた。

家に招いてくれたお二人は、
起きて仕事の支度をしていたらしい。

ボバフッッッッ!!!!!

突然僕の方から轟音が聞こえたそうだ。

二人の話では、
今世紀聞いた中で一番の音の大きさ、排気量。
全てを兼ね備えたハイクオリティなオナラ

ブチかましていたらしい。

今回はその恐怖の恥ずかしい現実の世界には戻らず
夢の中に留まり、どうにかやり過ごした様だった。

先日、長野での瞑想していたスウェーデン人の横でも
同じ失態をした矢先の事だったのにも関わらず…。

また。
爆裂的なオナラでやらかしてしまった。

その時、
自分が寝ぼけて記憶が無い時に
こんな大失態を犯していた事は
この日の夜に知る事となった。

そんな重大事件を僕に告げる事なく
二人とも白々しく朝の挨拶をしてくれた。

トシさんは一足先に仕事へ出かけて行った。

30分後に奥さんのはるるも家を出るので、
そのタイミングで二人の家を出た。

今夜はトシさんはるるさんのオススメの
元旅人の人が経営するお店に連れて行ってくれるらしい。
またこの家に夕方6時に集合の予定だ。

まだまだブログが溜まって居たので、
どこかでブログ編集をしようと、
電源のあるカフェを探すことに。

電源カフェと言うアプリを使うと、
駅の横のデパートにあるスターバックスしか
なさそうだったのでそこへ向かった。

恥ずかしながら、
一人でスターバックスに入るのは
これが初めて。

記念すべき初バックス。

その前に。

昨晩トシさんの家で風呂に入らせてもらった時に
臭くなってきたビンディングサンダルが
まだ濡れていたので日向に置いて乾かしておく事にした。

デパートの駐車場の日の当たりのいい場所に、
二足並べて置いてから初バックス。
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謎に緊張しながら飲み物を頼んで席に着いた。

昼過ぎまで編集を行っていた。
その中で、店頭に置いてあった自転車を見て
スターバックスのスタッフに声をかけられたりもした。

店員の兄さんにも昨日の夜に居酒屋で聞いた
ラーメン屋の名前を聞いたので
今日の昼ごはんは必ずそこで食べようと決めた。

それからひと段落すると
昼ごはんを食べに出る事にした。

外に出て、
まずは干していた靴を…

あれ?

ん?

あれあれ?

…。

く…くつが…

靴が無いやんけーーーーー!!

干していたはずの場所に
あるはずの靴が無い。
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そ…そんなバカな…。

あんな臭い物を持って帰る奴の気が知れん。

しかもその中敷きは俺が持っているんだ。

中敷きなしでは履けない代物だぞ。

そうだそうだ!
あんな物を持ち帰る訳がない。

あ!!
もしかしたら、
駐車場の掃除のおばちゃんみたいな存在が居て
勝手にゴミだと勘違いされて持って帰ったのか?

そうだ。そうに違いない。

まずはデパートに電話してみた。

あの、駐車場に靴を干していて無くなったんですが。

「え…はい?もしもし?」

いや聞こえてるだろっつーの。(心の声)

いや、だからね。
おたくの駐車場にですね。
靴が濡れてしまっていた物を干してたんですよ。
そしたら無くなってたんです。
この駐車場に掃除をしにくる方など居ますか?

「いえ…ちょっとこの事務所の電話では分かりかねますので、
一階のインフォメーションで訪ねて頂けますか?」

一階のインフォメーションへ向かった。

あの、駐車場に靴を干していて無くなったんですが。

「え…はい?」

いや、だからね。
おたくの駐車場にね。
靴が濡れてしまっていた物を干してたんですよ。
そしたら無くなってたんです。
この駐車場に掃除をしにくる方など居ますか?

「いえ、その様な靴の落し物は届いておりませんが。」

だれが靴拾って届けるアホおるねん!(心の声)

いや、いやいや。笑
あのね、落し物では無いでしょうよそりゃ。
掃除のおばさん的な、掃除するスタッフはいるんですか?
その可能性が一番あると思うんです。

「申し訳ございませが、
その様な者が居るとは私は存じ上げておりません。
もし、ありましたら電話を差し上げると言う形で
よろしいでしょうか?」

わかりました。

そう言って番号を告げた。

「もしかしたらなのですが、
すぐ近くの交番に届いているのでは…?」

いや、だからー、
だれが靴拾って届けるアホおるねんって!
ってまたツッコミそうになるのも堪えて素直に交番へ。

あ…あのー。

ドアを開けたままの体勢で訪ねた。

「はい。どうされました?」

靴…靴届いて無いですかね?

「靴?!」

あ、はい無いですねすいませんねお騒がせしましガチャ。

ハァーーーーーーーーーー。
まぁぁぁじかよ〜、、、

もう一度靴を干していた場所に戻る。

やっぱりないよなぁ…。

あ、そうだ。
最後の望みがあった!!

駐車場に備えてある精算機の電話!!

そう思い立って電話の元へ。

プルルルル。
プルルルル。

はい、◯◯センターです。

あの、駐車場に靴を干していて無くなったんですが。

「はい?」

いや、だからね。
おたくの駐車場にね。
靴が濡れてしまっていた物を干してたんですよ。
そしたら無くなってたんです。
この駐車場に掃除をしにくる方など居ますか?

「いえ、当社の方ではちょっと…。
それは分かりかねます。
大体いつ頃でしたでしょうか?」

あのー、これどこに繋がっているんですか?

「料金システムの会社でございます。」

じゃあわから無いのも当全ですね。

なんなら、いつ?とか詳しく聞いても
アンタわからんでしょうが!
(心の声)

わかりました。

ガチャ。

…。

これで全ての希望が失われた。

絶望とは読んで字のごとく。
この状態の事か。

財布を広げると2万円ちょっとが入っていた。

失くなった靴はおそらく1万5千円程度。
買えなくもないが買えばまた金欠のピンチがすぐに訪れる。
普段履いている靴はゲタ
IMG_5250

こんなカッチカチなゲタで
デコボコなビンディングペダルを踏むのは
至難の技。

平坦な道ならまだしも、
雨の天候、山道や上り坂では非常に危険だ。

ああぁぁぁ〜
長岡にまたしても一週間以上滞在か?!

もうそんな事してたら
北日本に冬が来ちゃうじゃないかよ〜。

とにかく、
買うにもその商品の値段を把握しておこうと
1時間ほどインターネットで
同じビンディングサンダルを探し
ネットを駆使して探し尽くした。

けれども、
2年前のその靴はモデルチェンジを繰り返し、
もうその在庫はほぼ無い事が判明。

あるにはあるがやはり1万5千円を超えて
すこしでも定価より安い物はもうなくなっていた。

サンダルのビンディングシューズは
他にもあるにはあるがとても種類が少なく、
気に入っていたモデルだったので非常に残念だ。

どこにもぶつけられない思いを呟くかの様に
なんとなくFacebookに
靴がおそらく取られて失くなってしまったと投稿した。
のちに、この投稿が功を奏したのだった。

スクリーンショット 2015-08-20 19.52.29

携帯で靴を探すのは諦めて、
気を取り直す為にラーメンを食べに
一駅隣の町まで向かった。

宮内駅前
長岡系生姜醤油ラーメン「青島」

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って閉まっとるやんけーーーー!!

テンション下がってるのにまた更に?!

いや、でも入り口に貼ってある張り紙には
営業しているような事が書いてある。

どうゆう事だろう?

携帯の地図で青島と検索してみると、
駅からまっすぐに伸びた道路を300mほどの距離に
向かい合うように2件の青島食堂がヒットした。

2件??

更に謎は深まるばかり。

念のためそこに向かいながらも、
本当にあるのかどうかを確かめるべく
そばに居た人に青島はどこかと訪ねた。

「あぁ青島食堂ね。
駅前は週末だけなんだよ。
他にも店があってね、
この道をまっすぐ行った所の両脇にあるよ。」

2件あるんですか?

「そうだよ。」

どっちでラーメンを食べられるんですか??

「食堂って書いてあるけど、
どっちもラーメンしか置いていないよ。」

あ、はぁ、、そうですか。

よく意味が飲み込めない。

あたりは錆びれたボロボロの街並み。
いくつもシャッターが降りている町の大道り。

そんな町に2件も向かい合わせに同じ店があるだとぉ?!
はっはっは。
もう、冗談もほどほどにしてくださ…
ってあるしーー。
IMG_5252IMG_5253しかも同じ系列店だとは思えないほどの
建物の造りの違い。

意味がわからない。

意味がわからなさすぎる…!!

なんなんだ。青島って。

週末にはあの近くの駅前も空いてるって?

モウ、ワータシ、イーミガワーカリマセーン。

意味がわからなさ過ぎて、
お腹の減り具合もわからなかったので、
とりあえずチャーシューラーメン大盛り!
と注文。

「お客さん、入り口の券売機で券買ってね」

あ、はい。

ってなわけで出てきた珠玉の一杯がこれだ!

『青島ラーメン』

IMG_5254 想像していたよりもダシに生姜が効いていなかったが、
とても澄み切ったキレのある味わいのスープに
よく絡む太麺。

3件も密集させている意味が分からなくもな…
いやそれはやっぱりどうしても分からん。

地元の人がオススメするだけある、
美味しいラーメン。でしたっ。

それから長岡駅周辺に戻り、
昨日会えなかった竜巻堂の方を訪ねに向かった。

が。

今日もまたもや店長不在。。。

仕方なく黄金のコーラと言われる飲み物を一杯注文し、
靴をどうするか考えていた。
IMG_5255

すると、一軒のメッセージが。
スクリーンショット 2015-08-20 20.48.05突然メッセージをくれた富山さんは、
以前、金沢のアーケードで
路上販売をしていた時にも書いてある通り、
神道について面白い話を聞かせてくれた方だった。

地図で場所を確かめるとそう遠くはなかった。

これも何かの縁だと感じ、
そこへ向かってみることにした。

そこへ向かっている最中。
また違う人から連絡が入った。

九州の福岡の友達、倉光からだった。
彼には去年福岡に訪れた際に、
彼の経営するとびうめ整骨院に泊めてもらったり、
高級なうな重を食べさせてもらってお世話になっていた。

メッセージのやり取りはこうだった。
「靴、送ろうか?」

え、倉光ビンディングシューズ持ってたっけ?
でも出来れば蒸れて足臭くなるから
靴の物は避けたいんだよ。
(サンダルでも十分臭いけど)

「こんなヤツは?」
スクリーンショット 2015-08-20 21.00.20あぁシマノのヤツだね!
そう、知っている限りでは、
シマノのこれか無くしたKeenしか知らないんだよ。
出来れば履き慣れているアレがいいんだけど
なかなか見つからないんだよね。

そうメッセージを返しながら
先ほど富山さんに紹介してもらったお店に入った。
店員さんにサンダルのビンディングシューズはないかと尋ねると、
いくつかあるらしく見せてもらっていた。

倉光からメッセージが再び入った。

「仕方ねぇ、一肌脱ぎますか!!」

えぇ?!

靴を持っているとかそういう訳でなく、
元から新品を送ろうか?って話だったのか!!
驚いて返事を返した。
スクリーンショット 2015-08-20 21.05.46これならある!
そう言って画像が送られてきた。

自分が手に持っている物を見ると…。
IMG_5256

同じ物を見ていた。

なんと言う偶然…。
少し鳥肌が立った。

しかも、その偶然が
また新たな偶然をジワジワと引き寄ってきている事は
想像すら遥かに超えた奇跡の始まりだった。

結局、この靴が欲しいと言う話で靴はこれに決まった。

しかも、送るのも面倒だから
その場で自分で買えそうなら買って、
お金だけ銀行振込で済ませよう。
その方がお互いにとって一番手間がかからないし
一番楽な方法だろう。と提案された。

お金をそのまま頂くのも気が引けたが、
実際言われているとおり、福岡でネット購入し、
それからこちらに送る手間を考えれば
自分もここで買う方がベストだと云う考えに至った。

じゃあ、ありがたく買わせてもらうよ。
恩に切る!本当にありがとう倉光!!

そうして、靴を無くした数時間後に
新しい靴を手にいれる事が出来た。

福岡県 JR竹下駅近く
整骨院なら、この男前の所に行けば間違いなし!!

とびうめ整骨院提供、
NEWビンディングシューズ!!
IMG_5257いよおおおおおっしゃーーー!!

新しい靴が手に入れられた事に感謝した。

そして、自分もこんなカッコイイ事が
サラッと出来るヤツになりたいなぁ…。
そう思って い る と …

歯車は随分前から動いていた。
全てが必然であり、全てが無駄ではなかった事を
この靴一つ失った事で気がついた。

金沢で随分お世話になった
記憶に新しい達郎さんからもメッセージが届いていた。

達郎さんからも、
「3回ほどしか使ってない靴ならあるから送るぞ。」
と。

本当に人に恵まれていると感じさせられた。

でも、もう大丈夫。
先ほど友達に買ってもらった事を説明。
すると、話は変わって、
とんでもない情報が入ってきた。


スクリーンショット 2015-08-20 21.27.28スクリーンショット 2015-08-20 21.27.44スクリーンショット 2015-08-20 21.27.55

えぇぇぇぇぇぇぇーーーー
なんだって?!?!

金沢で出会った同士、かずやの事だった。
彼も日本一周を自転車で志す仲間だ。

つい先日にも、
神戸の僕のお店を訪ねてくれたあいつが…

寝ていた隙に
自転車、携帯、ギター。
それ以外全てを取られただと…

靴一つであんなに落ち込んでいた自分が
恥ずかしく思えた。

それと共に、これこそ。
今受けた気持ちを返す時ではないのか!!

フツフツと熱い思いが芽生えた。

かずやは福岡の天神にいる。

キャッシュカードはない。

でもあいつは絶対にお金が必要だ。

どうにか渡す方法…

さっきの倉光?

いやいやいや、ちょっとまてよ?
それは幾ら何でもおかしすぎる話しだろ…
お金をもらっといて、あいつにお金を渡してやりたい?

そんなこと…おかしすぎるよな…。

でもどうにかこの一大事を彼に切り抜けて欲しい。

お金の出所は俺にもない。

けれど。

一つだけ。希望があった。

それは昨日の事だった。
神戸のお店を任せている店長のジャスティンから
メールが入っていた。

「今月は店の売り上げが良かったから
6万円よしに振り込めるよ。」

今月の売り上げは良かったかもしれないが、
先月は少なく、ジャスティン自身の給料も少なかった。

水商売なので季節や時期によって
売り上げが不安定なのは仕方ないが、
どうにかその分を補ってあげたくて、
今月は俺は一銭もいらないから、
6万全部ジャスティンが取っときなよ。

俺はご飯食べるくらいなら
どうにか稼げるから大丈夫。

そう言って彼に全てあげようとした。

全てを受け取るのはさすがに嫌だと謎にゴネるので
2万円だけもらったら携帯代が払えるからそれだけでいい。

それで、もし俺がピンチの時が来たら
その上げたお金を振り込んで助けてくれ。

そんな話しをしたのが昨日。

早くも緊急事態だ!!

すぐさま、ジャスティンに連絡を取った。

訳を話して、福岡にお金を2万円、
振り込んであげて欲しいと頼んだ。

ジャスティンも以前
かずやが店に来た時に顔を合わせているので、
内容を理解して了解を得た。

あとは倉光だ。

倉光にも、そのまま訳を話した。

実際、僕のお金ではなく、
あくまで昨日頑張っている人に上げた筈のお金である事を
正直に話すと倉光も理解してくれ、
振込先を教えて貰った。

準備は整った。

あとは神戸のジャスティンから
福岡の倉光にお金を振り込み、
それをかずやが受け取るだけ。

かずやに連絡を取り、
2万円のカンパを受け取ってくれと
メッセージを送った。

かずやは最初受け取るのを拒んだ。
「よしも資金ないじゃんか!
そんなの受け取れないよ!」

大丈夫だ。
それはもともと俺のお金じゃあない。
そう言ってまた昨日の事を彼にも説明した。

どっちにしても、
俺のお金じゃないし、
誰のお金でもない。

そう説明すると彼も納得。

それは僕がが困っている時に使える最終手段。
僕は、かずやが日本一周を達成できない事が
自分にとって嫌な事でもあり、
そう感じると困ることでもある。

僕は4年前。
日本一周に初挑戦した時、
事故に遭って足の骨が
外まで飛び出てくるほどの骨折をして重体になり、
日本一周を一度断念した経験がある。

達成出来ていないのに地元に帰ることは、
惨めで情けなく、苦痛に感じる事は充分知っている。

彼にそんな思いはさせたくない…!!

後は動いてくれる仲間たちに
思いを託した。

かずやは15万円相当の荷物をやられたらしい。

挑戦心が半端じゃないかずやは、
それに一切動じていなかった。

むしろ、
そのショッキングで絶望的な出来事を楽しんでいた。

持ち物の殆どがなくなった瞬間、
彼はとんでもなくウキウキしていたらしい。

「こりゃあ、何かとんでもない事がおきるぞ!!
俺は奇跡を起こしてやる!!」…と。

あんな強い心を持ったやつが
一つ年下だなんて。

俺なんか靴が一つ無くなったくらいで
この世の終わりかと言うほど騒ぎ散らしていたのに…

さらに彼はその出来事を試練、
チャンスだと捉え、
取られた15万円以上の額。

30万を手にしてその街を出る目標を掲げた。

やるじゃねーか、かずや!
カッコ良すぎて妬けちまうじゃねーか!

そんな事を考えながら、
またもや竜巻堂に戻った。

IMG_5263

まだ店長さんは戻ってきていなく、
またしても会えなかった。

夜も近く、この後はニセコの人達から
預かったミッションの一つ、
RADIOに行かなければならない。

そろそろ飲み始めようかと思い、
オーガニックビールを一本注文した。

今日の難関突破に乾杯だ。

IMG_5262

それを飲みながら
また、かずやの事を考えていた。

そういえば…
あいつ福岡で働き先を探してんだっけな。

そこらへんでもう一人。
強力な力を持った北九州の荒ぶる獅子が居たっけ。

そう思って
北九州工業大前で立ち飲み屋を営む
荒ぶる獅子、新井さんに連絡を入れた。

新井さんからも相変わらず
日々メールのやり取りをさせていただいている。

今はおそらく沖縄の去年僕たちが出会った島。
座間味島にまた家族9人でキャンプ場に押し寄せ、
テントを4つ囲むように並べた新井村が出来ている。

昨日、
「台風で家族もろもろ吹っ飛びそうです。
沖縄の台風をなめていた…非常に過酷です。」
と笑わされるメールが届いてたばかりだった。

その新井さんにメールを送った。

新井さん。大変な所申し訳ありません。

飛ばされてないですか?
大丈夫でしょうか⁇

僕の日本一周の旅友が今福岡に居まして、
ちょっと30分程うたた寝してると、
荷物が全て取られて、残るは今着てる服、
自転車、ギターしか持ち物のみになってしまい、
それこそ意識が吹っ飛びそうになっているやつが居まして。。

僕もそれは重大事件だと思いまして
二万ほど彼にカンパしてしまったのですが、
それはそれでいいとして。

そいつはどうにか沖縄まで辿り着くために
資金を福岡で稼ぐ為に
仕事は無いかと探している状況なんですが、
なんか仕事無いですかね⁇

身分証もキャッシュカードも
何もかもがなくなったので、
お金は福岡の友達に送って受け渡しが出来たんですが。。

そうメッセージを送っておいた。

すると5分もしない内に電話が帰ってきた。

あ、もしもし新井さん、お久し振りです。
台風大丈夫ですか?

「ええ、今となっては僕にとってはこんな風、
そよ風みたいなもんですよ。」

あはは、相変わらずですね。

「今、メールを確認しました。
おそらくですが仕事が紹介できそうです。
泊まる場所も今から幾つか
知り合いを当たって探してみます。
なので、これから直接連絡をしようと思うので、
その彼の連絡先とかを教えてくれるかな?」

おぉーーー、さすが新井さん!
旅するデキるビジネスマンはやっぱり違う〜!!

わかりました。
すごい思想を持ったいい奴なんで
是非ともよろしくお願いします。
では、彼の番号などをメールで送りますね。

そう言って電話を切った。

まさかこんなにすぐに見つかるとは…。

全ての歯車は
ずっとずっと前から回っていた。

そのジグソーパズルの様に
沢山ある散りばめられた歯車から
うまく噛み合うものを探し出し当てはめる。

うまく物事がグルグル回り始めれば
その歯車は大アタリ。

またグルグルと、
もと通りに回り回され回って回る。

ここに立っている地球はグルグル回っている。

だからなんでも回るように…

そんな事を感じていた。

靴を取られなかったら
おそらくかずやの事件も知らなかっただろう。

つまらないつぶやきをFacebookにしなければ
何も起こらなかっただろう。

富山さんから教えて貰った靴屋に
買う気もないのに見に行った事も、

そこで手にした靴の写真が倉光から送られてくる事も、

その手助けで生まれた気持ちから
また、あらたな救われるべき者が救われた。

かずやが通った足取りを知る
ジャスティンが手助けを手伝い、
また不思議な事にお金を振り込んだ倉光にお金が届く。

それをまた彼は快く引き受け、
かずやに渡る。

かずやの心意気にさらに心動かされた僕は
さらに行動し、さらなる縁を繋げる。

そしてその彼もまた、
その気持ちをまた誰かに回して行くだろう。

奇跡とは、奇の跡と書く。
奇の意味は普通でない。不思議なこと。
その跡。

元々みんなの中に眠っている力の事なのだ。

それを自分の中から
呼び起こす事が出来るかどうかなんだ。

普通でない発想が奇跡なのだ。

常識なんてそんなもんへったくれだ。

常識を破る事に奇跡が起こるんだ。

そう感じると、
とても幸せな気持ちになった。

竜巻堂を出ようとした時。

入り口のドアが開いた。

あぁー!!
やっと会えましたね。
店長の猪俣さん!

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奇跡なんて待っていても滅多に起きやしない。
自分で動けば簡単に起こせる。

ようやく何度も何度も
会えそうで会えなかった猪俣さんに会えた。

念のためにもう一度来てよかった〜、、、

これでニセコミッション一つ達成。っと。

少し話してから、
もう一つのミッション、RADIOに向かった。

外も暗くなってきていたが、
約束していたトシさんとはるるさんの家に
6時に集合するのは先ほどの出来事に追われて
出来なさそうだったので、
あらかじめ連絡を入れておいた。

RADIOも2日前から来ようとしていたが、
その2日間共にちょうどお休みで、
ようやく店に入る事が出来た。

おしゃれな店内だった。
パンチの効いたモヒカンカットの
テツヤさんにも会えた。

1時間ほどそこでビールを飲んで、
くつろいでお酒を飲ませてもらった。

それからトシさんに連絡を入れた。
もうすでに飲む予定だった場所にいるらしく、
住所を聞いてそこに向かう事に。

ステッカーを2枚ももらったので
リアカーの両サイドに仲間入り。
帰り際にテツヤさんから
お店のTシャツをプレゼントを頂いた。

店の前で記念撮影。

長岡駅からまっすぐに伸びる大道り沿いを
駅から300mほど進んだ左側。
「RADIO」

IMG_5268

短時間だったので
また明日来れたら来ますと告げて
トシさん達が待つお店に向かった。

駅の裏側へ渡り、
地図を頼りにお店へと向かった。

「シエスタ」
IMG_5278

夫婦で経営されているお店で、
可愛らしい子供二人がお出迎えしてくれる
アットホームな明るいお店だった。
IMG_5270

美味しい焼きたてのピザやパスタなどのイタリアン料理に
ワインを頂き楽しい一晩を過ごす事が出来た。

このお店で、
今朝の話を聞かされたのだった。

もうその話を聞くと恥ずかしさから、
穴があったらそこに入って
また大きなオナラをしたい思いで一杯だった。

天然なはるるさんは、
爆裂的なオナラを僕がかましてくれた事で、
僕が心を開いて打ち解けてくれたのかなぁ?と
嬉しく思ったそうだ。

いやいやいや!
ケツの穴が開いたからって、
心が開いたとは関係ないから!?
そう言うとみんなで大爆笑した。

久々に腹を抱えて笑った。

天然な事もたまにブチ込んでくるはるるさんだったが、
たまには真面目な話も聞かせてくれた。

「私今日ね、仕事してたらさ。
今朝まで日本一周して自由気ままにしている人が
ウチに居たんだなぁ。って考えると、
自分って何してんだろうってちょっと考えちゃったわ。」

その話を聞いて、自分もハッとした。
プッとまた出そうにもなったが、それは持ち堪えた。

あぁ、そうか。
僕は日々出会う方々に
元気や希望を分けている様な気分でいたけれども、
そうでない状況の人からすれば、
時にはそれが元気を奪う事になったり、
苦痛に感じてしまうのかもしれないのか…。

そう思うと、
今まで散々路上で吐かれた他人から僕への
嫉妬や妬みの暴言が理解できた。

これまた一つ勉強になりました。

店内におしゃれな世界各国の写真が飾ってあったので
自分の写真も記念にプレゼント。

なんとなく、
写真だけでなくステッカーも
数十枚、店内に置かせていただいた。

お店の夫婦も、
子供ができるまでは世界一周の旅をしていたそうだ。

旅が好きな人の所に置いておくと、
また何か、どこかで繋がりそうな予感もあった。

今日も十分に酔っ払って、
2日連続で二人の家に招いていただいた。

明日の朝は絶対に屁をコかないゾ。っと。


面白かった方、オナラでやらかしすぎと思った方。
ちょっとその音聞いてみたいわと思ってしまった方。
奇跡は自分の中にあると理解した方。
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にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(自転車)へよくよく考えても見ると、
足が臭かった事が原因であの奇跡を招いたんだな。
って書き上げてから思いました。

今回汚い事ばかり書いてスンマセン。。。笑

8月2〜3日長野県〜新潟県長岡 (452〜453日目)

6位から順位がぐんぐん下がりに下がって只今13位。

そう甘くはない様ですな。

今回もクリックよろしくお願いしまーーーす!!
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8月2日(452日目)

長野出発当日。

朝にErikaのお父さんが
隣の飯山市から訪ねてきた。

今日はお父さんに車を貸してもらえるので
買い物に出ようと誘われた。

IMG_5138

近くまで出かけて朝ご飯を買い、
自宅に帰ってそれから朝食をいただいた。

 さて。

いよいよ、再び旅路に戻る時が来た。

出発の見送りにはNunoとErikaの他に
以前、長野観光へ連れて行ってくださった
美奈さん御一家まで見送りに駆けつけて来てくれた。
IMG_5139

美奈さんが出会った記念にと、
シカの角を使った素敵なアクセサリーを
手作りで作ってくれた物をいただいた。
IMG_5145

とても自分好みの物で気に入った。

記念に集まってくれたご家族と、
散々お世話になったNuno、Erikaと記念撮影。
DSC_0037お世話になった長野の皆さん。
どうも、ありがとうございました!!

再び自転車に乗って北を目指し始めた。

IMG_5140

梅雨明けしてから日に日に暑くなる気温。

ジリジリと太陽が地面を焦がす。

上からも下からも暑さを感じ、
日陰に避難しても暑く感じる真夏の季節へと突入していた。

長野はあんまりイメージはなかったが、
「りんご」も特産品の一つらしい。

国道沿いにも手に届くほどの位置に
りんごの実が沢山付いていた。
IMG_5144IMG_5142この道は長野市内へ入る時に通った道。
10日ほど前に通った自分の面影を思い出していた。

あの頃は1日中坂を登って
途中、暑さに1時間ほど気絶したりしながらも坂を上り詰めて
夕方にやっと山を下って来てて…。
あの時は、もうヘトヘトだったなぁ…。

そんな事を考えながら進んでいた。

今日は弁当を持っていないので、
途中にあった御飯屋で昼飯を食べた。

偶然にも、御飯、味噌汁などが
おかわり自由だったので、
酸辣湯ラーメンを注文して御飯を3杯食べて食い溜め。

まだ食えそうなほどだと思っていたが、
立ち上がると腹がパンパンで動き辛い。
もっと食って居ればどうなっていた事か…。

橋を越えると、
土手にバイクに跨ったおじさんが
口を開けてこちらを見ていた。

上機嫌だったので、
ウンウンと頷いて目を合わせた。

「兄ちゃん!頑張ってんな!どこから?!」
大声で聞いてきた。

神戸からー!大声で返す。

「そうかー!頑張ってなー!」

はーい!

再び前を向いて走る。

すると、先ほどのバイクのおじさんが
追いかけてきた。

「兄ちゃん、これ、さっき買ったばかりで
まだ冷たいから飲みな!」
そう言ってコーラをもらった。IMG_5147自分もお礼にとステッカーを渡す。

「俺もそんな事したかったなぁ。
兄ちゃん頑張ってな!」

そう言っておじさんは去って行った。

その場所からすぐ見える交差点を過ぎ、
そこで冷たいうちに飲み干す事にした。

お腹の張り具合は
さらにパンパンを超えてピャンピャンに進化を遂げた。

IMG_5148

以前、山を下って来た45分間の下り坂も
この交差点を通過して長野市内へ行った分岐点。

この交差点の先から、
まだ見ぬ土地へと突入する。

そこから1kmほど走ると、
セブンイレブンがあり、
そこで待ち伏せしていた人に声をかけられた。

「お兄さん!お疲れさまです。
あの、お兄さん以前権堂で飲みに行きませんでしたか?」

え?あぁ、飲みに行った事ありますね。
ダイナマイト関西ですか?

「そう!そうです!
あそこのテレビに貼ってあったステッカーを見て
店長の一平さんに何かと聞いたら、
あなたの話を聞いたんです。」

おぉ〜そうでしたか!!
まさかここに来てまでダイナマイト関西の名前を聞くとは…!!
そう言って笑った。

さすが。
あの店にはダイナマイト並みの威力はある様だ。

もう来れないかもしれないと思った日に
みんなが眺めるテレビの淵に
僕のステッカーを貼らせてもらったのだ。

やはり、あの場所は大正解だった。

「よかったら、せっかくなので
飲み物でもご馳走させていただけませんか?」

えぇ?いいんですか?!
そう言ってもらう気持ちは断るわけにはいかない。
ありがたくいただく事にした。

もう炭酸飲料は先ほどのコーラでこりごりだったので
ポカリスエットを選んだ。

「腹減ってませんか?よかったらおにぎりなんか。」

いえいえ、そこまでは。
お腹はさっきたらふく食べてしまったんで
お腹は一杯なんです。

「今じゃなくても、
またお腹が空いた時に食べてもいいので
いくつか選んで下さい。」

そう言ってくださるので
2つほど選んでそれをも買って頂いたのだった。
IMG_5149

いやぁ、ありがとうございます!
そう言ってお礼を告げて
握手を交わして再び前へ。

いやぁー、まさか
ダイナマイト関西の名前を聞くとは…

ダイナマイト関西…ククク。

一人でブツブツ言いながら、
走っていた。

僕はあの店の名前がとてもユニークで
その響きがなんだかとても気に入って大好きなのだ。

それから程なくして、
国道18号線から河の右側へ渡り、
中野市を通る進路を選んだ。
IMG_5150 この道も、
長野駅前で路上販売していた時、
自転車乗りの方にアップダウンが少ないとの
アドバイスをもらっていた道だ。

その土地々々の人達の声を元に動き、
なるべく自分の中での物語を繋げる様に心がけている。

そして、それによって導かれる体験が
どんなものになるのかを
この目で見るのも一つの楽しみ。

IMG_5151IMG_5153

以前、道端で偶然駅前で出くわした
神戸の知り合いのSaminaが住む飯山を目指す。

この前に飲んだ時に
おそらくこの日の夕方には飯山に入ると言っていて
飯山に来たらまた飲もうと約束していた。

飯山に入り、連絡を取ると
昨日に高岡市へ出かけてから
まだ帰っていないらしかった。

飯山にもう一泊して待っててよと言われたが、
翌日彼女は仕事で、
待ったとしても丸一日暇を持て余すことになる。

考えておくと言っておいて、
一度、近くにある野沢温泉を目指すことにした。

IMG_5154

飯山市を縦断する川沿いを走っていると
日本海まで189kmと書いてある標識を発見。

まだまだ海は先の様だ。

そのまま河川敷を進む。

もう太陽は大分と傾いていた。IMG_5155

すると、
突然目の前に車が停車。

IMG_5159

中からおばさんが出てきて、
一言目にこう言った。

「あんた、自炊か??」

はい、そうです!

「じゃあ、売れ残った枝豆を持って行ってくれないか?」

えぇ!いいんですか?

「いいわよ。売れ残りの物で傷みかけているんだけど
うちは持って帰っても全部食べきれないから。」

そう言って枝豆2袋を持たせてくれた。

わぁ、枝豆!お母さんありがとう!

「それと…」

そう言ってトランクを開け始めた。
IMG_5156中には、干して乾燥させたシメジが
どっさりとあった。

コンビニの小袋にパンッパンになるまで詰め込んで
それをも渡してくださった。

「これなら、腐らないし日も持つでしょ?」

あぁそうですね!
こう言った物はいつでも使えるので
とても助かります!

「もっと枝豆いる?」
そう言って更に4袋も頂いて
枝豆だけで合計6袋
IMG_5163

食料庫はもうパンパン。

夏場なので腐らせないように
早めに食べなければ。

枝豆は好きな食べ物のウチの一つ。
野沢温泉を満喫してから、
今夜辺りにビールでも飲んで、
能登半島でもらった天然塩を和えてつまみにするか!

そうして再び温泉を目指した。

野沢温泉は標高400m付近の山の上にあった。

急な登りがひたすら続く山道。
太陽は山に隠れ始め、
次第に辺りの景色が色失い始めていた。

太陽が隠れると行動範囲を広げる
蚊のスナイパー達に襲われながらも、
ひるむ事なくゆっくりと
一歩一歩ペダルを踏んで坂を登る。

1時間半もの時間をかけて登り坂を上り詰めて
やっと野沢温泉に到着した。

10日ぶりの峠は非常に辛かった。
一週間以上も運動をしていない期間があれば
すぐに筋力や体力が落ちてしまう。

ここまで上り詰めながら町並みを見ていたが、
少し愕然としていた。

なぜなら、
宿泊できそうな場所が
全然見当たらなかったからだ。

とにかく、
後の行動は温泉に入ってから考えることにした。

野沢温泉共同浴場『大湯』

DSC_0043

入り口に入る前に賽銭箱が備え付けられていた。

ん?賽銭箱?なんだこれ??

そう思いながら温泉の扉を開くと
その賽銭箱の全てを理解した。

IMG_5167

お金を払う受付が一切なく、
入ってすぐが脱衣所でそこからすぐに浴場になっていた。

つまり…この温泉は

タダ。

名前しか知らなかった温泉だったが、
無料だと云う点は知らなかったのでこれは非常に驚いた。

IMG_5165

温泉の湯質は湯の花が沢山沈殿していて、
しょっぱく、硫黄の匂いが漂っているとてもいい湯。

奥が熱湯で、水で薄めなければ
誰もが熱過ぎてそこには入れないほど熱い。

浴場の壁には野沢温泉についての説明文が書いてあった。

野沢周辺にはこう云った
無料の共同浴場と言われる温泉施設が13箇所ほどもあり、
周辺の村に住む人々が当番制で掃除や電気代を
払ってくださっているからこそ共同浴場が成り立っているのだそうだ。

湯船以外に蛇口があるだけで、
シャワーなどは一切ない。

身体を洗いたければ、
蛇口の水を桶に入れて使うか、
湯船の側に座り込んで湯船のお湯を使うしかない。

昔ながらの温泉。

これまでにこう云った昔ながらの温泉は
大分県 別府温泉と
島根県 温泉津温泉の2カ所に入った事がある。

脱衣所にはドライヤーなどが見当たらないので、
残念ながら頭を洗う事が出来なかった。

半年前から腰までの長さほどあった髪を
自然に絡ませドレッドヘアーにしてからの難点。
非常に髪が乾きにくい。
熱い。
被れる。
服を貫通してチクチクする。

この4つがこの髪を維持する上で苦痛になってしまう部分だ。

温泉を堪能して自転車の元へと戻ると、
風呂の用意を片手に持って歩いていた
村のおばあさんに声をかけられた。

立ち話を少ししてから、
先ほどもらった枝豆を2袋ほど
そのおばあさんにおすそ分け。

「あらあら、いいのかい?
私が何かしてあげたいくらいなのに。
ごめんね、今は私何も持っていないわ。」

いえいえ。お返しはいいんです。
そもそもそれも貰い物だし、
僕は日々いろんな方々にお世話になっています。
だから、その気持ちをその人に返せなくとも
出来るだけ今まで受けた恩を
この世の中に返したいだけなんです。

そう言うと
嬉しそうに枝豆を持って帰って行った。

さぁて。

これからどうするか…だな。

とにかく野沢村から下山して寝床を探す事に。

温泉街をゆっくり見て回って観光したが、
特にパッとしない街並みだった。
IMG_5168IMG_5169足を止めることなく坂を下り、
国道へと急な坂道を下って戻った。

真っ暗な国道をひたすら北へ。
生ぬるい風が吹く夜だった。
温泉に入って着替えたばかりの服を
汗で濡らしたくなかったので
上半身だけ裸になり暗い道を突き進んだ。

時々国道を通るトラックに
何度もハイビームの強い明かりを当てられた。

夜の10時近くに
荷物を乗せまくった自転車で
我武者羅に走る汗だくの裸のオッサン。

突然こんな人を夜の山道で見かけたら
みんなどう思うのだろう??

そう考えると自然と笑けてきた。

やがて10kmほど走った辺りに
道の駅のような休憩所を発見。

今夜はもうこれ以上動けないと判断。
そこを寝床とした。

満月が綺麗に見えた日だった。

スクリーンショット 2015-08-11 0.27.53のコピー


8月3日(453日目)

暑さで6時50分に起床。

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天気は雲ひとつない晴天。

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昨晩に作っておいたおにぎりとおかずを食べ、
リアカーのタイヤがパンクしていたので
それをすぐさま直してから出発した。
IMG_5172

国道に限らず、
気持ち良さそうな道を見つけて
気分次第で国道を逸れることもあった。
IMG_5175IMG_5176山の谷間を縫うように進み、
IMG_5177越後妻有(えちごつまり)へ。

ここ辺りでは3年に一度、夏の季節に
「大地の芸術祭」と題する町全体の至る所360カ所に
様々なアートを鑑賞できるイベントが開催されているそうだ。

どんな物があるのかと、
反対車線側に町の観光案内所があったので
そこでパンフレットを手に入れようと
横断のタイミングを見計らっていると、
そこの目の前の家に住むおばあさんに声をかけられた。

「あらまぁ、暑いのにご苦労さん。
冷たい麦茶でも飲むかい?」

あぁ、それはそれは助かります。
是非ともいただきます!

この暑い季節では、
冷蔵庫まで持って旅ができるわけもないので
冷たい飲み物を買ったとしてもすぐに暖かくなってしまう。

冷たい飲み物はとてもありがたい。

おばあさんが孫を連れて
家から冷たい麦茶をお盆に乗せて持ってきてくれた。

IMG_5178

2、3杯ほど頂いたので
お礼にステッカーを渡すと
子供達は喜んでくれたようだった。

お茶をいただいてから、
お礼を告げて道路を渡った観光案内所へ。

パンフレットを貰って
どんなアートが展示されているのか、
どこにある物なのかを調べ始めた。

パンフレットを見ると町の中に限らず、
山の上にあったり、隣町にもあったりする様だ。
自転車で全てを周る事は難しそう。

2日間のアートスペースを巡る
バス乗り放題チケットは2500円ほど。

その観光案内の建物内にも
いくつかアート作品が展示されており、
どんなものなのか見て回る事にした。

IMG_5184

ピアノ線の上を静かに転がる白い玉の数々。
ピタゴラスイッチの様なもので、
いつまででも眺めて入られそうな作品。

スクリーンショット 2015-08-19 21.38.11

暗室に浮かぶ色鮮やかなオブジェ。
クルクル回って移動し続けていた。

IMG_5181

別の部屋には猫が見ていると名付けられた部屋が。

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IMG_5182

あ、そう言う事ね。

他には、
いろんな音が永遠と鳴り響く部屋もあった。

それらを一回り見て思った。

…っっんーと。

アートってなんなんだろう…?

2日間かけてこのアートの祭典を見るか…
どれか見たい物だけみに行くか…。
うーん。

どうするか悩んだ結果…

進んでゆく道の近くに作品があれば見ていこう。
と云う決断に至った。

人のアートを見ている暇があったら、
自分の人生の作品となるアートを見に行こうじゃないか!!

この判断が後に、大きな出来事を引き寄せた。

休憩がてらにコンビニでタバコを吸っていると
日本一周のライダーに出会った。

バイクで231日目って事は、
かなりゆっくりなペースで回っているか、
内陸もくまなく回っているスタイルなのだろう。

IMG_5185

お互いに聞きたい事を質問し合って話し込んだ。

お兄さんも暖かい時期だけ動いている様で
冬場は地元の長野に帰って仕事をしているのだそうだ。

冬期だけの仕事があるおかげで
お兄さんはどこか旅に行っても
家に帰れば再就職できる術を持っていた。

だからこそ出来る期間なのは明らかだった。

お互いの健闘を祈って
再び十日町市へ向いて出発。

間もなくして、土市駅にアート作品を発見。
見に向かった。

DSC_0045

台湾の絵本作家が手がけた作品らしい。

絵本の内容に沿って次の駅にも共通のアートがあるのだそうだ。

中も見れるのかと思ったが、
入場料300円かかるそうなので
外からだけ観覧させてもらった。

入場料が必要な事もあるのは、
ここで初めて知った。

全て見ようとすれば少々出費が伴うだろう。

やはり、さっきの決断は正解だったか。

暑い炎天下の中、
わざわざ観覧しに来るお客さんに対して
冷たい麦茶などを無料で提供してくれるテントが張ってあったので
またまた冷たい麦茶を頂いて休憩。

200mほど近くに
気になったアートがあったので
そこへも見に向かった。

DSC_0049

「実の音」
IMG_5188DSC_0054このアートは森に数多くの土鈴がぶら下がっている物で、
風に吹かれると綺麗な音がなるのかな??
そう期待を寄せて立ち寄ったのだが…

微動だにせぬ土鈴。

待てども待てども、
風が吹けども。

ちっとも音は鳴ってくれない。

仕方なく手で揺らすと、
可愛らしい乾いた音の土鈴が鳴った。

鈴という楽器を使っておきながら、
それが鳴らないとはどうゆう事だ。

うーーーん。

アートってなんなんだ?

その謎はさらに深まるばかりだった。

ちょっとイメージと違ってガックリ。

自転車の元へと戻ると
その場所にも冷たい麦茶のサービスが受けられる
テントが建ててあった。

「お兄さんお疲れ様!
冷たい麦茶でも飲んで行きなよ。」

また麦茶!!

今日は麦茶に呼ばれる事が多い日だ。

ここにはお茶だけでなく、
地元で取れた野菜なども無料で提供していた。

IMG_5190

今が旬のトマト。

冷やしてあり甘みが沢山あるトマトだった。

美味しすぎて、
もう一つおねだりすると、
快くもう一つ食べさせてくれた。

十日町市を通っていると、
軽い熱中症の症状が出始めた。

体に力が入らなくなり、
ボーッとしてきて、眠気すら感じる。

あぁ…こりゃまずい。。

そう感じ始めてから初めに見えたコンビニで休憩する事にした。

座っているのも辛いほどに疲れ切っていた。

コンビニの駐車場の端で
人目を気にせず横になった。

タオルを顔に乗せてぶっ倒れていると、
コンビニを利用しに来たおじさんに声をかけられた。

「おい、君。大丈夫かい?
何か冷たい物でもいるか?
ジュース?アイス?どっちがいい?」

あぁ、どうもありがとうございます。。
そうですね、どっちがいいかな…
そう話している内に、違う方が声をかけてきた。

「兄さん!これ飲んで!」
そう言って地べたに座り込んでいる僕に
冷たいジュースを持たせてくれた。

さっきのおじさんが言った。
「ははは、じゃあアイスだね。」

そう言ってソフトクリームを買って持ってきてくださった。

身体も、精神的にも衰弱している時に受ける恩ほど
ありがたい物はない。

また、感謝の気持ちで泣きそうになった。

ソフトクリームを食べ終えて、
気分もいくらか良くなったので再び走り始めた。

川沿いを走り、山を上がってまた下る。

夕方5時頃。
ようやく山間部を超えて小千谷市へ入った。

IMG_5191

ここから長岡までは山がないので、一安心。

今日中には頑張れば長岡市内へ行けそうだ。

橋を超え、コンビニと通りがかると
一台の車が目の前に止まった。

中からおじさんが出てきて、
またもやジュースをご馳走してくれる事に。
IMG_5192

「いやぁ、今お金持ってきてないから
大した物は買ってやれんけど。」

そういってポケットからありったけの小銭を出して
冷たいジュースを買って下さった。

おじさんに握手してお礼を言うと
せっせとどこかへ行ってしまった。
IMG_5193

今日1日の出来事を振り返ると
新潟の人達は親切心で溢れているように感じたのだった。

あぁーありがたいなぁ。
そう呟きながらコーラを飲んでいると…

また、さっきのおじさんが戻って来た。

「兄ちゃん!弁当も食うか??」

そう言ってどこからか借りてきたのか、
家が近くだったからか、
おじさんは1000円札を握りしめていた。

あぁ〜!!
ははは!!おじさん!!
わざわざ戻って来てくださったんですか!
ありがとうございます。
ちょうど腹が減ってたんです。

「そうか、じゃあなんか好きなもん選びな!」

IMG_5194

そう言って好きな物を選んで
弁当まで買ってくださった。

弁当を温めているのを待っていると、
おじさんは「じゃあそれ食って気をつけて行くんだよ!」

そう言って店を先に出て行った。

店を出ると、
おじさんの軽トラが駐車場を出て行く姿が見えた。

見ているかわからないけれど
おじさんの車に向かって精一杯、手を降って見送った。

IMG_5195

おじさんが見えなくなってから
弁当を頂くことに。
IMG_5196あぁ〜うんまい!!

自分で作らずに食べられるこの幸せ…

当たり前に買ってすぐに食べられる弁当も
今では滅多に買わない。

当たり前の事が当たり前でなくなった時。
人はそのありがたみをやっとそこで理解する事が出来る。

弁当を食べて、コーラを飲み干し、
長岡市を目指した。

IMG_5197

それから2時間ほど進むと
ようやく長岡市へと入った。

まずは駅周辺で町並みを見つつ、
路上販売でも出来そうな場所を探そうとすると…

ん?

何やら大勢の人が行列を成して
ひっきりなしに歩いている。

あれ、ここ渋谷?

そう思わされるほどに、わんさか人が歩いていた。

その人々の手にはピクニックシートや椅子、
クーラーボックスなどを持っている人もたくさん見かけた。

これは…。絶対何かある…!!

近くを歩いていた人に何かあるのかと聞いてみた。
聞いてみると今日は花火大会の最終日らしい。

長岡の花火大会があるとは、
長野で世話になったNunoと同居している
Erikaに聞いていた。

1日にびんずる祭に参加するので
3日の花火大会には間に合わないと思い込んで
忘れてしまっていたのだ。

長岡の花火大会は日本三大花火と言われるほど
とても大きな規模の花火大会だ。

おぉーーーーーーー。
まさか長岡の花火大会に間に合うとは!!

美人のSaminaの家に泊まる誘惑を振り切り、
アートの祭典をくまなく見る事をしなかった決断が
こうして新たな物語を繋ぐ。

早速人々が歩く方向に進路を変えた。
IMG_5198辺りは次第に暗くなり始めていた。

コンビニでビールを2本買って
観覧席へと向かった。

駅からまっすぐに伸びる4車線の道路を通行止にして、
その道路上に人々が大勢座れるようにされている。

到着間際に花火が自分を待っていたかのように上がり始めた。

DSC_0059

DSC_0090

DSC_0092

大小様々な花火が打ち上がり、
観客から次々と歓声が上がっていた。

この花火大会が日本三大花火とされているのは、
3尺玉と言われる大きな花火玉を多く扱う事もあるが、
一つ大きな特徴は、「打ち上がる場所の横幅が広い」ことだ。

メイン道路からまっすぐ正面に打ち上がる場所と
左右にも打ち上げ場があるらしく、
花火が上がり始めた。
DSC_0070DSC_0073おっと、これは大誤算。

隣のスーパーに隠れて
見えない範囲が生じる場所だった。

ビールを飲み、優雅に花火を鑑賞していた。

ふと、観客に目をやると
肩を寄せ合って花火を見るカップル。
楽しそうに家族全員で見る人たちが見えた。

僕は一人ぼっちで花火を眺め、
その感動を共有できる人が側に居ないことが
とても寂しく思えた。

なんだか急に胸が締め付けられる思いだった。

久々に「寂しい」と云う感情が芽生えた瞬間だった。

しかし、その寂しささえも吹っ飛ばす様な
驚きの花火が上がり始めた。

IMG_5208IMG_5210IMG_5209

おぉぉぉぉ〜!!!!
なんッッじゃこりゃーー!!
デカイ!!デカ過ぎる!!!

カメラに収まりきらないほどの範囲に
一斉に大玉の花火が目前に花開いた。

一人静かにそれを眺め、
知らぬ間に鳥肌を立てていた。

素晴らしい。

素晴らしすぎる…!!

さすが日本三大花火。

恐れ入りました。

終盤に差し掛かると電車が混雑して
帰れなくなることを恐れる人たちが
次々に席を立って帰り始めた。

どうやらその花火が一番の見所の様だった。

帰る人が出始めると、
花火の募金を集める学生達が路上に立って
必死に声を上げて募金活動をしていた。

「フェニックス花火への協賛よろしくお願いします!
フェニックス花火は皆さんの募金から上げられています。
どうか、よろしくお願いします!!」

15人ほどが並んで一人一人順番に声を上げていた。

フェニックス花火??

おそらく先ほどの花火のことだろう。

そう思って花火大会が終わり、
移動し始める時に
その募金に1000円札を入れた。

たった1000円でも
僕にとっては現時点で全財産の20分の1。

自分にとってはかなりの大金だが、
こんなに痺れるほど感動させてくれる花火は
是非とも来年も打ち上げて欲しい。

そう願うと、心から応援したくなってしまった。

僕も日々、
いろんな方々からそうされている様に。

来年は僕が見ることは出来ないと思うが、
またその感動が長岡の花火大会を来年見た人に届けばと思う。

後から調べて分かったことは、
フェニックス花火は震災後から行われている花火で、
震災の復興への思いも込められている。
スクリーンショット 2015-08-20 0.02.00

街の人達の様々な思いが詰まった花火。

この花火大会を見て、
毎年涙する人もいるほど、
それほどこの花火に思い入れがある方もいるそうだ。

長岡花火大会に満足して会場を立ち去ろうとするが、
人が多すぎて思う様に動けない。

えっ日本一周?!

日本一周?

日本一周!

日本一周かぁ。

四方八方から「日本一周」の言葉が聞こえる。

とても面白おかしい光景だった。

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橋を越えたかったが、
通行止で細い人で溢れ返った歩道しか
通行が出来ない様になっていた。

お巡りさんに、どうにか車道を行かせて欲しいとお願いすると、
特別に橋の通行を許可してくれた。

お巡りさん、ありがとう!!
意気揚々と広々とした橋を渡った。

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この日は近くの漫画喫茶に入って
10日間ほど溜まりに溜まったブログを編集することに。

結局それから21時間。
その漫画喫茶で編集活動に追われたのだった。